秋山竜次
秋山 竜次 | |
---|---|
生年月日 | 1978年8月15日(46歳) |
出身地 | 日本・福岡県北九州市門司区 |
最終学歴 | 福岡県立門司北高等学校 |
出身 | 吉本総合芸能学院 (NSC) 東京校4期 |
トリオ名 | ロバート |
表示 |
秋山 竜次(あきやま りゅうじ、1978年8月15日[1] - )は、日本のお笑いタレント、俳優。お笑いトリオ・ロバートのメンバー。福岡県北九州市門司区出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。身長175cm、体重132kg。福岡県立門司北高等学校卒業。名前は「竜次」だが、3人兄弟の長男(弟2人)。
Contents
経歴
父親はヤクザ映画の斬られ役などで活動した元俳優である。先輩俳優の芸名「城春樹」を名乗り、エンドロールに名前が大きく出ていると偽って息子に見栄を張ったという。
お笑いトリオのロバートを組む馬場裕之とは幼稚園から高校まで同級生で仲が良かった。高校卒業後に上京し当初の目標は芸人ではなく、代官山で雑貨店を経営することだったが、雑貨店の採用面接を次々と落とされ挫折した。しかしアルバイトをしているとき偶然に吉本総合芸能学院(NSC)東京校の広告を見て、馬場を北九州から呼び寄せて一緒に入学した。
同期の板倉俊之(現・インパルス)と「ゼナイル」というトリオを一時期組んでいたが、板倉が元々ボケ志向であったため解散となった。その後、たまたま一人でやっており、さらにツッコミだった山本博を入れてロバートを結成する。
2008年4月に1歳年下の一般人女性と結婚していたことが、2009年4月1日に明らかとなった。このことは『はねトび』レギュラーはおろか、秋山の相方である山本、さらにはその幼馴染である馬場にも秘密にしていて[2]、馬場には絶交と思われる発言や山本に至っては腰が抜けており「相方なのに何で重大なことを教えてくれなかったんだ」という発言が飛び出していた(番組中に和解)。
2010年3月6日、『はねるのトびら』メンバーの堤下敦と玉突き事故を起こしていた事が分かり、軽傷を負っていた[3]。
2013年11月30日午前に第1子となる女児が生まれた[4]。
2017年11月22日、主に後述の『ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル』での活動が認められ、「GQ MEN OF THE YEAR 2017」のベスト・コメディアン賞を受賞した[5][6]。
芸能活動
『はねるのトびら』
『はねるのトびら』では、ドランクドラゴンの塚地武雅・インパルスの板倉とともに同番組を代表する多くのコントの主役または主要な役を演じている。秋山の主な持ちキャラは、北九州弁を喋る老人やおばちゃんをはじめアキバ系のオタク、父子家庭の幼稚園児、女子高生、ゴスロリファッションのグルーピー、怪しげな新興宗教の教祖、悪徳商法の勧誘員(⇒グローバルTPS物語)、新人女子アナをいびるタイムキーパー、母親と共依存関係にあるニートなどなど。代表的なコントとしては「MUGA様とおーたむSAN」、「栞と博のテーマ」、「チューリップの会」、「グローバルTPS物語」、「黒族」、「バカボンド」、「カワイイ」、「哲哉とお父さん」、「秋山森乃進」、「若手芸人とんちんかんちん」、「家庭内プロレス・ニートVS母親」などがある。
2009年4月1日の『はねるのトびら300回記念スペシャル』のお祓い企画にて、前年に交際していることが明らかになった一般女性と密かに結婚していたことを神主に扮したインパルスの板倉に暴露された。
『ポケモン☆サンデー』
2007年5月13日放送分のバトルで初勝利し、2007年4月15日放送分の「ポケモンだいすきプロジェクト」の企画『わらしべポケモン』にて、ロバートの3人でのバトルで優勝している。
『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』
水泳が得意で、『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』では「マーメイド秋山」なる異名を取っている。企画で潜水を競い合ったときは75mという記録(非公式ながら全日本で当時4位タイ。ちなみに一般成人男性は平均20m)を打ち立てた。その後、同番組の企画でさまざまな特訓を重ね、公式記録大会で82mという自己ベストを出した(当時、日本男子歴代7位)。
