芳文社
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株式会社芳文社(ほうぶんしゃ)は、日本の出版社である。本社ビルは東京都文京区の水道橋駅と東京ドームシティの間にある。
企業キャッチコピーは「漫画の殿堂」。
Contents
沿革
- 1946年 - 孝壽芳春が軍隊時代の同僚だった上法快男とともに、前身となる尚文館(しょうぶんかん)を設立[1]。出版の知識を得るためアドバイザーとして上法の親戚である加藤謙一を迎え入れた。
- 1947年 - 少年雑誌『野球少年』を創刊[2]。NHKアナウンサーの志村正順による「誌上放送」が人気企画となった[3]。
- 1950年 - 尚文館を継承するかたちで孝壽芳春が新たに芳文社を設立。
- 1956年 - 日本初の漫画週刊誌『週刊漫画TIMES』を創刊。現存するものとしては日本で8番目に古い週刊誌である[4]。
- 1966年 - 日本初の青年漫画誌『コミックmagazine』を創刊。
- 1981年 - 日本初の4コマ漫画専門誌『まんがタイム』を創刊[5]。
- 2002年 - 萌え系漫画雑誌『まんがタイムきらら』を創刊[5]。
- 2003年 - 孝壽尚志が代表取締役社長に就任。
発行雑誌
2015年4月現在、『週刊漫画TIMES』以外の定期刊行誌は全て月刊。
青年向け漫画雑誌
- 週刊漫画TIMES(毎週金曜日発売)
ファミリー4コマ漫画誌
- まんがホーム(毎月2日発売)
- まんがタイム(1981年創刊、毎月7日発売)
- まんがタイムスペシャル(毎月22日発売)
- まんがタイムオリジナル(1982年創刊、毎月27日発売)
萌え系4コマ誌
- まんがタイムきらら(毎月9日発売)
- まんがタイムきららMAX(毎月19日発売)
- まんがタイムきららキャラット(毎月28日発売)
萌え系ストーリー漫画誌
- まんがタイムきららフォワード(毎月24日発売)
ボーイズラブコミック誌
- 花音(1994年創刊、毎月14日発売)
- ボーイズキャピ!
過去に発行していた雑誌
- 痛快少年→野球少年(1947年-1956年)
- 痛快ブック(1953年-1961年)
- 別冊週刊漫画TIMES(1959年-1990年,1998年-2006年)
- 週刊漫画TIMES増刊
- コミックmagazine(1966年-1988年[6]) ※青年劇画誌。
- 漫画パンチ(1967年-1985年[7])→まんがスポーツ(1985年-1994年[8])
- 漫画コミック(1968年-1982年[9])
- カラー小説(1969年-1970年[10])
- 劇画Document(1971年)→長編劇画(1971年-1973年[11])→漫画マガジン(1974年-1978年[12])
- 長編コミック傑作集(1970年-[13])→長編コミック(1972年-[14])→漫画ルック(1974年-1978年[15])
- 長編漫画傑作集(19770年-1988年)
- ワイド漫画(1977年-) ※関連会社芳英社
- 現代漫画文庫(1977年-) ※関連会社芳英社
- 問題コミック(1979年-)
- オールコミック(1979年-)
- 大学マガジン(1979年-1981年[16])
- 特選麻雀(1980年-1989年[17])
- まんがセブン(1988年-1989年[18]) ※継続後誌「まんがタイムスペシャル」
- ギャグまん(1983年-1992年[19])
- 快笑ギャグ(1985年-1989年[20])
- LOVING(1987年-1997年[21]) ※レディスコミック誌
- SPECTER(1988年-) ※ホラーコミック誌
- MORLOVE(1989年-1993年[22]) ※レディスコミック誌
- 週刊漫画ゴールド(1990年-1991年[23])→漫画ゴールド(1991年-1995年)
- 週漫スペシャル(1994年-2010年[24])
- わんにゃんCLUB(1994年-)
- まんがタイムラブリー(1994年-2011年[25])
- まんがタイムキッチュ!!(1994年-)
- 週漫 young スペシャル(1996年-)
- 小説花音倶楽部(1996年-1997年[26])
- 花音EXTRA(1997年-)
- 別冊週漫スペシャル(1998年-2006年[27])
- 花音MAX(1999年-)
- まんがタイムナチュラル
- まんがタイムDash!
- まんがタイムポップ
- 本当にあった(生)ここだけの話(2004年-2015年[28])
- 超本当にあった(生)ここだけの話(2007年-2018年[29])
- コミックエール!(2007年-2010年[30])
- Cita Cita(2008年-2010年[31]) ※ボーイズラブコミック誌
- まんがタイムきらら☆マギカ
- まんがタイムきららミラク(奇数月16日発売→2012年3月号より毎月16日発売→2017年10月16日発売の12月号をもって休刊)
- まんがタイムジャンボ(1995年-2018年)
- 別冊まんがタイム(1983年-1984年)→まんがタイムファミリー(1984年-2018年)
書籍
- MYPAL BOOKS(刊行終了)
コミックス
- 芳文社コミックス
- まんがタイムコミックス
- まんがタイムKRコミックス
- 花音コミックス
- LOVINGコミックス(刊行終了)
コミックアンソロジー
- いただきます幸せごはん
- ラバコ
過去に発行していたアンソロジー
WEBコミック
- 週漫電子
- きららベース
- まんがタイム彩
映像作品
まんがタイムきらら
- ひだまりスケッチ
- ドージンワーク
- けいおん!
