菊池大麓
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菊池 大麓(きくち だいろく、1855年3月17日(安政2年1月29日) - 1917年(大正6年)8月19日)
数学者。ケンブリッジ大学で数学を修め,1877年に帰国し,東京大学理学部教授となる。同時に「東京数学会社」 (1884年改組して日本数学物理学会となる) の創立に参画して西洋数学の普及に尽力し,学務委員として「三軸法」 (立体解析幾何学) および重学を担当した。彼の著書『平面解析幾何学』は数学教育にも大きな影響を与えた。その後,日本数学界の中心として活躍し,東京大学理学部長,文部省専門学務局長,文部次官,東京大学総長 (98) ,文部大臣 (1901) ,京都大学総長 (08) などを歴任。男爵。彼に対する人物評として「爛漫たる桜花の如し」というのがある。