葛尾村
提供: miniwiki
葛尾村(かつらおむら)は、福島県浜通りにある山村。双葉郡に属する。
2011年3月11日に発生した福島第一原子力発電所事故の影響により、村内全域が警戒区域又は計画的避難区域に指定されており[1]、全村民が村外に避難しているが、(2013年3月22日に避難指示解除準備区域・居住制限区域・帰還困難区域に再編された)帰還困難区域を除き2016年6月12日に避難指示を解除した。
仮役場を会津坂下町に設置していたが[2]、6月15日から三春町に移転した。[3]
Contents
地理
阿武隈高地の中にある村。標高500メートル以上の比較的高地である。
自然
- 山:日山、竜子山、中ノ森山、手倉山
- 河川:葛尾川
隣接する市町村
地域
人口
葛尾村(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
教育
中学校
- 葛尾村立葛尾中学校(休校中。学校事務局は旧三春町立要田中学校に設置。)
小学校
- 葛尾村立葛尾小学校(2013年旧三春町立要田中学校に仮設校舎を設置して再開。)
経済
郵便
- 葛尾郵便局
交通
鉄道
村内を鉄道路線は走っていない。最寄り駅は、JR東日本磐越東線船引駅。
道路
- 一般国道
- 主要地方道
- 一般県道
バス
その他
- 村内の各住宅にはテレビ電話などのブロードバンドインターネット接続回線が引かれ、医師の往診などがテレビ電話で行われている。
- 2010年3月、村主体で情報通信の整備が完了し、村内全世帯に地上デジタルテレビ放送視聴機器が設置され、また希望世帯は超高速インターネットが利用可能となった。
- この設備は難視聴地域である葛尾村の環境を考慮して村が村内全世帯に光ケーブルを敷設、それを利用して情報送信、地上デジタル波再送信を行い、市街地と格差が無い情報通信を行うものである。また、村内の電話は無料で、希望者は光電話加入により、従前の電話料金より安くサービスを受けられるようになった。
- 過疎が進み、現在の高齢者率は31%を超えている。村内にはこれといった産業がなく、人口流出が加速している。
- 村が行った調査によると、現在避難している村民の内、3割は、村に帰還できる状況が整っても戻らないと回答している。[5][6][7][8]
- 過去、村内における交通死亡事故ゼロ13,261日を達成している[9]。これは、記録が残っている単独の自治体としては国内最長である。
- 2016年4月より『しみちゃん』という名の、葛尾村の郷土料理『凍み餅』をモチーフにした葛尾村としては初の『ゆるキャラ』が誕生している。
- また2016年8月より民間から誕生した『葛尾つつじ』という名の『美少女変身モノ擬人化キャラ』も村役場非公認ながら葛尾村の情報発信など活動している。
関連項目
注・出典
- ↑ みんゆうNet 第1原発20キロ圏「警戒区域」指定区域
- ↑ 福島県双葉町 役場ごとさいたま市へ…1500人が集団避難スポニチ2011年3月19日 16:49
- ↑ ひろがる和 - 福島県葛尾村へ
- ↑ 平成29年4月1日より、乗合バスの路線並びに停留所の改変があります。 (PDF) - 福島交通公式ページ 2017年3月24日、2017年4月20日閲覧…2017年4月で移経由葛尾線の新設が公表されている。2006年以前は三春駅からの運行ダイヤであった
- ↑ 条件付き「戻る」が6割超 葛尾村が村民アンケート(福島民友ニュース)
- ↑ 福島民報:福島県の新聞社:ニュース|福島のニュース
- ↑ 葛尾村民3割「戻らない」…担当者ショック : 福島原発 : 特集 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
- ↑ asahi.com:「戻らない」3割超 葛尾村住民調査-マイタウン福島
- ↑ - 葛尾村の交通死亡事故ゼロ記録の歩み - 葛尾村ホームページ
外部リンク
- 福島県葛尾村公式サイト
- 福島県葛尾村公式サイト - 東日本大震災に関する情報
- かつらおベンチャーリゾート-避難指示解除後の葛尾村内イベント情報
典拠レコード: