菊池郡
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人口75,967人、面積136.56km²、人口密度556人/km²。(2018年4月1日、推計人口)
以下の2町を含む。
Contents
郡域
1879年(明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。
- 菊池市の大部分(泗水町各町・七城町亀尾・七城町林原・七城町蘇崎・七城町小野崎・七城町橋田・旭志麓・旭志小原・旭志新明・旭志伊坂を除く)
- 山鹿市の一部(菊鹿町松尾・菊鹿町米原・菊鹿町木野・菊鹿町宮原・菊鹿町阿佐古・菊鹿町池永)
歴史
和名類聚抄に「久々知」とあるように、当初は「くくち」と読まれていた。
近世以降の沿革
- 隈府町、正観寺村、広瀬古閑村、新古閑村、甲佐町村、宮園村、夜間村、大塚村、木柑子村、広瀬村、出田村、赤星村、妙見村、今村、片角村、輪足村、築地村、木庭村、藤田村、下河原村、伊萩村、岩本村、姫井村、四町分村、原村、伊倉村、生味村、雪野村、平野村、大柿村、東迫間村、戸豊水村、西迫間村、市野瀬村、袈裟尾村、玉祥寺村、高野瀬村、立石村、大琳寺村、北宮村、深川村、村田村、上西寺村、下西寺村、野間口村、蟹穴村、羽根木村、西郷村、五海村、菰入村、高島村、加恵村、高田村、荒牧村、山崎村、水次村、岡田村、流川村、辺田村、水島村、寺町村、瀬戸口村、本分村、木野本分村、宮原村、阿佐古村、池田村、道場村、大林村、木山村、米原村、稗方村、白木村、小楠野村、虎口村、寺小野村、染土村、長野村、半尺村、龍徳村、上妙見村
- 明治4年7月14日(1871年8月29日) - 廃藩置県により熊本県(第1次)の管轄となる。
- 明治5年6月14日(1872年7月19日) - 白川県の管轄となる。
- 明治7年(1874年) - 以下の各村の統合が行われる。(1町73村)
- 長田村 ← 広瀬古閑村、大塚村
- 清水村 ← 宮園村、夜間村
- 森北村 ← 妙見村、上妙見村
- 西寺村 ← 上西寺村、下西寺村
- 砂田村 ← 蟹穴村、羽根木村、西郷村、五海村
- 明治8年(1875年)12月10日 - 熊本県(第2次)の管轄となる。
- 明治9年(1876年) - 以下の各村の統合が行われる。(1町56村)
- 亘村 ← 輪足村、築地村
- 弁利村 ← 岩本村、姫井村
- 重味村 ← 伊倉村、生味村
- 大平村 ← 平野村、大柿村
- 豊間村 ← 東迫間村、戸豊水村
- 台村 ← 水島村、寺町村
- 木野村 ← 本分村[下記を除く]、木野本分村[下記を除く]、道場村[下記を除く]、木山村[下記を除く]
- 松尾村 ← 本分村[田中竜徳の10戸]、木野本分村[中木野]、大林村、竜徳村[下記を除く]
- 池永村 ← 池田村、龍徳村[酒蔵野]、木山村[永山の19戸]、道場村[四坊ノ原の14戸]
- 小木村 ← 白木村、小楠野村
- 龍門村 ← 虎口村、寺小野村、染土村、長野村
- 正観寺村・高野瀬村・立石村が隈府町に合併。
- 明治12年(1879年)1月20日 - 郡区町村編制法の熊本県での施行により、行政区画としての菊池郡が発足。「菊池合志郡役所」が隈府町に設置され、合志郡とともに管轄。
町村制以降の沿革
- 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。特記以外は全域が現・菊池市。(1町11村)
- 旭野村 ← 伊萩村、弁利村
- 河原村 ← 下河原村、木庭村、藤田村
- 水源村 ← 原村、四町分村
- 迫間村 ← 豊間村、西迫間村、市野瀬村、大平村、重味村
- 龍門村 ← 雪野村、龍門村、半尺村、小木村
- 砦村 ← 山崎村、水次村、岡田村、流川村、辺田村、台村、荒牧村、高田村、瀬戸口村
- 城北村 ← 稗方村(現・菊池市)、米原村、木野村(現・菊池市、山鹿市)、松尾村、宮原村、阿佐古村、池永村(現・山鹿市)
- 戸崎村 ← 赤星村、今村、森北村
- 花房村 ← 出田村、広瀬村、木柑子村
- 隈府町 ← 玉祥寺村、袈裟尾村、隈府町、亘村、片角村
- 菊池村 ← 西寺村、長田村、村田村、大琳寺村、深川村、北宮村、野間口村
- 加茂川村 ← 甲佐町村、新古閑村、清水村、菰入村、高島村、加恵村、砂田村
- 明治29年(1896年)
- 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 昭和29年(1954年)11月1日 - 砦村・加茂川村・清泉村が合併して七城村が発足。(2町21村)
- 昭和30年(1955年)4月1日(2町18村)