2006年4月に放映された「Qさま!!」SP第2夜では、秋山が潜水で75メートルの記録を出した場面(リプレイ)で瞬間最高視聴率26.2%に達した。
企画で日本漢字能力検定3級の資格を所持する。
『ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル』
『ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル』は、秋山竜次(ロバート)が2015年4月よりhonto+で連載中の人気コンテンツ。
毎回、現代を代表するクリエイターがそれぞれのフィールドでの仕事ぶりや人生について語るシリーズ。
代表的なクリエイターとして、トータル・ファッション・アドバイザーである「YOKO FUCHIGAMI」、トータル・ウェディング・プロデューサーである「揚江美子」など。
また、それぞれのクリエイターには<クリエイターズ・ワード>と呼ばれる名言があり、彼らの魅力をより引き立てるワードとなっている。インタビューの全容は、honto+にて掲載されている。
その他エピソード
『マンスリーよしもと』が毎年発表する「吉本男前ランキング」では、2003年までランク外、2004年11位、2005年9位、2006年6位と順位を上げていたが、2007年は15位であった。
酒が飲めない。タバコも吸わない。
ある日名古屋のスーパー銭湯に行くロケを収録した後に更衣室で浴衣に着替えていたところ、80代の男性から大相撲の幕内・遠藤聖大と間違われたことがある。なかなか人違いであることに気付いてもらえなかったので「練習も頑張らないといけないけど、女遊びの方も頑張らなきゃ」とあえてふざけたことを言ってみたものの、「バカ野郎!そんなことやってる場合じゃないだろ!」となおも人違いが解けなかった。[7]
主なギャグ
- 雰囲気ことわざ
- 雰囲気で、意味不明だが語呂的にありそうなことわざをつくる。今までに創作した中では「とうたく ぎにして めんぱつに ぱう」や「ぎ とけすものは と こうざつによす」などがある。馬場、山本もできる。嵐の宿題くんや、オモバカ8第3回で披露。
- 真逆体操
- コント「終電」にも「秋山体操」という名で登場。動作と言っていることを逆にする。「ほしい」と「ほしくない」は逆にするのを忘れるというオチがある。オモバカ8第3回で披露。
- ニュートラルな表情(無の表情)
- 何のスイッチも入っていない、無の表情になる技。無になったときにスイッチをおすと光る道具を作った。嵐の宿題くんなどで披露。
- 体ものまね
- 『はねるのトびら』終了前後から始めた漫談ネタ。上半身裸になり、自分と同じ「浅黒くて小太りの男性有名人」(梅宮辰夫、小沢一郎などいわゆる「大御所」)の顔写真を無言のまま次々と顔にあてがい笑いを取る。ニブンノゴ!の宮地に「なんだその大御所みたいな体は」とよく指摘されていた事から思いつき[8]、アゴのものまね開拓者HEY!たくちゃんをヒントにしたものまねである。主に単独で行われるが、ロバートとして行う場合もある。この場合は、馬場と山本がアシスタントをしつつ、オチで秋山同様に上半身裸になり写真を顔にあてがう。このネタで用いられているBGMはSkaziの「Falafel pt 1」の終盤部分。秋山にとって梅宮は大きな転機をいただいた恩人と語っており[9][10]、梅宮から「やるんだったら、中途半端じゃなく、突きつめろ。何をどうやってもいいから、ちゃんとした芸をやれ![11]」と励まされ、芸人として本当に悩んでいたことをかき消すきっかけとなったのが、この“体ものまね”だった[9][10]。
- アメリカ行きたい
- 泣きながら「アメリカ行きたい」と言う
- 笑うと赤ちゃんみたいになる奴
- 赤ちゃんみたいに笑いだす人のまね
出演中の番組・作品
- テレビ
- IPPON グランプリ(フジテレビ) - 10回出場、2回優勝(第8回[12]、第11回)
- 佳代子の部屋 〜真夜中のゲーム会議〜(2016年10月 - 、フジテレビ) - レギュラー [13]
出演番組・作品
トリオでの仕事はロバート (お笑いトリオ)#出演作品を参照。
テレビドラマ
- 整形美人。(2002年、フジテレビ) - はねるメンバー全員で、ヒロイン(米倉涼子)の同級生役で同窓会シーンに登場。秋山は場の仕切りをやっている。
- いつもふたりで(2003年、フジテレビ) - 永井亘 役(ドランクドラゴン塚地とのコンビで、オタク系ダメ編集者役。第6話に松たか子と二人の場面で感動的な台詞(本人談)あり)
