苫小牧市
苫小牧市(とまこまいし)は、北海道胆振総合振興局にある市。計量特定市。
Contents
概要
1800年(寛政12年)に蝦夷地の警備と開拓のため八王子千人同心が勇武津(勇払)に入植。過酷な自然条件などにより4年で土地を離れるも苫小牧の礎となる[1]。1873年(明治6年)に開拓使が勇払郡出張所を苫細(苫小牧)に移転。これを苫小牧の開基としている。
豊富な水と木材資源に恵まれていた苫小牧には製紙業が進出。その後、石炭を機能的に流通させるために「勇払築港論」が提唱され[2]、苫小牧に工業港の必要性が認められて1951年(昭和26年)に起工。1963年(昭和38年)に世界初の内陸掘込港湾となる苫小牧港(西港)が開港。1980年(昭和55年)には東港が開港。札幌都市圏に最も近い太平洋岸の港であり、新千歳空港にも近接している利便性から北海道工業地域を代表する工業都市・港湾都市になった。苫小牧港の内航取扱貨物量は日本一の取扱量となっている[3]。苫小牧東部地域(苫東)には世界最大級の地上タンク方式による石油備蓄施設がある[4]。
苫小牧市はホッキ貝(ウバガイ)の漁獲量日本一を誇り[5]、2002年(平成14年)には「市の貝」として制定された。苫小牧市の水道水は厚生省(現・厚生労働省)の「おいしい水研究会」が選んだ「全国の水道水がおいしい都市ベスト32」に入選している[6]。また、スポーツを通じた健康づくりとまちづくりにも積極的であり、1966年(昭和41年)には日本国内初となる「スポーツ都市宣言」をしている[7]。1995年(平成7年)からは「スポーツマスター制度」を実施し、苫小牧に縁がありながら国内外のスポーツ分野で活躍した方の功績と栄誉を称えるとともに、市民のスポーツ活動への講師や指導をお願いする制度であり、全国の自治体で初めて採り入れている[8]。
市名の由来
かつて苫小牧川が流れる一帯を「マコマイ」(アイヌ語で「山奥に入っていく川」)と呼んでいた。さらに、沼のあった旧樽前山神社付近をアイヌ語で沼の意味がある「ト」の字をつけて「ト・マコマイ」と呼んでおり、これが「苫小牧」の語源になったという説や[9]、「マコマイ」川の旧河道・河口を指す「トゥマコマイ tu-makomai」(現在の苫小牧市立病院南300 m地点)を語源とする説もある。
文献上の初出は、松浦武四郎の「初航蝦夷日記」中に出てくる「トフマコマフ」とする地名。その後、1869年(明治2年)に勇払郡を統治した高知藩がカタカナで「トマコマイ」と表記しさまざまな漢字か当てられたが[10]、1873年(明治6年)2月に「苫細」と漢字表記される。同年、札幌本道が開通すると開拓使出張所が勇払から移転。駅逓所が設けられることになり、東京開拓使出張所(実質的な開拓使の最高決定機関)が駅名の検討を開始。地名の苫細が「苫小牧」となり、同年11月8日の太政官布告第三六四号にて確定した。しかし、この変更は勇払郡開拓使出張所(地元)に伝わっておらず、翌年、別の公文書にて苫小牧が使われていたことから変更されていたことが発覚。東京出張所に変更を求めたが認められなかった[11]。苫小牧郵便取扱所(後の苫小牧郵便局)の文書によると、1874年(明治7年)8月20日に字名を「苫細」から「苫小牧」に改めたという。一般的に「牧」は「まい」とは読まないので「苫小枚」とすべきところだが、開拓使東京出張所庶務課の小牧昌業が「細」を「小枚」と修正する際に誤って、書き慣れている自分の名字の「小牧」を記入してしまったという説がある。
地理
市域は東西39.9 km、南北23.6 kmに渡り、面積は561.61 km2。市街地は東西に広がっている[9]。千歳市との境には溶岩円頂丘(ドーム)を持った三重式火山の樽前山(活火山)があり、市東部には日本初のバードサンクチュアリに指定され[12]、国の鳥獣保護区やラムサール条約登録湿地にも指定されているウトナイ湖があるなど[13]、近郊には希少な自然が残されている。樽前山を含む周辺一帯は支笏洞爺国立公園の区域となっている[14]。
- 平野:勇払平野
- 山岳:樽前山(1,041 m)、モラップ山(506.6 m)、丸山遠見(327.4 m)、坊主山(36.8 m)
- 河川(二級河川):別々川、錦多峰川、有珠川、苫小牧川、幌内川、勇払川、旧勇払川、美々川、安平川、明野川
- 湖沼:樽前大沼、錦大沼、錦小沼、マッカ沼、口無沼、ナカイチ沼、ウトナイ湖、丹治沼(白鳥湖)、弁天沼
- Mt.tarumaezan.JPG
白老方面から眺めた樽前山
- Tomakomai Riv 3.JPG
苫小牧川の取水堰(2012年7月)
- Yufutsu Riv 1.JPG
沼ノ端橋から見た勇払川(2012年6月)
- Utonai Lake Hokkaido Japan.jpg
白鳥が飛来したウトナイ湖(2005年10月)
気候
太平洋に面しているため太平洋側気候、海洋性気候で夏は涼しく、冬は北海道の中では比較的温和で積雪量も少ない地域となっている。年間の平均降雪量は138 cmと札幌市の4分の1以下である[15]。1日の最深積雪量は1968年(昭和43年)2月20日の47 cm[16]、1年の最深積雪量は2005年(平成17年)の245 cmとなっている[16]。1942年(昭和17年)の観測開始以来の最低気温は1945年(昭和20年)1月18日の-21.3℃[16]、1961年以降では1977年(昭和52年)2月2日の-20.9℃、2000年代に入ってからは2000年(平成12年)1月26日の-19.2℃が最も低い気温である。観測開始以来の最高気温は2007年(平成19年)8月15日の35.5℃である[16]。2014年(平成26年)9月11日には、発達した低気圧の影響により初めて大雨の「特別警報」が発表された[17]。
苫小牧市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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雨温図(説明) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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苫小牧特別地域気象観測所(しらかば町)(1981年 - 2010年)の気候資料 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 0.2(32.4) | 0.5(32.9) | 3.8(38.8) | 9.2(48.6) | 13.5(56.3) | 16.7(62.1) | 20.3(68.5) | 23.1(73.6) | 21.2(70.2) | 15.8(60.4) | 8.9(48) | 2.8(37) | 11.4(52.5) |
