船井郡
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人口13,564人、面積303.09km²、人口密度44.8人/km²。(2018年4月1日、推計人口)
以下の1町を含む。
- 京丹波町(きょうたんばちょう)
Contents
郡域
1897年(明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記1町のほか、概ね下記の区域にあたる。
歴史
古代
郡内の八木町屋賀、北屋賀[1]は、丹波国国府推定地の一つである[2]。
郷
式内社
テンプレート:丹波国船井郡の式内社一覧神名帳 | 比定社 | 集成 | |||||
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社名 | 読み | 格 | 付記 | 社名 | 所在地 | 備考 | |
凡例を表示 |
近世以降の沿革
- 「旧高旧領取調帳」に記載されている明治初年時点での支配は以下の通り。●は村内に寺社領が存在。幕府領は京都代官が管轄。篠山藩領11村は幕末時点では京都代官が管轄する幕府領であったが、明治2年に領地替えとなった[3](206村)
幕末の知行
- 慶応4年
- 明治2年6月19日(1869年7月27日) - 丹波亀山藩が任知藩事にともない改称して亀岡藩となる。
- 明治4年
- 明治初年 - 以下の村の統合が行われる。(204村)
- 時期不明 - 新町村が須知村に、諸内村が橋爪村にそれぞれ合併[23]。(202村)
- 明治4年(1871年) - 大戸村(現・南丹市日吉町上胡麻)が上胡麻村に合併。(201村)
- 明治5年(1872年) - 奥村が升谷村に合併。(200村)
- 明治6年(1873年) - 以下の村の統合が行われる。(194村)
- 明治7年(1874年) - 以下の村の統合が行われる。(184村)
- 明治9年(1876年) - 以下の村の統合が行われる。(149村)
- 明治12年(1879年)4月10日 - 郡区町村編制法の京都府での施行により、行政区画としての船井郡が発足。郡役所が園部村に設置。
- 明治15年(1882年) - 屋賀村の一部が分立して北屋賀村となる。(150村)
町村制以降の沿革
- 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制の施行により、下記の町村が発足。(1町23村)
- 園部町(園部村のうち町分[24]が分立して町制施行。現・南丹市)
- 園部村 ← 園部村、小山村、大村、横田村、黒田村(現・南丹市)
- 吉富村 ← 鳥羽村、南広瀬村、大藪村、八木島村、玉ノ井村、池ノ内村、神田村、雀部村、室河原村、広垣内村、木原村(現・南丹市)
- 八木村 ← 八木村、柴山村(現・南丹市)
- 富庄村 ← 北広瀬村、日置村、氷所村、刑部村(現・南丹市)
- 本荘村 ← 青戸村、西田村、観音寺村、屋賀村、北屋賀村(現・南丹市)
- 新庄村 ← 船枝村、山室村、室橋村、野条村、諸畑村、池上村(現・南丹市)
- 川辺村 ← 高屋村、大戸村、佐切村、熊原村、越方村、船岡村(現・南丹市)
- 世木村 ← 殿田村、天若村、中村、中世木村、生畑村、木住村(現・南丹市)
- 胡麻郷村 ← 胡麻村、上胡麻村、保野田村、志和賀村、畑郷村(現・南丹市)
- 五ヶ荘村 ← 四ツ谷村、田原村、佐々江村(現・南丹市)
- 桐ノ庄村 ← 内林村、曽我谷村、瓜生野村、熊崎村、新堂村、千妻村、岡田村、木崎村(現・南丹市)
- 摩気村 ← 宍人村、口司村、口人村、半田村、大西村、船阪村、下新江村、竹井村(現・南丹市)
- 西本梅村 ← 埴生村、天引村、大河内村、法京村、南八田村、殿谷村(現・南丹市)
- 東本梅村 ← 南大谷村、若森村(現・亀岡市、南丹市)、赤熊村、大内村、中野村、松熊村(現・亀岡市)
- 竹野村 ← 高岡村、口八田村、新水戸村、水戸村(現・京丹波町)
- 須知村 ← 須知村、市森村、上野村、蒲生村、曽根村、院内村、森村、塩田谷村、安井村(現・京丹波町)
- 高原村 ← 富田村、実勢村、豊田村、下山村(現・京丹波町)
- 質美村(単独村制。現・京丹波町)
- 檜山村 ← 橋爪村、大朴村、中台村、和田村、井脇村、小野村、井尻村、八田村(現・京丹波町)
- 梅田村 ← 水原村、上大久保村、下大久保村、坂井村、鎌谷中村、鎌谷下村、鎌谷奥村、東又村(現・京丹波町)
- 三ノ宮村 ← 三ノ宮村、戸津川村、質志村、妙楽寺村、猪鼻村、水呑村、粟野村、保井谷村(現・京丹波町)
- 上和知村 ← 篠原村、西河内村、上乙見村、仏主村、細谷村、升谷村、市場村、中山村、上粟野村、大迫村、下乙見村、長瀬村、下粟野村、塩谷村、大倉村(現・京丹波町)
- 下和知村 ← 小畑村、本庄村、坂原村、角村、広瀬村、才原村、広野村、稲次村、出野村、大簾村、中村、安栖里村(現・京丹波町)
- 明治27年(1894年)10月10日 - 富庄村・本荘村が合併して富本村が発足。(1町22村)
- 明治32年(1899年)7月1日 - 郡制を施行。
- 明治34年(1901年)7月19日 - 須知村が町制施行して須知町となる。(2町21村)
- 大正4年(1915年)1月1日 - 八木村が町制施行して八木町となる。(3町20村)
