荒尾市
西は有明海に面し、北は福岡県大牟田市と境を接している。九州最大級の遊園地であるグリーンランド(旧三井グリーンランド)や、世界文化遺産の万田坑があることで知られている。
Contents
地理
九州の中部、熊本県の北西端にあり、熊本市から北西に約40km、福岡市から南に約70kmの場所に位置する。
市東端の小岱山(筒ヶ岳 501.4m)から西へなだらかな丘陵が起伏しながら有明海へと下っている。
北隣の福岡県大牟田市とは、ともに三井三池炭鉱の街として発展してきた歴史がある。DIDが県境を越えて連続(連坦)し、両市を中心とした都市圏(大牟田都市圏)を形成するなど、炭鉱が閉山した現在でも密接な関係にある。このため、大牟田市との越境合併を望む意見も存在する。なお、大牟田市の中に荒尾市の飛地が3ヶ所存在する。
県境に位置するため、金峰山送信所を通じて熊本県の民放4局とNHK熊本放送局は勿論のこと、大牟田中継局を通じて福岡県の民放5局とNHK福岡放送局を受信することも可能であり、地デジ化以降は地域によっては佐賀・長崎県からのテレビ放送さえ鮮明に受信出来るようになった。熊本県では長らく民放が少なかったこともあり、市内では在福の民放5局を視聴するために、多くの世帯が大牟田局にもアンテナを向けている。
隣接する自治体
人口
荒尾市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
平成の大合併以前は熊本市、八代市に次いで県下第3位の人口を誇っていた。2016年6月1日現在では、天草市、玉名市、宇城市、合志市に次いで第7位である。
緑ヶ丘周辺の宅地開発が成功し、マンションも林立するなど、あらおシティモール周辺では人口が増加している。そのため、近隣の各市町に比べて人口の減少率は低く、近年はほぼ横ばい傾向にある。
地名
- 荒尾(旧荒尾町)
- 大島(旧荒尾町)
- 宮内(旧荒尾町)
- 宮内出目(旧荒尾町)
- 原万田(旧荒尾町)
- 万田(旧荒尾町)
- 川登(旧八幡村)
- 菰屋(旧八幡村)
- 野原(旧八幡村)
- 金山(旧府本村)
- 樺(旧府本村)
- 府本(旧府本村)
- 上井手(旧平井村)
- 上平山(旧平井村)
- 下井手(旧平井村)
- 平山(旧平井村)
- 本井手(旧平井村)
- 一部(旧有明村)
- 蔵満(旧有明村)
- 増永(旧有明村)
- 牛水(旧清里村)
- 高浜(旧清里村)
- 水野(旧清里村)
- 大平町1丁目~3丁目(1960年、宮内出目より発足)
- 大島町3丁目~4丁目(1970年、大島より発足)
- 桜山町1丁目~4丁目(1970年、蔵満・一部より発足)
- 昭和町(1970年、大島より発足)
- 大正町1丁目~2丁目(1970年、万田・大島より発足)
- 西原町1丁目~3丁目(1970年、万田・原万田・大島より発足)
- 日の出町(1970年、万田・大島より発足)
- 四ツ山町1丁目~3丁目(1970年、大島より発足)
- 八幡台1丁目~4丁目(1976年、野原・樺・川登より発足)
- 緑ケ丘1丁目~4丁目(荒尾・川登・平山・本井手より発足)
- 住吉町(1998年、宮内・宮内出目・万田より発足)
- 東屋形1丁目~4丁目(2003年、荒尾・宮内より発足)
市議会
概要
定数は22人。
構成
会派 | 議席数 |
---|---|
新政改革クラブ(自民系) | 7 |
少勇会(保守系) | 7 |
新社会党 | 4 |
清風会(保守系) | 2 |
公明党 | 2 |
日本共産党 | 1 |
歴史
鎌倉時代、武蔵七党の一つで関東御家人の小代氏が玉名郡野原荘の地頭職を得て下向、小岱山の麓に居城を構えた。戦国時代には豊後の大友氏に属し、肥後の有力国人となった。
江戸時代、細川忠利が豊前小倉藩から肥後熊本藩へ移封したとき、豊前上野の陶工源七と八左衛門が小岱山の麓に窯を開き小代焼を創始した。小代焼は2003年(平成15年)に国の伝統的工芸品に指定されている。
筑後三池藩との国境に熊本藩高瀬奉行所の岩本番所が置かれていた。
1898年(明治31年)、三井鉱山によって万田坑の開削が始められた。
近現代
- 1889年4月1日 町村制施行により現在の市域にあたる以下の村が発足。
- 玉名郡荒尾村・有明村・平井村・八幡村・府本村
- 1912年11月1日 国鉄の万田駅(まんだえき)開業。