日平均気温 °C (°F) | -3.8(25.2) | -3.4(25.9) | 0.1(32.2) | 5.1(41.2) | 9.5(49.1) | 13.6(56.5) | 17.6(63.7) | 20.3(68.5) | 17.4(63.3) | 11.3(52.3) | 4.7(40.5) | -1.1(30) | 7.6(45.7) |
平均最低気温 °C (°F) | -8.3(17.1) | -8.1(17.4) | -3.9(25) | 1.2(34.2) | 6.2(43.2) | 11.1(52) | 15.6(60.1) | 18.0(64.4) | 13.3(55.9) | 6.1(43) | 0.1(32.2) | -5.3(22.5) | 3.8(38.8) |
降水量 mm (inches) | 40.0(1.575) | 33.7(1.327) | 51.9(2.043) | 79.7(3.138) | 119.5(4.705) | 95.8(3.772) | 167.9(6.61) | 205.0(8.071) | 167.3(6.587) | 103.5(4.075) | 82.9(3.264) | 50.9(2.004) | 1,197.9(47.161) |
降雪量 cm (inches) | 39(15.4) | 39(15.4) | 27(10.6) | 4(1.6) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 4(1.6) | 27(10.6) | 138(54.3) |
% 湿度 | 70 | 70 | 71 | 75 | 79 | 88 | 86 | 79 | 73 | 69 | 68 | 76 | 76 |
平均降水日数 (≥ 0.5 mm) | 7.2 | 7.1 | 9.1 | 8.4 | 9.4 | 8.5 | 11.2 | 11.1 | 10.1 | 9.2 | 9.0 | 8.2 | 108.5 |
平均降雪日数 | 24.6 | 24.6 | 14.2 | 1.2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.1 | 1.5 | 13.5 | 79.7 |
日照時間 | 141.3 | 141.2 | 165.7 | 171.0 | 171.7 | 123.3 | 98.4 | 118.9 | 153.3 | 163.1 | 129.1 | 126.2 | 1,703.1 |
出典: 気象庁 |
旧苫小牧測候所(弥生町)・1961 - 1990年平均の気候資料 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | -0.4(31.3) | -0.3(31.5) | 2.9(37.2) | 8.3(46.9) | 13.0(55.4) | 16.2(61.2) | 20.1(68.2) | 22.7(72.9) | 20.5(68.9) | 15.2(59.4) | 8.4(47.1) | 2.6(36.7) | 10.8(51.4) |
日平均気温 °C (°F) | -4.6(23.7) | -4.2(24.4) | -0.6(30.9) | 4.6(40.3) | 9.3(48.7) | 13.2(55.8) | 17.5(63.5) | 20.1(68.2) | 16.7(62.1) | 10.5(50.9) | 4.2(39.6) | -1.4(29.5) | 7.1(44.8) |
平均最低気温 °C (°F) | -9.3(15.3) | -8.9(16) | -4.5(23.9) | 0.9(33.6) | 5.8(42.4) | 10.6(51.1) | 15.4(59.7) | 17.5(63.5) | 12.4(54.3) | 5.1(41.2) | -0.5(31.1) | -5.8(21.6) | 3.2(37.8) |
出典: NOAA (1961-1990) [18] |
人口
人口は17万人を超え、札幌市・旭川市・函館市に次ぐ道内4番目の人口規模になっている。1980年(昭和55年)には胆振支庁(現・胆振総合振興局)所在地である室蘭市の人口を、2004年(平成16年)には帯広市の人口を上回った。また、2018年(平成30年)には釧路市の人口を上回り現在に至る。これは、1970年(昭和45年)当時、道内人口順位4番の小樽市と5番の釧路市の順位変動以来48年ぶりに道内人口の4番目が入れ替わった [19]。
苫小牧市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
消滅集落
2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[20]。
- 苫小牧市 - 苫小牧港内、字弁天、字丸山、字沼ノ端鉄南部〜道道、字沼ノ端道道南側、字糸井グリーンヒル団地、あけぼの町、真砂町、入船町、港町
歴史
「苫小牧の歴史」参照[21]
- 1800年(寛政12年):八王子千人同心の原新助一行が勇払(鵡川)に移住。
- 1868年(明治元年):樽前山神社創建。
- 1869年(明治 2年):蝦夷地を北海道と改め、胆振国勇払郡となる。
- 1870年(明治 3年):高知藩が勇払と千歳の分領支配と開拓をはじめる(1872年引揚げ)。
- 1873年(明治 6年):開拓使勇払郡出張所を苫細(苫小牧)に移転(開基記念日)。
- 1874年(明治 7年):苫細の名称を苫小牧に改める。
- 1880年(明治13年):勇払外5郡役所(勇払・白老・千歳・沙流・新冠・静内)を苫小牧村に設置。
- 1889年(明治22年):苫小牧村に苫小牧外15ヶ村戸長役場設置。
- 1892年(明治25年):北海道炭礦鉄道岩見沢—室蘭間(現在の室蘭本線)の開通に伴い苫小牧駅開業。
- 1902年(明治35年):二級町村制施行。樽前村(たるまえ)、覚生村(おぼっぷ)、錦多峰村(にしたっぷ)、小糸魚村(こいとい)、苫小牧村、勇払村、植苗村が合併して苫小牧村となる。
- 1910年(明治43年):王子製紙苫小牧工場操業開始。
- 1918年(大正 7年):二級町村制のまま町制施行し、苫小牧町となる。
- 1919年(大正 8年):一級町村制施行。
- 1921年(大正10年):苫小牧大火発生(当時の市街地の約3分の1にあたる1,007戸を消失)。
- 1926年(大正15年):北海道鉄道札幌線(現在の千歳線)沼ノ端—苗穂間開通。
