葛生駅

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ホーム(2016年5月)
踏切から見た構内(2007年1月)
葛生駅付近空中写真(1974年撮影、国土画像情報カラー空中写真(国土交通省)より)。貨物列車が多数みられる。
旧駅舎(2012年12月)

葛生駅(くずうえき)は、栃木県佐野市葛生東にある東武鉄道佐野線。駅番号はTI 39。佐野線の終着駅で、一部の特急「りょうもう」の終着でもある。有人駅ではあるが、時間帯によっては駅員がいない事がある。

年表

貨物ターミナルとして

かつて、東武会沢線東武大叶線日鉄鉱業羽鶴専用鉄道の三つの貨物線が当駅まで石灰セメントドロマイトを輸送していた。セメントは東武伊勢崎線経由で業平橋駅まで輸送された。貨物輸送が廃止された後はその設備のほとんどが撤去されているが構内は広く、かつての貨物線の名残をとどめていたが、2013年にその空地に太陽光発電パネルが設置され「葛生太陽光発電所」となっている。

当駅から先にも路線跡が続き、架線柱が残っている。2010年頃まで腕木式信号機も残っていた。

貨物輸送の全盛期には駅員が80名在籍し構内には旅客用も含め20本の線路があり、東武鉄道で最大のターミナル駅であった。その時期に当駅 - 多田間の複線化の予定もあり、その用地は国道293号沿いに確保されている。

駅構造

単式ホーム1面1線と留置線3線を有する地上駅。ホーム屋根改札側から2両分しかなく、柱の下部はピンク色である。2両編成の列車は屋根のない箇所に停車する。2006年(平成18年)3月18日に実施されたダイヤ改正からワンマン列車の戸閉め確認のために、カーブミラーのようなが設けられている。さらに同年8月から、運転士出発信号機が開通したことを知らせるメロディ(「静かな湖畔の森の影から」)が流れるようになった。発車メロディの役割も果たしているが、発車した後も信号の現示が赤に変わるまで流れるので、正確には発車メロディではない。

留置線のうち1線は非電化である。夜間、当駅に到着した特急「りょうもう」と、上り終電発車後に当駅に到着した普通列車は駅構内で夜間滞泊する。事業用車両は非電化の留置線に留置される場合がある。

駅舎は線路の西側にあり、ホームとはスロープで連絡しているため段差はない。自動改札機は設置されていないが、2007年(平成19年)3月18日のPASMO使用開始に伴い、ICカード簡易改札機が設置されている。自動券売機は1基設置されている。

のりば

番線 路線 行先
1 TI 佐野線 館林方面

利用状況

2017年度の一日平均乗降人員983人である[2]

近年の一日平均乗降人員の推移は下表のとおりである。

年度 一日平均
乗降人員
1998年(平成10年) 2,580
1999年(平成11年) 2,290
2000年(平成12年) 2,159
2001年(平成13年) 2,047
2002年(平成14年) 1,951
2003年(平成15年) 1,793
2004年(平成16年) 1,551
2005年(平成17年) 1,397
2006年(平成18年) 1,385
2007年(平成19年) 1,383
2008年(平成20年) 1,390
2009年(平成21年) 1,320
2010年(平成22年) 1,206
2011年(平成23年) 1,137
2012年(平成24年) 1,135
2013年(平成25年) 1,134
2014年(平成26年) 1,041
2015年(平成27年) 1,028
2016年(平成28年) 1,002
2017年(平成29年) 983

バス

踏切脇にある市営バスの車庫が佐野市営バス(さーのって号)の乗降場である。

  • 「佐野市営バス基幹線」道の駅たぬま・佐野駅佐野プレミアムアウトレット佐野新都市バスターミナル行/葛の里壱番館行
  • 「佐野市営バス秋山線」あきやま学寮前・木浦原行 ※一部の便はデマンド運行で事前に予約がない場合は運行されない
  • 「佐野市営バス仙波会沢線」上仙波・大釜行 ※全便デマンド運行で事前に予約がない場合は運行されない
  • 「佐野市営バス仙波会沢線」会沢小室行 ※全便デマンド運行で事前に予約がない場合は運行されない

駅周辺

隣の駅

Tōbu Tetsudō Logo.svg 東武鉄道
TI 佐野線
普通
多田駅 (TI 38) - 葛生駅 (TI 39)

脚注

  1. “大規模太陽光発電(メガソーラー)事業に参入”. 東武エネルギーマネジメント. (2012年10月18日) 2012年10月18日閲覧。
  2. 駅情報(乗降人員) | 企業情報 | 東武鉄道ポータルサイト 2018年9月30日閲覧。

関連項目

外部リンク

テンプレート:東武佐野線