- 特急田中3号(2007年、TBS) - 桃山誠志 役
- 歌姫(2007年、TBS) - 芥川ただし 役
- ハンサム★スーツ THE TV(2009年、日本テレビ) - 上野裕太郎 役
- 専業主婦探偵〜私はシャドウ 最終話(2011年12月16日、TBS) - 警備員 役
- 永沢君(2013年、TBS) - カツヤン 役
- LOVE理論(2013年12月27日、テレビ東京) - 西田明 役
- 黒い十人の秋山(2017年12月、テレビ東京) - 主演・冴島響一郎 / 戻川茜 / パトリック・ベイカー / 神取忠 / 財津隆也 / 赤羽ヒデト / 犬塚聡子 / リシエル / 村田安夫 / YOKO FUCHIGAMI / 上杉みち / 警官 役(一人十二役)[14][15]
ウェブテレビ
- HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル(2017年 - 2018年、Amazonプライム・ビデオ) - シーズン0、シーズン3、シーズン5
- やれたかも委員会(2018年1月 - 3月、AbemaTV) - 主演・能島明 役[16]
- 国産洋画劇場「六城」「船と氷山」[17](2018年8月31日 - 、大阪チャンネル) - 六城(ろくき) 役、雀(じゃく) 役[18]
- デリ飯(2018年9月5日 - 9月27日[19]、AbemaTV)
映画
- デトロイト・メタル・シティ(2008年) - カミュ(西田照道) 役
- 漫才ギャング(2011年) - 小淵川 役
劇場アニメ
- 劇場版ポケットモンスター ディアルガVSパルキアVSダークライ(2007年 声の出演) - エンペルト使いのダイ 役
- 劇場版ポケットモンスター アルセウス 超克の時空へ(2009年 声の出演) - 兵士B 役
- 夜は短し歩けよ乙女(2017年) - パンツ総番長 役
吹き替え
ラジオ
- ロバート秋山のお義母さんといっしょ!(ラジオ大阪)
書籍
- クリエイターズ・ファイル Vol.01 (ヨシモトブックス)
広告
- リクルートジョブズ From A navi 第6弾「海の家」篇(2014年)[21]
- サントリー のんある気分「今日の気分」篇(2016年)[22]
- NTTドコモ はじめてスマホ割「ケータイへの感謝」篇、インフォマ「はじめてスマホ割」編、インフォマ「学割」編(2016年 - )
- 日産自動車「セレナ」「SERENA OFFICIAL PRESENTERS」(2016年)
- gumi 誰ガ為のアルケミスト「ロバート秋山監督」篇(2016年) - TVの企画として秋山が初めてCM監督を務めた[23]
- サントリー のんある気分・地中海レモン(2017年、2018年) 広末涼子と共演。
- 花王 エッセンシャル スマートスタイル シャンプー(2018年)
- 日本生命 特定重度疾病保障保険“だい杖ぶ”(2018年) 綾瀬はるかと共演。
その他
- CD『チューリップの会』(「はねトび」のコント「チューリップの会」秋山代表の“放出”が収められている。インパルス板倉と共演)
- 絶望に効くクスリ(山田玲司著) 第1巻(北陽虻川とともに漫画に登場。「グローバルTPS物語」が生まれたきっかけについて語る)
- DVD『いつもふたりで』(セル版特典映像にドランクドラゴン塚地と二人のインタビューあり)
- DVD『特典映像』(有田哲平監督)
- 短編アニメ『聖島の森のゴアコピュリア』(初監督作品。YOSHIMOTO DIRECTOR'S 100 〜100人が映画撮りました〜の一本)
- テレビ『爆笑レッドカーペット』(2010年4月11日、フジテレビ) - なだぎ武とのコラボカーペットとして出演。
- 爆生レッドカーペット (2012年10月13日)-単独で出演、キャッチフレーズは「コントの王者が一人で登場」
- 水トク! 志村けんのゲーム王国(TBS、2015年5月6日) - DJコングの声を担当
脚注
- ↑ 『テレビ・タレント人名事典(第6版)』 日外アソシエーツ、2004年6月、22頁。ISBN 978-4-8169-1852-0
- ↑ ロバート秋山極秘婚「バレたかという感じ」 - 芸能 - SANSPO.COM
- ↑ 産経新聞 (2010年3月6日). “ロバート秋山さんとインパルス堤下さんが玉突き事故”. イザ!— . 2011閲覧.