- 1941年(昭和16年):『第11回明治神宮国民体育大会』(明治神宮競技大会)冬季大会スケート大会開催。
- 1943年(昭和18年):大日本再生製紙勇払工場(現在の日本製紙北海道工場勇払事業所)操業開始。
- 1946年(昭和21年):苫小牧町立病院(現在の苫小牧市立病院)創設。
- 1948年(昭和23年):市制施行し、苫小牧市となる。
- 1950年(昭和25年):『観光まつり』(現在の『とまこまい港まつり』)初開催。
- 1963年(昭和38年):苫小牧港開港。
- 1963年(昭和39年):苫小牧市緑ヶ丘公園開設。
- 1965年(昭和40年):駒澤大学苫小牧短期大学開校。
- 1966年(昭和41年):苫小牧港が「外国貿易港」指定。
- 1970年(昭和45年):NHK室蘭放送局が苫小牧テレビ中継局開局。
- 1971年(昭和46年):「苫小牧東部開発計画」策定。
- 1972年(昭和47年):北海道文化放送(UHB)苫小牧中継局開局。カーフェリー就航。
- 1973年(昭和48年):東京都八王子市と「姉妹都市」提携。出光興産北海道製油所操業開始。
- 1978年(昭和53年):ニュージーランドのネーピア港と「姉妹港」提携。
- 1979年(昭和54年):ウトナイ湖が日本国内初の「バードサンクチュアリ」指定[12]。
- 1980年(昭和55年):『第35回国民体育大会』冬季大会開催。ネーピア市と「姉妹都市」提携。苫小牧東港区供用開始。
- 1981年(昭和56年):苫小牧港が「特定重要港湾」(現在の国際拠点港湾)指定。
- 1982年(昭和57年):栃木県日光市と「姉妹都市」提携。苫小牧駅ビル完成し、エスタ苫小牧(2016年閉店)・南北自由通路オープン。
- 1984年(昭和59年):いすゞ自動車北海道工場(現在のいすゞエンジン製造北海道)操業開始。国家石油備蓄基地オイルイン開始。
- 1985年(昭和60年):中華人民共和国の秦皇島港と「友好港」提携。
- 1989年(平成元年):「道央テクノポリス地域」(テクノポリス)指定。『第44回国民体育大会』(はまなす国体)開催。テレビ北海道(TVh)苫小牧中継局開局。
- 1991年(平成 3年):ウトナイ湖と周辺510 haが「ラムサール条約」登録湿地となる[13]。
- 1993年(平成 5年):千歳・苫小牧地方3市4町が「地方拠点都市」指定。トヨタ自動車北海道竣工。
- 1995年(平成 7年):苫小牧市が全国の自治体で初めて「スポーツマスター制度」採用。
- 1997年(平成 9年):入船国際コンテナターミナル完成。苫小牧沖油流出事故発生[22]。
- 1998年(平成10年):苫小牧駒澤大学開学。中国秦皇島市と「友好都市」提携。岩倉建設が市へ宇宙ステーション「ミール」予備機を寄贈[23]。
- 1999年(平成11年):苫小牧東港区にカーフェリー就航(日本海航路)。
- 2003年(平成15年):十勝沖地震発生。出光興産北海道製油所で重油タンクから出火。2日後にはナフサタンクからも出火しともに数十時間燃え続け、日本国内初のタンク全面火災となった[24]。
- 2005年(平成17年):東港区中央ふ頭多目的国際ターミナル供用開始。
- 2006年(平成18年):『第61回国民体育大会冬季大会』(氷都とまこまい国体)開催。『全国高等学校選抜アイスホッケー大会』初開催。
- 2007年(平成19年):静川で『全国植樹祭』開催。NHK室蘭放送局が地上波デジタル放送開始。11月には民放5局が地上波デジタル放送開始[25]。
- 2008年(平成20年):西港区の国際コンテナターミナルが東港区へ移転。
- 2011年(平成23年):「まちなか再生総合プロジェクト(CAP)」開始[26]。市の公式キャラクター「とまチョップ」誕生[27]。
- 2012年(平成24年):道南バスが苫小牧市営バス路線を引継ぎ、営業開始。
- 2014年(平成26年):東胆振1市4町が「定住自立圏」形成協定を締結し、苫小牧市が「中心市宣言」[28]。苫小牧駅南口にふれんどビル(COCOTOMA(ココトマ))オープン[29]。『2014 ブルームボール世界大会 in 苫小牧』開催[30]。
姉妹都市・友好都市・姉妹港・友好港
行政
役所
- 苫小牧市役所
- 勇払出張所
- のぞみ出張所
- 駅前証明取扱所
- 沼ノ端証明取扱所
- 住吉証明取扱所
- 豊川証明取扱所
歴代市長
名前 | 就任年月日 | 退任年月日 |
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田中正太郎 | 1948年(昭和23年)4月 | 1963年(昭和38年)4月 |
大泉源郎 | 1963年(昭和38年)5月 | 1983年(昭和58年)4月 |
板谷実 | 1983年(昭和58年)5月 | 1987年(昭和62年)4月 |
鳥越忠行 | 1987年(昭和62年)5月1日 | 2003年(平成15年)4月30日 |
桜井忠 | 2003年(平成15年)5月1日 | 2006年(平成18年)5月31日 |
岩倉博文 | 2006年(平成18年)7月10日 |
市議会
「苫小牧市議会」参照[33]
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財政
財政状況(平成25年度)
- 住基人口 173,884人
- 標準財政規模 392億6,505万6千円
- 財政力指数 0.752(類似団体平均x.xx)
- 経常収支比率 86.4%(類似団体平均xx.x%)
- 実質収支比率 3.6%(類似団体平均x.x%)
- 実質単年度収支 14億3,422万円7千円
- 地方債現在高 732億2,549万6千円(人口1人当たりxx万x,xxx円)
- 普通会計歳入合計 706億7,353万4千円
- 地方税 270億81万9千円(構成比 38.2%)
- 地方交付税 74億7,618万6千円(構成比 10.6%)
- 地方債 70億3,199万8千円(構成比 9.9%)
- 普通会計歳出合計 691億9,508万9千円
- 人件費 96億6,002万4千円(構成比 13.9%)
- うち職員給 62億1,125万3千円(構成比 9.0%)
- 扶助費 198億7,888万2千円(構成比 28.7%)
- 公債費 78億2,862万8千円(構成比 11.3%)
基金の状況(平成24年度)
- 財政調整基金 17億2,283万1千円
- 減債基金 4,950万8千円
- その他特定目的基金 19億834万7千円
- 合計 36億8,068万6千円(人口1人当たりx万x,xxx円)
定員管理の適正度(平成24年度)