- 1919年5月1日 荒尾村が町制施行。荒尾町となる。
- 1928年2月20日 荒尾競馬場 開設。同年3月2日、第1回競馬が開催。
- 1942年4月1日 荒尾町・有明村・平井村・八幡村・府本村が対等合併し市制施行。荒尾市が発足[1]。
- 1943年6月15日 万田駅が荒尾駅に改称。
- 1945年8月7日 B-24が大牟田市上空で高射砲弾の直撃を受け、荒尾市原万田の田園地帯上空で空中爆発、墜落。破片は桜山方面などへ飛散。[2]
- 1949年2月1日 荒尾市交通局 乗合バス事業開始。
- 1949年3月1日 荒尾市電 開業。境崎 - 増永(後の揚増永)
- 1950年5月1日 南荒尾駅が日本国有鉄道により開設される。
- 1955年7月20日 清里村の一部を編入。
- 1964年10月1日 荒尾市電 全線廃止。
- 1987年4月1日 国鉄分割民営化により荒尾駅と南荒尾駅を九州旅客鉄道が継承。
- 1993年7月21日 アジアパーク開園。
- 1996年3月 ウルトラマンランド開園。
- 2000年8月 アジアパーク閉園。
- 2002年4月1日 貸切バス事業を廃止。
- 2004年4月1日 路線と車両の一部を熊北産交へ譲渡。
- 2005年4月1日 路線と車両をすべて産交バス(同日付で熊南産交・熊北産交・天草産交・産交観光バス(路線バス部門のみ)が合併)へ譲渡し、閉局。
- 2008年3月31日 荒尾市立荒尾第五中学校が、荒尾市立荒尾第一中学校、荒尾市立荒尾第三中学校へ分割統合される形で閉校。
- 2010年4月1日 荒尾市立荒尾第一中学校と荒尾市立荒尾第二中学校が統合して荒尾市立荒尾海陽中学校が開校。
- 2011年4月1日 荒尾市立荒尾第二小学校と荒尾市立荒尾第三小学校が統合して荒尾市立万田小学校が開校。
- 2011年12月23日 荒尾競馬場は全9競走の施行をもって全ての日程を終了、廃止となる。
- 2012年4月1日 荒尾市制施行70周年を迎える。4月8日に記念式典が開催され、荒尾市の鳥、荒尾八景が発表される。
- 2013年9月1日 ウルトラマンランド閉園。
- 2015年4月1日 熊本県立荒尾高等学校 募集停止。熊本県立南関高等学校との統合校である熊本県立岱志高等学校が、荒尾高校内で開校。
- 2017年3月31日 熊本県立荒尾高等学校 閉校。
産業
かつては大牟田市とともに三井三池炭鉱により栄えた。そして関東大震災以降から太平洋戦争に至るまで、「東京第二陸軍造兵廠荒尾製造所」(敷地約100万坪、長さ4kmにも渡る広大な火薬・炸薬の製造所)があり、日本の軍需産業の一角として重要な役割を担った。グリーンランドの敷地や、廃線となった荒尾市営電気鉄道(現在の自転車専用道路)などは、この当時設営された軍事施設の名残である。
1960年代からの石油へのエネルギー転換に伴う石炭の需要低下、さらには1997年の最終的な閉山による、人口の減少や炭鉱離職者対策、その他の雇用対策が目下の課題である。
農産物としては、梨(荒尾ジャンボ梨)やみかんの栽培が盛んである。生産者の高齢化などにより、近年は新たな特産品として、比較的栽培の手入れが少なく乾燥にも強いオリーブやオリーブオイルの生産に力を入れている[3]。
- 市内総生産 1,169億円(2004年度)
まちづくり
荒尾市は、2004年(平成16年)から、食をテーマに第1次産業から第3次産業までが連携し、地域活性化と雇用拡大を図る地域再生プロジェクトに取り組んでいる。この中で、商店街の空き店舗を活用し地域住民が中心となった農産物直売所兼研究拠点施設「青研(青空研究室)」が焼酎・ワイン・みかんジュースなどの特産品開発や生鮮品販売で成果を上げ、注目されている。
地域
行政
- 市長:浅田敏彦(2017年2月5日就任、1期目)
- 市議会議員 22人
代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
官選荒尾市長 | ||||
1 | 若竹又男 | 1942年(昭和17年)8月1日 | 1945年(昭和20年)12月19日 | |
2 | 中島照寛 | 1946年(昭和21年)3月5日 | 1947年(昭和22年)4月4日 | |
公選荒尾市長 | ||||
