素股

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素股(すまた)は、ローションを使い、体を動かしながら手や太ももで男性器を男性に見えないように摩擦する行為である。誤解されやすいが、性感染症を未然に防ぐためにコンドーム着用してない場合は女性の性器やその付近に一切触れないで行われる[1]

概説

主に風俗嬢と呼ばれる女性従業員が、客の男性に行う擬似挿入行為と言われている[2]。また、この場合に対象となる性風俗店は、一般に「箱ヘル」や「デリヘル」や「ホテヘル」や「イメクラ」などと呼ばれる非本番系風俗店である。

アダルトビデオなどの映像媒体では挿入が前提となっているため、互いの性器を擦り付けるものが多く見かけられる。しかし、アダルトビデオは視聴者の興奮を煽るように作られたフィクションであり、実際の素股とは全くの別ものである。

風俗店などでアダルトビデオと同じように真似て行為をすると性感染症や望まない妊娠などの可能性があり、非常に危険を伴う。本来の素股は性器同士の擦り付けを行わない行為である[3]

素股の種類 

騎乗位素股
男性が仰向けになり女性が下腹部にまたがるようにして上に乗り、女性はお尻の割れ目にペニスを沿わせるようにして前後に腰を動かす。その際、手でペニスを固定し、挿入しているかの様に擬似体験させる行為[4]。女性主導のため、男性が疲れにくい対位である。
正常位素股
女性が仰向けになり男性が女性の上にまたがる体勢を取り、ペニスを女性の下腹部に密着させる。女性は手でペニスを圧迫し固定することで摩擦力を高める。男性が前後に体を動かす。[5]男性主導のため、女性が疲れにくい体位である。
後背位素股
女性がうつ伏せになり女性の太ももにペニスを挟む。男性が上下に体を動かす。女性は手でペニスを固定する。

通常のセックスの体位になぞらえて素股をすることが出来る。フェラや手コキにも色々な手法があるのと同様に、上記のもの以外にも様々な手法が存在する[4]

誤った行為時の性感染・妊娠

正確な知識を持っていない、かなりの人々に、どのような行為が素股であるかが理解されていないこと、コンドーム着用無しで性器に触れる危険性が周知できていないことに対して風俗業界関係者でも危惧されている。風俗業界で働く人々は顧客の知識の無さとサービス業であることの理解の必要性を訴えている[6]。風俗で働く女性には性病感染または望まない妊娠という、女性特有の不安を抱えた状態で誤った「素股」によって、上記への恐怖感を抱えることは少なくない[7][8]。素股時に誤ってコンドームを着用せずに性器に擦り付ける、擦られてしまった場合、粘膜接触や体液接触が原因による性病にかかる危険性が男女ともある。また、女性は子宮頚癌を発症するリスクも高くなる[1][9][10]

本来は粘膜や体液に触れないセーファーセックスあるいはセーフセックス(英:Safer sex, Safe sex)は、性感染症およびHIV(以下、性病等)に感染するリスクを減少させる行動をとりながら、お互いに配慮した行為からうまれたサービスである[4]

脚注

関連項目