- 人口1,000人当たり職員数 6.24人(類似団体平均6.15人)
- 一般職員1,074人 (うち消防職員222人、技能系労務職109人)、教育公務員11人、臨時職員0人 一般職員等合計 1,085人
- ラスパイレス指数 106.9
健全化判断比率(平成24年度)
- 実質赤字比率 -%(黒字のため比率が算定されず)
- 連結実質赤字比率 -%(黒字のため比率が算定されず)
- 実質公債費比率 10.4%
- 将来負担比率 99.4%
- 資金不足額がなく比率が算定されず
※平成20年度から平成22年度まで自動車運送事業会計の資金不足比率(ピーク時33.4 %)により、経営健全化団体となっていた。
官公署
国の機関
- 法務省
- 財務省
- 厚生労働省
- 北海道労働局
- 苫小牧労働基準監督署
- 苫小牧公共職業安定所(ハローワーク苫小牧、ハローワークプラザ苫小牧)
- 小樽検疫所苫小牧出張所
- 北海道労働局
- 農林水産省
- 国土交通省
- 北海道開発局室蘭開発建設部
- 苫小牧河川事務所
- 苫小牧道路事務所
- 苫小牧港湾事務所
- 北海道運輸局室蘭運輸支局苫小牧海事事務所
- 海上保安庁第一管区海上保安本部室蘭海上保安部苫小牧海上保安署
- 北海道開発局室蘭開発建設部
- 環境省
- 北海道地方環境事務所苫小牧自然保護官事務所
- 防衛省
- 自衛隊札幌地方協力本部苫小牧出張所
道の機関
裁判所
独立行政法人・特殊法人等
- 国立高等専門学校機構苫小牧工業高等専門学校
- 石油天然ガス・金属鉱物資源機構苫小牧東部国家石油備蓄基地事務所
- 土木研究所寒地土木研究所
- 苫小牧寒地試験道路
- 苫小牧施工試験フィールド
- 美々コンクリート・凍害試験場
- 日本年金機構苫小牧年金事務所
- 日本貨物鉄道北海道支社道央支店苫小牧営業所
- 東日本高速道路北海道支社苫小牧管理事務所
公共施設
- 苫小牧市保健センター(ハスカッププラザ)
- 苫小牧市夜間・休日急病センター
- 苫小牧市民会館
- 苫小牧市文化会館
- 苫小牧市文化交流センター(アイビー・プラザ)
- 苫小牧市科学センター
- 苫小牧市美術博物館
- 苫小牧市立中央図書館
- 勇武津資料館
- COCOTOMA(ココトマ)[34]
- 苫小牧市豊川コミュニティセンター
- 苫小牧市沼ノ端コミュニティセンター
- 苫小牧市住吉コミュニティセンター
- 苫小牧市のぞみコミュニティセンター
- 苫小牧市植苗ファミリーセンター
- 苫小牧市民活動センター(ふれあい3・3)
- 苫小牧市労働福祉センター
- 苫小牧市テクノセンター
- 苫小牧市高齢者福祉センター
- 苫小牧市公設地方卸売市場
- 高丘浄水場
- 錦多峰浄水場
- 西町下水処理センター
- 高砂下水処理センター
- 勇払下水処理センター
- 苫小牧市高丘霊葬場
- 高丘霊園
- 高丘第二霊園
- 植苗墓地
- Tomakomai Citizen Hall.jpg
苫小牧市民会館(2017年6月)
- Tomakomai Science Center.jpg
苫小牧市科学センター(2009年5月)
- Tomakomai City Museum 1.JPG
苫小牧市美術博物館(2014年9月)
スポーツ施設
- 苫小牧市総合体育館
- 苫小牧市日吉体育館
- 苫小牧市川沿公園体育館
- 苫小牧市沼ノ端スポーツセンター
- 苫小牧市沼ノ端スケートセンター(ダイナックス沼ノ端アイスアリーナ)
- 苫小牧市日新温水プール
- 苫小牧市ときわスケートセンター
- 苫小牧市新ときわスケートセンター
- 苫小牧市白鳥アリーナ(白鳥王子アイスアリーナ)
- 苫小牧市ハイランドスポーツセンター
- 苫小牧市緑ヶ丘公園陸上競技場
- 苫小牧市緑ヶ丘公園サッカー場・ラグビー場
- 苫小牧市営緑ヶ丘野球場(とましんスタジアム)
- 苫小牧市営少年野球場
- 苫小牧市営清水野球場
- 苫小牧市緑ヶ丘公園庭球場
- Tomakomai City gymnasium.jpg
苫小牧市総合体育館(2017年7月)
- Tomakomai Hakucho Arena.jpg
白鳥王子アイスアリーナ(2009年6月)
- Tomakomai Highland Sports Center.jpg
苫小牧市ハイランドスポーツセンター(2017年7月)
- Tomakomai City Athletic Venue.jpg
苫小牧市緑ヶ丘公園陸上競技場センターハウス(2017年7月)
- Tomakomai Midorigaoka Park Ballgame stadium office.jpg
苫小牧市緑ヶ丘公園球技場管理棟(2017年7月)
- Tomashin Staduim.jpg
とましんスタジアム(2017年7月)
- Tomakomai Midorigaoka Park Tennis court.jpg
苫小牧市緑ヶ丘公園庭球場(2017年7月)
公的機関
警察
- 苫小牧警察署
- 双葉交番、美園交番、木場交番、本町交番、弥生交番、駅前交番、錦岡交番、糸井交番、山手交番、沼ノ端交番、沼ノ端北交番、勇払駐在所
- Tomakomai Police Station.jpg
苫小牧警察署(2009年5月)
消防
- 苫小牧市消防本部・消防署
- 末広出張所、日新出張所、錦岡出張所、沼ノ端出張所、新富出張所
病院
- Oji General Hospital.JPG
王子総合病院(2015年6月)
- Tomakomai City Hospital.JPG
苫小牧市立病院(2015年9月)
電力・電話・ガス
- 北海道電力
- 北海道パワーエンジニアリング
- 苫東厚真火力センター
- 苫小牧共同火力発電所・苫小牧事業所
- 三井不動産苫小牧太陽光発電所
- シャープ苫東の森太陽光発電所
- NTT東日本-北海道苫小牧支店
- 苫小牧ガス
報道機関
新聞社
- Tomakomai Minpo Building.jpg
苫小牧民報社苫小牧本社(2017年7月)
- 北海道新聞苫小牧支社.JPG
北海道新聞社苫小牧支社(2006年9月)
テレビ・ラジオ・中継局
- 苫小牧ケーブルテレビ
- 札幌テレビ放送(STV)苫小牧・室蘭放送局
- 苫小牧テレビ中継局
- 苫小牧ラジオ中継局
※2006年(平成18年)に「FMとまこまい」(仮称)と、市内でミニFMを放送している「ゆのみラヂオ」がコミュニティFMの開局準備を進めていることが報道されたが[35]、どちらも開局にむけての具体的な動きは進んでいない[36]。
教育機関
大学・研究施設
私立
研究施設
高等専門学校
専修学校
- 苫小牧看護専門学校(専門課程・高等課程)
- 王子総合病院附属看護専門学校(専門課程)