- かなめも
- GA 芸術科アートデザインクラス
- 夢喰いメリー
- Aチャンネル
- キルミーベイベー
- あっちこっち
- ゆゆ式
- きんいろモザイク
- 桜Trick
- ご注文はうさぎですか?
- ハナヤマタ
- 幸腹グラフィティ
- がっこうぐらし!
- 城下町のダンデライオン
- あんハピ♪
- 三者三葉
- NEW GAME!
- ステラのまほう
- うらら迷路帖
- ブレンド・S
- ゆるキャン△
- スロウスタート
- こみっくがーるず
- はるかなレシーブ
- アニマエール!
その他
- 魔法少女まどか☆マギカ※コミカライズのみ担当
- 恋愛ラボ
- アルドノア・ゼロ※コミカライズのみ担当
- レーカン!
- わかば*ガール
- 小森さんは断れない!
- 大家さんは思春期!
- サクラクエスト※コミカライズのみ担当
アプリゲーム
関連人物
- 孝壽尚志 (代表取締役)
- 小林宏之 (『まんがタイムきらら』グループ編集部リーダー)
- 加藤昱夫 (『まんがタイムきらら』グループ編集部)
- 篠原猛 (『まんがタイムきらら』グループ編集部)
- 久保田尋木 (『まんがタイムきらら』グループ編集部)
- 中目佳典 (『花音』編集長[33])
- 上法快男(尚文館共同設立者。芙蓉書房元社長)
- 加藤謙一(尚文館編集協力者[34]。学童社元社長)
- 平田昌兵 (『漫画パンチ』編集長[35][36]。ワニマガジン社元社長)
- 塚田友宏(大陸書房元社長)
脚注
注釈
出典
- ↑ 加藤丈夫『「漫画少年」物語 編集者・加藤謙一伝』都市出版、2002年、73頁 ISBN 978-4-901783-04-0
- ↑ “焼跡から生まれた雑誌”. 国立国会図書館. . 2018閲覧.
- ↑ “志村正順”. 公益財団法人野球殿堂博物館. . 2018閲覧.
- ↑ “沿革”. 東洋経済新報社. . 2018閲覧.
- ↑ 5.0 5.1 “きらら×きららプロジェクト (PDF)”. 叡山電鉄. . 2018閲覧.
- ↑ 「コミックmagazine」、芳文社、1966年全国書誌番号:00008912
- ↑ 「漫画パンチ」、芳文社、1966年全国書誌番号:00022649
- ↑ 「まんがスポーツ」、芳文社、1985年全国書誌番号:00043243
- ↑ 「漫画コミック」、芳文社全国書誌番号:00022638
- ↑ 「カラー小説」、芳文社、1969年全国書誌番号:00004238
- ↑ 「長編劇画」、芳文社、1969年全国書誌番号:00015371
- ↑ 「漫画マガジン」、芳文社、1974年全国書誌番号:00025580
- ↑ 「長編コミック傑作集」、芳文社全国書誌番号:00015372
- ↑ 「長編コミック」、芳文社全国書誌番号:00026501
- ↑ 「漫画ルック」、芳文社全国書誌番号:00026699
- ↑ 「大学マガジン」、芳文社全国書誌番号:00033073
- ↑ 「特選麻雀」、芳文社、-1989年全国書誌番号:00034674
- ↑ 「まんがセブン」、芳文社、1988年全国書誌番号:00071871
- ↑ 「ギャグまん」、芳文社、1983年全国書誌番号:00038421
- ↑ 「快笑ギャグ」、芳文社、1983年全国書誌番号:00043006
- ↑ 「Loving」、芳文社、1987年全国書誌番号:00055479
- ↑ 「Mor love」、芳文社、1989年全国書誌番号:00074889
- ↑ 「週刊漫画ゴールド」、芳文社、1990年全国書誌番号:00079487
- ↑ 「週漫スペシャル」、芳文社、1994年全国書誌番号:00096001
- ↑ 「まんがタイムlovely」、芳文社、1994年全国書誌番号:00098067
- ↑ 「小説花音倶楽部」、芳文社、1996年全国書誌番号:00103888
- ↑ 「別冊週漫スペシャル」、芳文社、1998年全国書誌番号:00109746
- ↑ 「本当にあった(生)ここだけの話」、芳文社、2004年全国書誌番号:01006717
- ↑ 「超本当にあった(生)ここだけの話」、芳文社、2007年全国書誌番号:01017215
- ↑ 「Cita cita」、芳文社、-2010年全国書誌番号:01021622
- ↑ 「Cita cita」、芳文社、-2010年全国書誌番号:01021622
- ↑ “「まんがタイムきらら」の人気キャラクターたちがRPGの世界に大集合!iOS&Android向けスマートフォンゲーム”. PR TIMES. . 2018閲覧.
- ↑ “編集長、オススメのマンガを教えてください!2017”. イーブックイニシアティブジャパン. . 2018閲覧.
- ↑ “実録!“漫画少年”誌 昭和の名編集者・加藤謙一伝”. 文京ふるさと歴史館. . 2018閲覧.
- ↑ 中沢啓治『はだしのゲンはヒロシマを忘れない』岩波書店、2008年、13頁
- ↑ 福間良明他『複数の「ヒロシマ」―記憶の戦後史とメディアの力学』青弓社、2012年
関連項目
外部リンク
- 芳文社 - 公式ウェブサイト