臥竜公園

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臥竜公園(がりゅうこうえん)は、長野県須坂市臥竜にある総合公園(都市公園)。日本さくら名所100選、日本の名松100選、長野の自然100選に選定されている。

特徴

ファイル:Garyu-koen sakura.JPG
手前:竜ヶ池と弁天島
左奥から黒姫山妙高山斑尾山

竜ヶ池の周りにはソメイヨシノを中心に150本、公園全体で約800本の桜が楽しめ、竜ヶ池の水面に映る桜や夜桜も知られている(見頃は4月中旬から下旬頃)。他にもアヤメフジツツジアジサイが咲き競い、竜ヶ池周辺の茶店は、風情有る面影を残しており、「黒いおでん」、「団子」は名物となっている。また、近くの興国寺には臥竜梅(須坂市の天然記念物)がある。

娘の親である長者に、結婚を阻まれた若者は竜となり暴れるが、その姿を見た娘が悲しんだため、竜は静かに臥した。それが臥竜山だという昔話がある。

臥竜山には古墳、須田城跡、須坂藩主だった堀家の霊廟があり、臥竜山をめぐるウォーキングコースも整備されている。

1931年に築造された公園の設計者は、明治神宮日比谷公園などを設計した日本最初の林学博士の本多静六(1866 – 1952)で、市営の博物館、動物園、水族館などの施設を備えており、春の花、夏の風、秋の紅葉、冬の雪景色と、一年を通じて憩える公園として使われている。

施設

須坂市動物園

公園内にある小さな動物園であるが、全国ネットでテレビ 出演 (日本テレビ『天才!志村どうぶつ園』など多数)したアカカンガルーの「ハッチ(2009年11月25日死亡。現在動物園名誉園長)」・クラ ラ・赤ちゃんや24時間インターネットで動物のライブ映像を配信中。「動物なにしてる?須坂市動物園てれび」の開園などにより、全国各地から来園者が急増しており、2006年度の年間入園者数は過去最高の237,663人を記録した。

参考文献

  • 日本さくらの会[編]講談社カルチャーブックス『日本桜名所百選 見られる限りは見てみたい 』講談社、1992年