高等学校
公立
私立
高等専修学校
中学校
小学校
- 苫小牧市立苫小牧西小学校[39]
- 苫小牧市立錦岡小学校[39]
- 苫小牧市立勇払小学校[39]
- 苫小牧市立植苗小学校[39]
- 苫小牧市立沼ノ端小学校[39]
- 苫小牧市立苫小牧東小学校[39]
- 苫小牧市立樽前小学校[39]
- 苫小牧市立若草小学校[39]
- 苫小牧市立北光小学校[39]
- 苫小牧市立緑小学校[39]
- 苫小牧市立大成小学校[39]
- 苫小牧市立清水小学校[39]
- 苫小牧市立美園小学校[39]
- 苫小牧市立日新小学校[39]
- 苫小牧市立糸井小学校[39]
- 苫小牧市立北星小学校[39]
- 苫小牧市立澄川小学校[39]
- 苫小牧市立豊川小学校[39]
- 苫小牧市立明徳小学校[39]
- 苫小牧市立泉野小学校[39]
- 苫小牧市立明野小学校[39]
- 苫小牧市立拓勇小学校[39]
- 苫小牧市立ウトナイ小学校[39]
- 苫小牧市立拓進小学校[39]
保育所
市立
私立
認定こども園
幼稚園
私立
学校教育以外の施設
- 北海道立苫小牧高等技術専門学院
- 野口観光ホテルプロフェッショナル学院
- NDS中野自動車学校
- 苫小牧ドライビングスクール
経済・産業
苫小牧市は第二次産業の割合が高く、工業のまちになっている[43]。1910年(明治43年)に王子製紙苫小牧工場が操業開始して以来、製紙業などの素材型産業を主力に発展してきた[43]。1963年(昭和38年)の苫小牧港(西港)開港後、非鉄金属、自動車産業、化学工業など多様な企業が立地しており、産業港湾都市や北日本の流通拠点になっている[43]。
「国際拠点港湾」であり「中核国際港湾」になっている苫小牧港は、フェリー、RO-RO船、コンテナ船など多くの航路を有しており、港湾取扱貨物量は全国4位(平成27年)[44]、内航取扱貨物量においては日本一の取扱量になっている[3]。北海道内の港湾取扱貨物量の約50 %を占めており(平成25年)[45]、製造品出荷額は北海道内で第1位になっている[46]。2002年(平成14年)には室蘭港とともに静脈物流のリサイクルポート指定港湾「総合静脈物流拠点港」(リサイクルポート)に一次指定された[47]。2011年(平成23年)には「開発埠頭フェリーターミナル」・「北ふ頭緑地」・「漁港地区」のエリアが「みなとオアシス」に登録されている[48]。
立地企業
建設業
製造業
エネルギー関連
運輸業
小売業
- 音羽自動車工業
- トヨタカローラ苫小牧
- ネッツトヨタ苫小牧
- フジタコーポレーション
- 南北海道三菱自動車販売
金融業
不動産業
リサイクル関連
- 北海道エコリサイクルシステムズ
- マテック
組合
- とまこまい広域農業協同組合(JAとまこまい広域)苫小牧支所
- ホクレン農業協同組合連合会苫小牧支所・苫小牧石油貯蔵施設
- みなみ北海道農業共済組合(NOSAIみなみ)本所[50]
- 苫小牧漁業協同組合[51]
- 苫小牧広域森林組合苫小牧支所
- 苫小牧造園協同組合[52]
- 苫小牧管工事業協同組合[53]
- 苫小牧石材協同組合
- 苫小牧生コンクリート協同組合
- 苫小牧港管理組合
- 苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合[54]
- 苫小牧地方左官協同組合[55]
- 苫小牧電気工事業協同組合[56]
- 苫小牧LPガス事業協同組合
- 苫小牧地区自動車整備協同組合
- 赤帽北海道軽自動車運送協同組合苫小牧支部
- 苫小牧個人タクシー協同組合
- 北海道料理飲食業生活衛生同業組合苫小牧中央支部[57]
- 北海道板金工業組合苫小牧支部[58]
- 苫小牧弁当仕出協同組合[59]
工業団地
- 苫小牧東部地域
- 苫小牧西部工業基地
- 入船団地・一本松団地
- 明野北工業団地
- ウトナイ住宅・商工業団地
- 明野軽工業団地
- 沼ノ端南工業団地
- ウトナイ工業団地
- 錦西ニュータウン軽工業団地
商業
市内商店街一覧
「市内商店街一覧」参照[60]
- 苫小牧市商店街振興組合連合会
- 苫小牧駅前通商店街振興組合
- 苫小牧駅通中心商店街振興組合
- 苫小牧駅前中央通商店街振興組合
- 昭和通り商店街振興組合
- 大通中央会
- 北中央通り商店会
- すずらん通り振興会
- 大町商店会
- みつば商興会
- 商業協同組合苫小牧港市場
- 花見商店会
- 桜木豊川商店会
- 糸井商栄会
- 錦岡地区商店会
- ときわ・澄川商店会
- 沼ノ端商店会
- 勇払商工振興会
- 北海道料理飲食業生活衛生同業組合苫小牧中央支部
ショッピングセンター・スーパーマーケット
- イオン北海道(イオングループ)
- 長崎屋(ドンキホーテホールディングス)
- MEGAドン・キホーテ苫小牧店
- マックスバリュ北海道(イオングループ)
- マックスバリュ澄川町店
- マックスバリュ新花園店
- マックスバリュ支笏湖通り店
- マックスバリュ有珠川店
- マックスバリュ沼ノ端店
- マックスバリュ苫小牧弥生店
- 生活協同組合コープさっぽろ苫小牧地区
- ときわ店
- ステイ店
- 栄町店
- 桜木店
- パセオ川沿店
- 豊月
- フードD 365双葉店(旧フードD1→双葉食彩館)
- フードD 365OASIS店(旧フードD2→澄川食彩館→ザ・プライス→OASIS)
- フードD 365見山店(旧フードD3→見山食彩館)
- フードD 365沼ノ端店(旧沼ノ端食彩館)
- フードD 365Vian店(旧Vian)
- ラルズ(アークスグループ)
- ビッグハウス明野店
- ビッグハウス明徳店
- ビッグハウス光洋店
- トライアルカンパニー
- スーパーセンター苫小牧店
- スーパーセンター苫小牧東店
- ディスカウントストア大成店
- ホクレン商事
- ホクレンショップ苫小牧店
- ホクレンショップ沼ノ端店
- ホクレンショップFoodFarm苫小牧しらかば店
- 神戸物産
- 業務スーパー苫小牧店
市内大型商業施設の沿革
- 1952年(昭和27年):中島呉服店が市内初の百貨店「鶴丸百貨店」設立。
- 1973年(昭和48年):市内初の総合スーパー(GMS)「長崎屋苫小牧店」開店。
- 1977年(昭和52年):「苫小牧駅前地区市街地再開発事業」として建設した「サンプラザ」開業し、「ダイエー苫小牧店」出店。
- 1978年(昭和53年):苫小牧商工会議所が「大型店新規出店凍結」宣言。「イトーヨーカドー苫小牧店」開店。
- 1980年(昭和55年):「苫小牧市錦町地区市街地再開発事業計画」に基づき、第三セクター方式による「錦町再開発株式会社」設立。