- 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 昭和4年(1929年)4月1日 - 園部町・園部村・桐ノ庄村が合併し、改めて園部町が発足。(3町18村)
- 昭和26年(1951年)4月1日(3町10村)
- 吉富村・富本村・新庄村が八木町に編入。
- 竹野村が須知町に編入。
- 檜山村・梅田村・三ノ宮村・質美村が合併して瑞穂村が発足。
- 川辺村が園部町に編入。
- 昭和30年(1955年)
- 昭和31年(1956年)9月30日 - 東本梅村が亀岡市に編入。(6町)
- 昭和33年(1958年)4月1日 - 園部町が亀岡市の一部(若森・南大谷の各一部)を編入。
- 平成17年(2005年)10月11日 - 丹波町・和知町・瑞穂町が合併して京丹波町が発足。(4町)
- 平成18年(2006年)1月1日 - 園部町・八木町・日吉町が北桑田郡美山町と合併して南丹市が発足し、郡より離脱。(1町)
変遷表
自治体の変遷
明治22年4月1日 | 明治22年 - 大正15年 | 昭和1年 - 昭和20年 | 昭和21年 - 昭和29年 | 昭和30年 - 昭和31年 | 昭和32年 - 昭和64年 | 平成1年 - 現在 | 現在 | |
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東本梅村 | 東本梅村 | 東本梅村 | 東本梅村 | 昭和31年9月30日 亀岡市に編入 |
亀岡市 | 亀岡市 | 亀岡市 | |
昭和33年4月1日 園部町に編入 |
平成18年1月1日 南丹市 |
南丹市 | ||||||
園部町 | 園部町 | 昭和4年4月1日 園部町 |
園部町 | 昭和30年4月20日 園部町 |
園部町 | |||
園部村 | 園部村 | |||||||
桐ノ庄村 | 桐ノ庄村 | |||||||
川辺村 | 川辺村 | 川辺村 | 昭和26年4月1日 園部町に編入 | |||||
摩気村 | 摩気村 | 摩気村 | 摩気村 | |||||
西本梅村 | 西本梅村 | 西本梅村 | 西本梅村 | |||||
八木村 | 大正4年1月1日 町制 |
八木町 | 八木町 | 八木町 | 八木町 | |||
富庄村 | 明治27年10月10日 富本村 |
富本村 | 昭和26年4月1日 八木町に編入 | |||||
本荘村 | ||||||||
吉富村 | 吉富村 | 吉富村 | ||||||
新庄村 | 新庄村 | 新庄村 | ||||||
北桑田郡 神吉村 |
北桑田郡 神吉村 |
北桑田郡 神吉村 |
北桑田郡 神吉村 |
昭和30年4月1日 八木町に編入 | ||||
世木村 | 世木村 | 世木村 | 世木村 | 昭和30年4月1日 日吉町 |
日吉町 | |||
五ヶ荘村 | 五ヶ荘村 | 五ヶ荘村 | 五ヶ荘村 | |||||
胡麻郷村 | 胡麻郷村 | 胡麻郷村 | 胡麻郷村 | |||||
須知村 | 明治34年7月19日 町制 |
須知町 | 須知町 | 昭和30年4月1日 丹波町 |
丹波町 | 平成17年10月11日 京丹波町 |
京丹波町 | |
竹野村 | 竹野村 | 竹野村 | 昭和26年4月1日 須知町に編入 | |||||
高原村 | 高原村 | 高原村 | 高原村 | |||||
上和知村 | 上和知村 | 上和知村 | 上和知村 | 昭和30年4月1日 和知町 |
和知町 | |||
下和知村 | 下和知村 | 下和知村 | 下和知村 | |||||
檜山村 | 檜山村 | 檜山村 | 昭和26年4月1日 瑞穂村 |
昭和30年4月1日 町制 |
瑞穂町 | |||
梅田村 | 梅田村 | 梅田村 | ||||||
三ノ宮村 | 三ノ宮村 | 三ノ宮村 | ||||||
質美村 | 質美村 | 質美村 |
脚注
- ↑ 南丹市八木町北屋賀国府の地名が残る。八木町屋賀南永寿には宗社大明神(綜社、總(緫)社)が残る
- ↑ [1]
- ↑ 徳川宗家の駿河府中藩への入封により遠江国榛原郡・城東郡の領地を失ったため。
- ↑ 下記のほか坪井越石が記載されているが詳細不明。
- ↑ 記載は西大戸村。
- ↑ 記載は東大戸村。
- ↑ 記載は「胡麻・上野村」。
- ↑ 上実勢村・下実勢村に分かれて記載。
- ↑ 記載は「西・高屋村」。
- ↑ 記載は世木・中村。
- ↑ 記載は「世木・宮村」。
- ↑ 記載は北大谷村。
- ↑ 記載は「紅井・谷村」。
- ↑ 下乙見村・篠原村・大倉村・市場村・升谷村・奥村のうち。本項では村数に数えない。
- ↑ 15.0 15.1 15.2 15.3 15.4 15.5 記載は八田を冠称。
- ↑ 上蒲生村・下蒲生村に分かれて記載。
- ↑ 記載は塩田を冠称(塩田安井村)。
- ↑ 記載は鎌谷東股村。
- ↑ 下記のほか大芝原新田が記載されているが桑田郡の所属。
- ↑ 記載は東高屋村。
- ↑ 西大路治部知行・尾崎内蔵麿知行・上園中務知行・宮本勝麿知行とあるが詳細不明。
- ↑ 森周防知行・林和泉知行とあるが詳細不明。
- ↑ 「角川」には記述がないが、現在の地名より比定。
- ↑ この時点では園部本町、園部上本町、園部若松町、園部宮町、園部新町が存在。
参考文献
- 角川日本地名大辞典 26 京都府
- 旧高旧領取調帳データベース