- ↑ “ロバート・秋山竜次、結婚6年目で待望の第1子女児!「すごく僕に似ています」”. マイナビニュース(ライブドアニュース) (2013年12月1日). . 2015-9-2閲覧.
- ↑ “2017年のGQ MEN OF THE YEARが決定! 稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾、佐藤琢磨、長谷川博己、秋山竜次、野田洋次郎、佐藤天彦、斎藤工の全9人が受賞”. GQ JAPAN (2017年11月22日). . 2017閲覧.
- ↑ “ロバート秋山「GQ」選出“輝いた男”に、両親へ感謝「産み分けがしっかりしてた」”. お笑いナタリー. (2017年11月22日) . 2017閲覧.
- ↑ ロバート・秋山、大相撲の遠藤関と間違われる「日本を背負うことになる」 マイナビニュース 2014/05/30
- ↑ 『本能Z』2017年3月7日放送
- ↑ 9.0 9.1 中西正男 (2014年5月25日). “<私の恩人>秋山竜次、梅宮さんはネタだけじゃなく…「ロバート」も救ってくれた!1”. THE PAGE (ワードリーフ): p. 1 . 2014-6-10閲覧.
- ↑ 10.0 10.1 中西正男 (2014年5月25日). “<私の恩人>秋山竜次、梅宮さんはネタだけじゃなく…「ロバート」も救ってくれた!3”. THE PAGE (ワードリーフ): p. 3 . 2014-6-10閲覧.
- ↑ 中西正男 (2014年5月25日). “<私の恩人>秋山竜次、梅宮さんはネタだけじゃなく…「ロバート」も救ってくれた!2”. THE PAGE (ワードリーフ): p. 2 . 2014-6-10閲覧.
- ↑ 初出場で優勝
- ↑ “ゲーム情報&お色気要素が満載、オアシズ大久保とロバート秋山の新番組”. お笑いナタリー. (2016年10月13日) . 2016閲覧.
- ↑ “ロバート秋山、テレ東ドラマで1人10役に挑戦 初の単独主演で前代未聞の演じ分け”. ORICON NEWS. (2017年11月10日) . 2017閲覧.
- ↑ “ロバート秋山が10役『黒い十人の秋山』に天才子役「上杉みちくん」友情出演”. CINRA.NET. (2017年12月26日) . 2017閲覧.
- ↑ “あの夜もしかしたらあの子と…「やれたかも委員会」実写化、主演はロバート秋山”. コミックナタリー. (2017年11月30日) . 2017閲覧.
- ↑ Inc., Natasha,. “秋山&友近、“国産”会場・目黒雅叙園で会見「洋画を観たことがない」 - お笑いナタリー” (日本語). お笑いナタリー. . 2018閲覧.
- ↑ “秋山竜次&友近、“和製洋画”を制作「完全オリジナル」と“パクリ”を否定” (ja-JP). スポーツ報知. (2018年8月31日) . 2018閲覧.
- ↑ “デリ飯#4 タワマンで暮らすデリ嬢と壮絶人生を歩んだ女王様が作るご飯の味は? | 無料のインターネットテレビはAbemaTV(アベマTV)” (日本語). AbemaTV. . 2018閲覧.
- ↑ “『グリンチ』豪華すぎる追加キャストを一挙解禁!大泉洋に続きこの冬一番のひねくれ超大作に、杏&ロバート秋山&横溝菜帆&宮野真守が参戦!!!”. 映画「グリンチ」公式サイト. . 2018閲覧.
- ↑ “有村架純、海の家で未知との遭遇!パン田一郎はシリー ズ史上最適バイトに遭遇?”. リクルートジョブズ. (2014年8月18日) . 2014年8月25日閲覧.
- ↑ “ロバート秋山が「のんある気分」CMで神様役、広末涼子を戸惑わせる”. お笑いナタリー. (2016年8月22日) . 2016閲覧.
- ↑ “ロバート秋山が「誰ガ為のアルケミスト」CM監督、“タガタメ大使”として出演も”. お笑いナタリー. (2016年12月1日) . 2016閲覧.