- 1982年(昭和57年):「苫小牧ステーションビルエスタ」(苫小牧エスタ)開業。
- 1986年(昭和61年):錦町再開発商業ビル「トピア」開業。
- 1988年(昭和63年):錦町再開発が自己破産。トピア閉鎖。
- 1989年(平成元年):セゾングループ(西武セゾングループ)の経営支援によりトピア再開業。
- 1990年(平成 2年):長崎屋系列によるテーマパーク「ファンタジードーム苫小牧店」店)開業。
- 1991年(平成 3年):エスタ苫小牧が通年施設化。
- 1993年(平成 5年):「カウボーイ苫小牧店」(苫小牧パワーセンター)開店。
- 1994年(平成 6年):トピアが再び営業停止。
- 1995年(平成 7年):「丸井今井苫小牧店」開店。
- 1997年(平成 9年):ファンタジードーム閉鎖し、建物内に長崎屋移転。
- 1999年(平成11年):トピアを北海道リーシングシステム(現在のセントラルリーシングシステム)に売却。
- 2000年(平成12年):鶴丸百貨店が錦町再開発商業ビルトピア内に移転。トピアが「ビッグジョイ」と改称し、再々開業。
- 2001年(平成13年):旧長崎屋苫小牧店施設を使用した「トマモール」開店。
- 2002年(平成14年):鶴丸百貨店閉店[64]。
- 2005年(平成17年):「イオン苫小牧ショッピングセンター」(現在のイオンモール苫小牧)開店[65]。丸井今井苫小牧店閉店[66]。ダイエー苫小牧店閉店[67]。
- 2006年(平成18年):サンプラザが「苫小牧駅前プラザegao」(エガオ)に名称変更し、地下1階に「ラルズマート苫小牧駅前店」出店。旧丸井今井苫小牧店の施設に「ZEUS CITY(ゼウス・シティ)」出店。
- 2008年(平成20年):「ケーズデンキ苫小牧本店 By Denkodo」開店。ZEUS CITY閉店[68]。カウボーイ苫小牧店閉店し(トライアルカンパニーが旧子会社のカウボーイを吸収合併し屋号変更したため)[69]、「スーパーセンタートライアル苫小牧店」と改称。「スーパースポーツゼビオ苫小牧柳町店」開店。
- 2009年(平成21年):「ヤマダ電機テックランド苫小牧本店」開店。
- 2010年(平成22年):イトーヨーカドー苫小牧店閉店[70]。長崎屋苫小牧店が「MEGAドン・キホーテ苫小牧店」に業態変更[71]。「HA・RERUタウン」(柳町複合商業施設)グランドオープン[72]。食品スーパー「フードD Vian」(ビアン)開店[73]。
- 2011年(平成23年):「ホーマック新明店」開店。「ニトリ苫小牧店」が柳町に移転。ビッグジョイ閉鎖。
- 2013年(平成25年):ラルズマート苫小牧駅前店が苫小牧駅前プラザegao(エガオ)から撤退[74]。
- 2014年(平成26年):施設老朽化によるトマモール閉鎖に伴い、「Aiba苫小牧」がMEGAドン・キホーテ苫小牧店内に移転。「スイートデコレーション苫小牧店」が明野元町に移転。「キャッツアイ苫小牧店」閉店[75]。苫小牧駅前プラザegao(エガオ)がテナントに店舗閉鎖を一方的に通知[76]。翌日からテナントが自主営業開始[77]。「スーパーセンタートライアル苫小牧東店」開店。自主営業していた苫小牧駅前プラザegao閉店[78]。「コメリパワー苫小牧東店」開店[79]。
- 2015年(平成27年):「苫小牧糸井ショッピングセンター」開業。「苫小牧市北栄町3丁目ショッピングセンター」開業。「苫小牧弥生町ショッピングセンター」開業[80]。
- 2016年(平成28年):苫小牧エスタ閉店[81]。「コメリパワー苫小牧西店」開店[82]。
金融機関
銀行
協同組織金融機関
- 苫小牧信用金庫本店、緑町支店、西支店、中野支店、糸井支店、三条支店、美園支店、光洋支店、沼ノ端支店、澄川支店、桜木支店、錦岡支店、明野支店、川沿支店、新開支店、沼ノ端北支店、市役所出張所
- 室蘭信用金庫苫小牧支店、苫小牧中央支店、錦岡支店
- 北央信用組合苫小牧支店
- ウリ信用組合苫小牧支店
- 北海道労働金庫苫小牧支店
- JAバンク北海道(北海道信用農業協同組合連合会)JAとまこまい広域苫小牧支所
- JFマリンバンク北海道(北海道信用漁業協同組合連合会)苫小牧
証券会社
- 上光証券苫小牧支店
郵便
- 苫小牧旭町郵便局
- 錦岡郵便局
- 苫小牧本町郵便局
- 勇払郵便局
- 沼ノ端郵便局
- 苫小牧三光郵便局
- 苫小牧花園郵便局
- 苫小牧しらかば郵便局
- 苫小牧新富郵便局
- 苫小牧桜木郵便局
- 苫小牧澄川郵便局
- 苫小牧明野郵便局
- 苫小牧弥生郵便局
- 樽前簡易郵便局
- 西山手簡易郵便局
- 苫小牧シーアイ団地簡易郵便局
- 苫小牧緑町郵便局
- 苫小牧中野郵便局
- 苫小牧ナナカマド郵便局
- 苫小牧木場郵便局
- 苫小牧日新簡易郵便局
- 苫小牧川沿郵便局
- 苫小牧日吉郵便局
宅配便
交通機関
空港
- 新千歳空港
- 2本の並行滑走路の南半分と千歳飛行場の東側滑走路南端は、苫小牧市の市域となっている。
鉄道
沼ノ端−白老間の28.7 kmは「日本一長い鉄道直線区間」になっている。
- 参照: 鉄道に関する日本一の一覧
廃線となった鉄道
- 日本国有鉄道(国鉄)
- 王子軽便鉄道
- 山線:苫小牧駅 - 高丘(六哩)駅 - 十哩駅 - 夕振(十二哩)駅 - 丸山(十三哩)駅 - 分岐点駅 - 水溜駅 - 第二発電所駅 - 第三発電所駅 - 第四発電所駅 - 上千歳駅
- 山線:分岐点駅 - 滝ノ上駅 - 湖畔駅
- 採砂線(海岸線)
- 坊主山線
- 苫小牧港開発
バス
路線バス
都市間高速バス
- 道南バス
- 北海道中央バス
タクシー
小型車の初乗り上限運賃は550円。中型車の初乗り上限運賃は570円(いずれも距離制)[83]。
道路
フェリー航路
- 西港区
- 東港区
文化財
国指定
国登録
道指定
市指定
- 史跡
- 有形文化財
- 民俗文化財
観光地
- イコロの森(ikor-no-mori) - panoramio (2).jpg
イコロの森(2013年9月)
- ノーザンホースパーク(Northern Horse Park) - panoramio (2).jpg
ノーザンホースパーク(2013年9月)
- Mir and Kvant Spare Model in Tomakomai.jpg
苫小牧市科学センターのミール展示館にあるミール(コアモジュール)とクバントの予備機(2008年9月)
- まちなか交流館.jpg
まちなか交流館(2017年3月)
- 北大研究林 - panoramio.jpg
北海道大学苫小牧研究林(2012年1月)
祭事・催事
- とまこまいスケートまつり(2月)
- しばれ焼き(ジンギスカン鍋)
