置賜県
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置賜県(おきたまけん)は、1875年(明治8年)に羽前国南部を管轄するために設置された県。現在の山形県置賜地方にあたる。
概要
主に旧米沢藩の支配地域を管轄した。江戸時代を通じて同藩が置賜郡のほぼ全域を領有したため、独特の郷土料理や方言などの藩政文化が育まれた。
沿革
- 1871年(明治4年)11月2日 - 第1次府県統合により米沢県が廃止され、置賜県が発足。県庁は置賜郡米沢(現在の米沢市)に設置。
- 1876年(明治9年)8月21日 - 第2次府県統合により山形県に合併。同日置賜県廃止。
管轄地域
歴代知事
- 1871年(明治4年)11月2日 - 1872年(明治5年)4月9日 : 参事・高崎五六(元鹿児島藩士)
- 1872年(明治5年)4月9日 - 1872年(明治5年)11月2日 : 参事・本田親雄(前少議官、元鹿児島藩士)
- 1872年(明治5年)11月2日 - 1872年(明治5年)11月23日 : 参事・関口隆吉(元幕臣)
- 1872年(明治5年)11月23日 - 1873年(明治6年)5月29日 : 参事・芹沢政温(前置賜県権参事)
- 1873年(明治6年)5月29日 - 1873年(明治6年)11月2日 : 参事・関義臣(前鳥取県参事、元福井藩士)
- 1873年(明治6年)11月2日 - 1874年(明治7年)9月20日 : 権令・関義臣(前置賜県参事)
- 1874年(明治7年)9月20日 - 1876年(明治9年)8月21日 : 権令・新庄厚信(元岡山藩士)
脚注
関連項目
先代: 米沢県 |
行政区の変遷 1871年 - 1875年 |
次代: 山形県 |