- 昭和31年(1956年)
- 昭和32年(1957年)2月1日 - 菊池町が鹿本郡菊鹿村の一部(稗方および米原・木野の各一部[1])を編入。
- 昭和33年(1958年)8月1日 - 菊池町が市制施行して菊池市となり、郡より離脱。(1町6村)
- 昭和36年(1961年)4月1日 - 泗水村が町制施行して泗水町となる。(2町5村)
- 昭和41年(1966年)
- 昭和43年(1968年)11月1日 - 七城村が町制施行して七城町となる。(5町2村)
- 昭和44年(1969年)1月1日 - 菊陽村が町制施行して菊陽町となる。(6町1村)
- 平成17年(2005年)3月22日 - 七城町・旭志村・泗水町が菊池市と合併し、改めて菊池市が発足し、郡より離脱。(4町)
- 平成18年(2006年)2月27日 - 合志町・西合志町が合併して合志市が発足し、郡より離脱。(2町)
変遷表
自治体の変遷
明治22年以前 | 明治22年4月1日 | 明治22年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和29年 | 昭和30年 - 昭和63年 | 平成1年 - 現在 | 現在 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
城北村 | 城北村 | 城北村 | 昭和30年4月1日 鹿本郡 菊鹿村の一部 |
山鹿市 | |||
隈府町 | 隈府町 | 隈府町 | 昭和31年9月1日 菊池町 |
昭和33年8月1日 市制 |
平成17年3月22日 菊池市 |
菊池市 | |
河原村 | 河原村 | 河原村 | |||||
水源村 | 水源村 | 水源村 | |||||
迫間村 | 迫間村 | 迫間村 | |||||
龍門村 | 龍門村 | 龍門村 | |||||
戸崎村 | 戸崎村 | 戸崎村 | |||||
花房村 | 花房村 | 花房村 | |||||
菊池村 | 菊池村 | 菊池村 | |||||
砦村 | 砦村 | 昭和29年11月1日 七城村 |
七城村 | 昭和43年11月1日 町制 | |||
加茂川村 | 加茂川村 | ||||||
合志郡 清泉村 |
明治29年4月1日 菊池郡 | ||||||
昭和30年4月1日 泗水村 (亀尾の一部) |
昭和36年4月1日 町制 | ||||||
合志郡 泗水村 |
明治29年4月1日 菊池郡 |
泗水村 | 昭和30年4月1日 泗水村 | ||||
合志郡 田島村 |
明治29年4月1日 菊池郡 |
田島村 | |||||
旭野村 | 旭野村 | 旭野村 | 昭和31年5月1日 旭志村 |
旭志村 | |||
合志郡 北合志村 |
明治29年4月1日 菊池郡 |
北合志村 | |||||
合志郡 護川村 |
明治29年4月1日 菊池郡 |
護川村 | 昭和31年8月1日 旭志村に編入 (川辺・尾足) | ||||
昭和31年8月1日 大津町 (杉水・矢護川) |
大津町 | 大津町 | 大津町 | ||||
合志郡 大津町 |
明治29年4月1日 菊池郡 |
大津町 | 昭和31年8月1日 大津町 | ||||
合志郡 陣内村 |
明治29年4月1日 菊池郡 |
陣内村 | |||||
合志郡 平真城村 |
明治29年4月1日 菊池郡 |
平真城村 | |||||
阿蘇郡 錦野村の一部 (外枝・錦野・岩坂の一部) |
阿蘇郡 錦野村の一部 |
阿蘇郡 錦野村の一部 | |||||
合志郡 瀬田村 |
明治29年4月1日 菊池郡 |
瀬田村 | 昭和31年8月1日 大津町 (瀬田・大林・吹田) | ||||
昭和31年8月1日 阿蘇郡 長陽村に編入 (立野) |
阿蘇郡 南阿蘇村 | ||||||
合志郡 原水村 |
明治29年4月1日 菊池郡 |
原水村 | 昭和30年4月1日 菊陽村 |
昭和44年1月1日 町制 |
菊陽町 | 菊陽町 | |
合志郡 津田村 |
明治29年4月1日 菊池郡 |
津田村 | |||||
上益城郡 白水村 |
上益城郡 白水村 |
上益城郡 白水村 | |||||
合志郡 合志村 |
明治29年4月1日 菊池郡 |
合志村 | 合志村 | 昭和41年4月1日 町制 |
平成18年2月27日 合志市 |
合志市 | |
合志郡 西合志村 |
明治29年4月1日 菊池郡 |
西合志村 | 西合志村 | 昭和41年10月1日 町制 |
脚注
- ↑ 大字米原字山田、大字木野字堀切・外目・大堀切・樋ノ口・山田・深迫および上七十帰の一部。
参考文献
- 角川日本地名大辞典 43 熊本県
- 旧高旧領取調帳データベース