- 緑ヶ丘公園まつり、ノーザンホースパークマラソン(5月)
- ハスカップウィーク(6月下旬から7月中旬)
- 樽前山神社例大祭(7月)
- とまこまい港まつり(8月)
- 紙フェスティバル、たるまえサンフェスティバル(9月)
- 苫小牧漁港ホッキまつり、東胆振物産まつり(10月)
- 街の彩灯(あかり)(12月)
近年開催された主なイベント
- 第三回みなとオアシス Sea級グルメ全国大会 in 苫小牧
- 2013年(平成25年)7月13日・14日
- 場所:西港北埠頭「キラキラ公園」
- 主催:苫小牧港開港50周年記念事業実行委員会(苫小牧港管理組合)・みなとオアシス全国協議会
- 北海道ご当地サミット in とまこまい〜北海道・苫小牧の魅力を発見し未来へつなげよう〜
- 2013年(平成25年)10月26日・27日
- 場所:緑ヶ丘公園・清水小学校体育館
- 主催:一般社団法人苫小牧青年会議所
- 夢発信フォーラムと題して、清水小学校体育館では峠達也、イデゴウ、鈴木貴人×木暮賢一郎、栗城史多、鈴井貴之らの講演が行なわれた。
- とまこまいコスプレフェスタ
- 2014年(平成26年)2月22日・23日
- 場所:グランドホテルニュー王子、ノーザンホースパーク、駅前商店街、科学センター、MEGAドン・キホーテ、駅前プラザegao、キャッツアイ、樽前山神社、ウトナイ湖道の駅、フェリーターミナルなど苫小牧市内各地
- 活性の火'14
- 2014年(平成26年)8月30日・31日
- 場所:苫小牧駅前娯楽場パーク特設ステージ
- とまこまいコスプレフェスタ第2幕
- 2014年(平成26年)11月1日・2日
- 場所:苫小牧駅、苫小牧西小学校、中心商店街、グランドホテルニュー王子、ライブハウスELLCUBE、王子製紙苫小牧工場、MEGAドン・キホーテ、樽前山神社、緑ヶ丘公園、イオンモール苫小牧、フェリーターミナル、沼ノ端クリーンセンター、ウトナイ湖
- 新・ご当地グルメグランプリ北海道2015 in 苫小牧
- 2015年(平成27年)7月4日・5日
- 場所:西港北埠頭「キラキラ公園」
- 主催:食によるまちづくり推進協議会
- 活性の火'15
- 2015年(平成27年)8月29日・30日
- 場所:苫小牧駅前娯楽場パーク特設ステージ
スポーツ都市
苫小牧市は1966年(昭和41年)に「スポーツ都市宣言」を行い[7]、スポーツを通したまちづくりを積極的に行っている。市内にはスケートリンクを備えたスケートセンターが複数箇所あり、スケートやアイスホッケーが盛んとなっている。市内には子どもから大人まで多くのアイスホッケーチームがあり[99]、市内ではアイスホッケーの試合が、年間およそ40大会600試合行われている[100]。市内に本拠地を構え『アジアリーグアイスホッケー』参加チームである王子イーグルスは、前身の王子製紙アイスホッケー部時代に『第3回全日本アイスホッケー選手権大会』で初優勝、『日本アイスホッケーリーグ』では通算13回、『アジアリーグアイスホッケー』では2度優勝している実績がある[101]。また、『全国高等学校アイスホッケー競技選手権大会』(インターハイ)では、駒澤大学附属苫小牧高等学校が1994年(平成6年)から2002年(平成14年)まで大会9連覇、2004年(平成16年)から2008年(平成20年)まで大会5連覇をするなど30回優勝しており、北海道苫小牧東高等学校が10回、北海道苫小牧工業高等学校が7回優勝している[102]。女子では『全日本女子アイスホッケー選手権大会』最多優勝記録を持つ道路建設ペリグリンも苫小牧を拠点に活動しており、強豪チームが揃っている。
野球においては、駒大苫小牧高校が『全国高等学校野球選手権大会』(夏の甲子園)の『第86回大会』(2004年)・『第87回大会』(2005年)で大会2連覇を果たし[103]、東北以北の高等学校で唯一甲子園大会優勝校の経歴を持っている。2005年(平成17年)は甲子園大会に加えて『第60回国民体育大会』(晴れの国岡山国体)と『第36回明治神宮野球大会』でも優勝し、史上初の3冠を達成している。『第88回大会』(2006年)では準優勝している。社会人ではかつて王子製紙苫小牧硬式野球部が存在し「北海道5強」の一角をなしていたが、王子製紙春日井に統合された。
スポーツチーム
ゴルフ場
市内東部を中心に多くのゴルフ場がある。
- アイランドゴルフリゾート御前水
- 桂ゴルフ倶楽部
- 植苗カントリークラブ
- 千歳空港カントリークラブ
- 北海道ブルックスカントリークラブ
- ニドム クラシックコース
- 苫小牧ゴルフリゾート72 エミナゴルフクラブ
- 苫小牧ゴルフリゾート72 アイリスゴルフクラブ
- 北海道ゴルフ倶楽部
- 樽前カントリークラブ
- ドリーム苫小牧ゴルフ倶楽部
名産・特産
苫小牧市が認定している特産品がある[104]。
苫小牧市公式キャラクター「とまチョップ」
2010年(平成22年)に市内の中学校で「将来の市長になろう」というテーマで模擬市長選挙が行なわれ、その中の1つに「『とま☆キャラプロジェクト』というキャラクターを使ってまちおこしをしよう」というものがあり、これが市長の目に留まった[105]。そこで、キャラクターの図案を市内の小中学生で構成され、2011年(平成23年)1月に開かれた「第24回苫小牧市子ども会議」で4案作成した図案から最終的に1案を決定し、キャラクターの名称も「とまチョップ」に決まった[105]。「子ども会議」で提案された原案を基に3候補を市内の小中学校や公共施設、夏のイベント『とまこまい港まつり』会場で市民投票によって選びキャラクターが決定した[106]。投票結果は同年8月31日の市長記者会見にて発表し、投票総数37,170票のうち20,470票を獲得したキャラクターが、苫小牧市公式キャラクター「とまチョップ」として決定した[105]。
苫小牧市が舞台(ロケ地)となった作品
2011年(平成23年)に「とまこまいフィルムコミッション」が設立され、ロケーション撮影誘致に向けた取組みを行っている[107]。
映画
テレビドラマ
- 『Mother』
- 『鬼刑事 米田耕作 〜銀行員連続殺人の罠〜』
- 『潜入探偵トカゲ』
- 『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』
CM
- 富士重工業(現SUBARU)『New SUBARU Story』「宣言篇」「初めての雪篇」(2015年)
楽曲
ミュージック・ビデオ
- DAIGO☆STARDUST「デイジー」
- エレファントカシマシ「ズレてる方がいい」
書籍
人物
名誉市民
「名誉市民紹介」参照[114]
出身人物
50音順
政治・行政
学術・文化
