船橋日大前駅
船橋日大前駅(ふなばしにちだいまええき)は、千葉県船橋市坪井東一丁目にある、東葉高速鉄道東葉高速線の駅である。駅番号はTR05。
駅ホーム・西口駅舎の一部は習志野台に跨る。東口駅舎は坪井東三丁目である。
Contents
歴史・概要
日本大学関係者による請願駅として開設が決まったもので[1]、駅舎の設計も同大学の教授が行った[2]。
計画当初は「坪井駅」という仮称がつけられていたが、日本大学理工学部・薬学部の最寄り駅ということから、現在の駅名で開業した。
年表
- 1995年(平成7年)8月17日 - 駅名が決定[3]。
- 1996年(平成8年)4月27日 - 開業[4]。
- 1997年(平成9年) - 「関東の駅百選」に選定。選定理由は「学園都市にふさわしい、柱がなく未来空間を構成した利用者がデザインした駅」。
- 2004年(平成16年)10月30日 - 東口が開業[5]。
- 2008年(平成20年)10月下旬 - 西口改札にICカード専用改札機を導入。
- 2012年(平成24年)
駅構造
2面2線相対式ホームを持つ地下駅。主に地下であるが、ホーム東葉勝田台寄りの端は地上である。改札では東口は2004年の開業当初より2枚投入対応の、いわゆる新式の改札が導入されていた。西口も2008年10月にPASMO・Suica専用改札機が導入され、全ての改札がICカード対応改札機になった。
東口改札は一部時間帯無人のため、改札付近にインターホンが設置されている。
当駅の西口駅舎および周辺の設計、デザインは日大理工学部による。平成9年度第42回鉄道建築作品賞の運輸省鉄道局長賞、千葉県建築文化賞を受賞。また「関東の駅百選」第1回選定においても選ばれた。その後建設された東口はレンガと木で作られており、今後の人口増加を見積もり広いロータリー・タクシープールを備えている。
のりば
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | TR 東葉高速線 | 下り | 東葉勝田台方面 | |
2 | 上り | 西船橋・大手町・中野方面 | 西船橋駅から 東西線へ直通 東西線中野駅から 中央線(各駅停車)へ直通 |
現状
駅前に日本大学の敷地があるため、西口の駅利用者はほぼ日大関係の人のみに等しい。朝夕はとても賑わい、日大関係者が沢山訪れるが、それ以外は電車が到着する直前になってもホームに人がわずかしかいないという、この鉄道の利用状況を物語っているかのような駅であった。
現在、東地区で土地区画整理事業が進んでいる。周辺の土地機構だけでなく、新しい企業も立ち上がり、周辺に住宅が少しずつ増えている。店も駅開業当初周辺に全くなかったものの、マミーマート、ダイソー、しまむらが入居するモールやファストフード、ドラッグストア、コンビニエンスストアをはじめ、道沿いに少しずつ増える傾向にある。さらに、2007年(平成19年)に習志野台8丁目への道路が開通し、行き来が便利になった。東口の前はかつては広い空き地であり、そこに14階建てのマンションが最終的に6棟ほど建設される予定だったが、周辺住民の同意が得られずに一旦は業者が撤退した。
その後2012年(平成24年)より東口ロータリーに直結する14階建てのマンションの建設工事が開始。「グランソシア船橋芽吹の杜」と名付けられた当マンションは2014年(平成26年)3月に完成し、入居が開始された。このときも周辺住民による反対があったが、法的には問題がないということで工事が進められた。
2015年冬に東口駅前ロータリーで、駅周辺の自治会主催にて自治会設立10周年記念事業として、LEDによる木々のライトアップが実施された。2016年の実施は未定。
利用状況
2015年度の一日の平均乗車人員は9,292人である[千葉県統計 1]。
近年の1日平均乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員[* 1] |
備考 |
---|---|---|
1996年 | 3,976 | [千葉県統計 2] |
1997年 | 4,940 | [千葉県統計 3] |
1998年 | 5,389 | [千葉県統計 4] |
1999年 | 5,575 | [千葉県統計 5] |
2000年 | 5,396 | [千葉県統計 6] |
2001年 | 5,412 | [千葉県統計 7] |
2002年 | 5,374 | [千葉県統計 8] |
2003年 | 5,049 | [千葉県統計 9] |
2004年 | 5,127 | [千葉県統計 10] |
2005年 | 5,396 | [千葉県統計 11] |
2006年 | 5,686 | [千葉県統計 12] |
2007年 | 6,382 | [千葉県統計 13] |
2008年 | 6,077 | [千葉県統計 14] |
2009年 | 6,731 | [千葉県統計 15] |
2010年 | 7,115 | [千葉県統計 16] |
2011年 | 7,390 | [千葉県統計 17] |
2012年 | 7,910 | [千葉県統計 18] |
2013年 | 8,343 | [千葉県統計 19] |
2014年 | 8,839 | [千葉県統計 20] |
2015年 | 9,292 | [千葉県統計 21] |
駅周辺
西口
東口
坪井を参照。
- 芽吹の杜(住宅ニュータウン)
バス路線
当駅東口にはバス発着対応のスペースはあるが、現在路線バスの発着はない。
駅東口より、ふなばしアンデルセン公園へのバスが2007年10月2日から11月4日まで走行していた。運行会社は船橋新京成バス、習志野新京成バス(現在の船橋新京成バス習志野営業所)及び松戸新京成バスが主で、ほかにも京成グループ他社をはじめ市や県が運行するバスがあった。
なお、2012年10月1日より、平和交通の運行する東京発の深夜急行バスが運行する。(東口ロータリーには入らない)
その他
- 駅バリアフリー化が進んでいる。触知案内や音声案内が施されている。
- 『相棒 Season 13』[6](テレビ朝日)など、テレビドラマのロケ撮影にも使用されている。
ギャラリー
- Toyo funabashi-nichidai-mae station east entrance.JPG
東口(2008年9月28日撮影)
- 船橋日大前朝通帯.jpg
西口の土曜の朝の様子。日大関係の人が多い。写真に写っている制服姿の学生はほぼ全て日大習志野高校の生徒である。(2006年10月28日撮影)
- Kanto 100 stations plate.JPG
関東の駅百選認定証(2008年9月23日撮影)
- Funabashi-nichidaimaeform.jpg
駅ホーム。1番線より八千代緑が丘方面を眺める。駅の八千代緑が丘方面はすぐに地上に出る。(2007年12月31日撮影)
- Funanichiwestkenbai.jpg
西口の券売機
(IC対応前) - FunanichiEastkenbai.jpg
東口の券売機
(IC対応後)
隣の駅
脚注
- ↑ “房総の駅百景 東葉高速鉄道 船橋日大前駅(船橋市坪井町) 日大1万人の請願駅”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 8. (1999年2月12日)
- ↑ “日大教授が駅舎設計 今春開業の東葉高速鉄道「船橋日大前駅」 文化活動も可能に”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 16. (1996年1月7日)
- ↑ “東葉高速線の駅名決まる”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 16. (1995年8月18日)
- ↑ 引用エラー: 無効な
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タグです。 「chibanippo1996428
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 「鉄道記録帳」、『RAIL FAN』第52巻第1号、鉄道友の会、2005年1月号、 22頁。
- ↑ 2014年10月15日放送 第1話
出典
- 私鉄の統計データ
- 千葉県統計年鑑