3 | 中島照寛 | 1947年(昭和22年)4月5日 | 1948年(昭和23年)4月16日 | |
4 | 寺田佐平 | 1948年(昭和23年)6月10日 | 1952年(昭和27年)4月28日 | |
5 | 坂田昌亮 | 1952年(昭和27年)5月20日 | 1960年(昭和35年)12月24日 | |
6 | 古閑幹士 | 1961年(昭和36年)2月12日 | 1973年(昭和48年)2月11日 | |
7 | 鴻江勇 | 1973年(昭和48年)2月12日 | 1986年(昭和61年)11月29日 | |
8 | 北野典爾 | 1987年(昭和62年)1月18日 | 2003年(平成15年)1月17日 | |
9 | 前畑淳治 | 2003年(平成15年)1月18日 | 2015年(平成27年)1月17日 | |
10 | 山下慶一郎 | 2015年(平成27年)1月18日 | 2016年(平成28年)12月19日 | |
10 | 浅田敏彦 | 2017年(平成27年)2月5日 | 現職 |
警察
- 荒尾警察署
- 荒尾駅前交番
- 緑ヶ丘交番
- 府本駐在所
- 八幡駐在所
消防
- 有明広域行政事務組合
- 荒尾消防署
- 緑丘分署
- 荒尾消防署
教育
高等学校
- 熊本県立岱志高等学校(熊本県立荒尾高等学校と南関高等学校が統合し、2015年4月1日開校)
- 私立有明高等学校
中学校
- 荒尾市立荒尾海陽中学校(2010年4月1日に荒尾第一中学校と荒尾第二中学校を統合し開校)
- 荒尾市立荒尾第三中学校
- 荒尾市立荒尾第四中学校
小学校
- 荒尾市立荒尾第一小学校
- 荒尾市立万田小学校(2011年4月1日に荒尾第二小学校と荒尾第三小学校を統合し開校)
- 荒尾市立中央小学校
- 荒尾市立緑ヶ丘小学校
- 荒尾市立平井小学校
- 荒尾市立府本小学校
- 荒尾市立八幡小学校
- 荒尾市立清里小学校
- 荒尾市立有明小学校
- 荒尾市立桜山小学校
特別支援学校
- 熊本県立荒尾支援学校
なお、隣接する福岡県大牟田市にある国立有明工業高等専門学校の学生寮が、当市にある。
交通
空港
距離的には佐賀空港が最も近く、次いで熊本空港が近いが、空港連絡バスが福岡空港行のみの運行となっていることなどから、福岡空港を利用する市民も多い。
鉄道路線
市の中心となる駅:荒尾駅
- 九州旅客鉄道(JR九州)
かつてはこのほかに荒尾市営電気鉄道があったが、1964年に廃止された。
バス
九州産交グループの産交バスが荒尾市内路線、荒尾市と長洲町(長洲港)を結ぶ路線、荒尾市と玉名市・玉東町を結ぶ路線を運行している。
西日本鉄道グループの西鉄バス大牟田がそれぞれ大牟田市と荒尾駅、グリーンランド、市北端の倉掛や三井三池炭鉱万田坑(土・日・祝日のみ)、市北東端の庄山を結ぶ路線を運行している。また福岡空港と荒尾市内を結ぶ高速バス路線も運行している。
かつては荒尾市交通局(荒尾市営バス)が市内を運行していたが、2005年4月1日に廃止され、路線は産交バスに譲渡された。
道路
高速道路
市内に高速道路は通っていない。九州自動車道南関ICが最も近い。
一般国道
県道
- 一般県道
その他
- 自転車専用道路 - 旧荒尾市電の鉄道廃線跡を利用して整備されている自転車専用道路で、緑ヶ丘(旧山の手ストア前)から境崎(多田隈整形外科裏)間
文化
方言
- イカメシカ(非常に厳しい)
- インマ、イマンタイ(今に、そのうちに)
- ウン、ウンナ(対称語でおまえ、きさま)
- エスカ(恐ろしい、こわい)
- エンチ(家の内、家)
- オゴル(叱る、人をとがめる)
- オドマ、オドン(我々、我等)
- オメク、オラブ(大声で叫ぶ)
- オンブクルル(溺れる)
- カテテ(仲間に入れて)
- カバシカ(香ばしい、香りが良い)
- クベル、クブル(火に入れて燃やす)
- クルル、クレル(与える)
- ゲナ、ゲニャ(~のようだ)
- コジラカス(話がもつれる)
- コスカ(悪賢い、ずるい)
- コソバシカ(くすぐったい)
- ゴツ、ゴタル(~のようだ)
- コシコ(これくらい:少ない)
- サルク、サロク(歩き回る)
- スッドカ(抜け目が無い)
- ズンダレ(だらしない)
- タマガル(びっくりする)
- チョチョクラカス(馬鹿にする)
- トツテムナカ(途方もない)
- ニクジ(悪口を言う)
- ネマル(食品が腐る)