スポーツ
- 青木香奈枝(アイスホッケー選手。ソチオリンピック日本代表)
- 青木正則(元スピードスケート選手。オスロオリンピック日本代表)
- 荒城啓介(指導者。元アイスホッケー選手)
- 五十嵐元(バレーボール選手)
- 五十嵐充子(元アイスホッケー選手。長野オリンピック日本代表)
- 岩本裕司(指導者。元アイスホッケー選手。アイスホッケー世界選手権日本代表)
- 上田健人(騎手)
- 梅村礼(卓球選手)
- 大澤ちほ(アイスホッケー選手。ソチオリンピック日本代表)
- 尾野貴之(アイスホッケー選手)
- 垣原功(指導者。元アイスホッケー選手。札幌オリンピック代表)
- 加藤謙如(元プロ野球選手)
- 河端和哉(プロサッカー選手)
- 菊地絵理香(プロゴルファー)
- 清川和彦(アイスホッケー選手)
- 久慈修平(アイスホッケー選手。世界選手権日本代表)
- 久保英恵(アイスホッケー選手。ソチオリンピック日本代表)
- 坂上智子(アイスホッケー選手。ソチオリンピック日本代表)
- 桜井邦彦(元アイスホッケー選手。長野オリンピック・世界選手権日本代表)
- 佐々木一正(アイスホッケー選手。世界選手権日本代表)
- 佐藤久佳(競泳(自由形)選手)
- 佐野巧真(プロレスラー)
- 柴田誠也(元プロ野球選手)
- 神保貴宏(プロ野球選手)
- 菅原和彦(元スピードスケート選手。オスロオリンピック日本代表)
- 杉沢明人(元アイスホッケー選手。長野オリンピック・世界選手権日本代表)
- 鈴木惠一(元スピードスケート選手。インスブルックオリンピック・グルノーブルオリンピック・札幌オリンピック日本代表。1970年世界スプリントスピードスケート選手権大会総合銀メダル。日本スケート連盟理事)
- 鈴木世奈(アイスホッケー選手。ソチオリンピック日本代表)
- 鈴木正樹(元スピードスケート選手。グルノーブルオリンピック・札幌オリンピック・インスブルックオリンピック日本代表)
- 瀬高哲雄(日光市議会議員。元アイスホッケー選手。世界選手権日本代表)
- 高嶌遥(アイスホッケー選手。アイスホッケー女子日本代表)
- 高西翔太(元プロレスラー)
- 田中碧(元女子プロ野球選手)
- チャールズ今井(元プロレスラー)
- T-Hawk(プロレスラー)
- 中奥梓(アイスホッケー選手。ソチオリンピック日本代表)
- 中村礼吉(元スピードスケート選手。ガルミッシュパルテンキルヒェンオリンピック日本代表)
- 丹羽孝希(卓球選手)
- 野中絵美(アイスホッケー選手。女子世界選手権日本代表)
- 藤沢和雄(調教師)
- 堀珠花(アイスホッケー選手。ソチオリンピック日本代表)
- 堀吉孝(元スピードスケート選手。コルティナダンペッツォオリンピック・スコーバレーオリンピック日本代表)
- 桝川浩司(元アイスホッケー選手。アイスホッケー日本代表)
- 間野直樹(元アイスホッケー選手。世界選手権日本代表)
- 溝尾武夫(元スピードスケート選手。スコーバレーオリンピック日本代表)
- 宮下トモヤ(元総合格闘家)
- 三和太(プロレスラー)
- 村上裕幸(元アイスホッケー選手。世界選手権日本代表)
- 矢内博(調教師。元騎手)
- 山内隆宏(バレーボール選手)
- 山縣優(プロレスラー)
- 山中武司(指導者。元アイスホッケー選手。長野オリンピック・世界選手権日本代表)
芸能・マスコミ
- 羽生ゆずれない(ものまねタレント)
- あさみ(元カントリー娘。メンバー)
- 伊藤多喜雄(民謡歌手・作曲家)
- 石川晴恵(フリーアナウンサー)
- 奥野瑛太(俳優)
- 柏木弘美(声優)
- 金澤有希(GEM)
- SHOKICHI(EXILE、EXILE THE SECONDメンバー。元J Soul Brothers)
- 白船睦洋(ベーシスト)
- Softly(シンガーソングライター)
- 菅原厚(青森放送アナウンサー)
- 菅原卓磨(俳優)
- 中川尚(元北海道文化放送キャスター)
- PAPA B(レゲエミュージシャン)
- 引木愛(ミュージカル俳優、元バレエダンサー)
- 広瀬彩香(モデル。元ハスカップレディー・元レースクイーン)
- 堀江淳(シンガーソングライター)
- 松村和子(歌手)
- 三沢またろう(パーカッショニスト。元米米CLUB)
- 溝口真央(元ファッションモデル・元タレント)
- ホルスタイン・モリ夫(モリマン)
- 八木将康(劇団EXILE)
- 結樺健(K.D earth)
- 涌井はるか(日本道路交通情報センター(JARTIC)北海道警察本部駐在スタッフ。元NHK契約キャスター)
ゆかりのある人物
- 足立正(実業家。日本商工会議所名誉会頭。苫小牧に居住していた。)
- 五十嵐浩晃(歌手・シンガーソングライター。生まれは美唄市だが、のち苫小牧市に居住していた。)
- 鈴木章(化学者。ノーベル化学賞受賞。北海道苫小牧東高等学校出身)
- 高沢秀昭(元プロ野球選手。苫小牧市スポーツマスター[8])
- 田中将大(プロ野球選手。駒澤大学附属苫小牧高等学校出身)
- 田中稔(元ミートホープ社長)
- 照井康文(写真家。幼少期を苫小牧市で過ごす)
- 橋本聖子(政治家。日本スケート連盟会長・日本自転車競技連盟会長。アルベールビルオリンピック銅メダリスト。駒澤大学附属苫小牧高等学校出身)
- 本間貞樹(アイスホッケー選手。苫小牧市スポーツマスター[8])
市民憲章・都市宣言
苫小牧市民憲章
わたしたちは、樽前山のふもと、水鳥が舞い、太平洋の潮かおる勇払原野に、たくましくひらけた苫小牧の市民です。
わたしたちは、豊かな自然と大きな可能性にみちたこのまちを愛し、健やかな市民としてあゆむために、この憲章を定めます。
— 昭和60年9月27日制定[115]
- あたたかい心でまちを つつみましょう
- 学びあいつくるよろこびを そだてましょう
- 花と木のかおりでまちを みたしましょう
- さわやかな笑顔できまりを まもりましょう
- 生き生きとくらす力を のばしましょう
都市宣言
脚注
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- ↑ 苫小牧市のあゆみ(苫小牧市市史編集委員会刊)p127
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参考資料
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- “苫小牧市制要覧 (PDF)”. 北海道苫小牧市 (2015年). . 2015閲覧.
- “とまこまいくらしのガイド”. 北海道苫小牧市 (2015年). . 2015閲覧.
関連文献
関連項目
外部リンク
行政
産業
観光