- ハマル(覚悟を決める)
- ヒダルカ(空腹である)
- フノヨカ(運が良い)
- マバイカ(まぶしい)
- ミコナス(見くびる)
- ムゾカ(かわいい)
- ムゾカル(かわいがる)
- ワライコクル(笑い転げる)
観光
名所・旧跡、観光・レジャースポット
- 野原八幡宮 - 荒尾市野原1529
- 荒尾干潟(平成24年7月3日ラムサール条約に登録、単一干潟として国内でも有数の広さをほこり、国内でも最大規模のシギ・チドリ類飛来地)
- 万田坑(万田坑施設への入場は有料、四カ国語による音声ガイド、施設ガイド有り)
- 荒尾市宮崎兄弟の生家
- 荒尾市宮崎兄弟資料館
- 荒尾競馬場(地方競馬)(廃止)
- 小岱山県立自然公園
- グリーンランド(九州最大級の遊園地。ジェットコースターなどのアトラクションの数は約80で日本一)
- ウルトラマンランド(円谷プロダクションが直営するウルトラシリーズのテーマパーク)(2013年9月1日閉園)
- 七面山妙厳寺 (荒尾市樺 秋の紅葉の名所)
特産品
- 荒尾梨(ジャンボ梨として新高梨が有名)
- 小代(岱)焼
- 有明海苔
- メロンパン
- 荒尾かぶれ
- オリーブ/オリーブオイル
観光大使
荒尾市応援隊長
- 西村赤音(2012年7月2日荒尾市から任命)
荒尾市のご当地アイドル
- MJK(2012年5月13日に行われた最終公開オーディションで結成、8月4日のあらお荒炎祭でデビュー)
荒尾市のゆるキャラ
ホームページ、ブログ
- 荒尾市公式フェイスブックページ(荒尾市「よかとこあらお」)
- まるごとあらお(熊本県荒尾市観光情報サイト)
- 荒尾市ばしっとっと(荒尾市職員ブログ)
荒尾市出身の著名人・有名人
- 宮崎政賢(宮崎兄弟の父)
- 宮崎八郎(自由民権運動の先駆者・宮崎兄弟長兄)
- 宮崎民蔵・宮崎彌蔵・宮崎滔天 (宮崎兄弟・私財をなげうち孫文を支援)
- 宮崎龍介(社会運動家、弁護士)
- 平河喜美男(元政治家)
- 吉田宣弘(政治家)
- 松尾浩也(法学者)
- 坂村真民(仏教詩人、「念ずれば花ひらく」の詩で知られる)
- 上杉満生(写真家)
- 流山児祥(劇作家)
- 関島秀樹(シンガーソングライター、ばってん荒川や島津亜矢が歌う「帰らんちゃよか」の作詞・作曲者、自身が歌うときは「生きたらよか」、荒尾市観光大使)
- 西村赤音(地方再生アイドル、荒尾市応援隊長(2012年7月2日、荒尾市から任命))
- ヒロシ(お笑い芸人)
- 夏夕介(俳優)
- 保村大和(俳優)
- 矢野かずき(パントマイム俳優)
- 池田純一(元プロ野球選手)
- 宮脇則昭(元プロ野球選手)
- クレイジー・キム(元プロボクサー)
- 吉村圭司(JRA調教師)
百選
- 有明海岸松並木(日本の白砂青松100選)
荒尾市が舞台となった作品
小説
テレビドラマ
- 西部警察 (PART1)(第64・65話「九州横断大捜査網!!(前・後編)」)、三井グリーンランドが登場)
- ウルトラマンティガ(第43話「地の鮫」、三井グリーンランドが登場)
- 仮面ライダー555(第2話「ベルトの力」、三井グリーンランドが登場)
- 青春の門 筑豊篇(2005年 TBSテレビ)
- 見知らぬわが町 (2010年 NHK福岡放送局開局80周年記念ドラマ、万田坑などで撮影)
- るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編(ロケ地として万田坑などで撮影)
脚注
- ↑ 「内務省告示第166号」『官報』1942年3月30日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 本土空襲墜落機調査
- ↑ 豊かな香り 鮮度抜群!オリーブオイル ~熊本 荒尾~ NHK「ロクいち!福岡」2017年11月08日
- ↑ 『荒尾は古語の宝庫』 著者:猿渡幸男
- ↑ “村上春樹さんら有名作家 荒尾に注目 新刊本に相次ぎ登場”. 西日本新聞. (2016年1月13日) . 2018閲覧.
外部リンク
- 荒尾市役所ホームページ
- 荒尾市「よかとこあらお」(荒尾市公式フェイスブックページ)
- まるごとあらお | 熊本県荒尾市観光情報サイト(荒尾市観光協会)
- 「荒尾市ばしっとっと!?」(荒尾市職員ブログ)
- 青研