福井新聞
福井新聞(ふくいしんぶん)は、福井県で発行している県域新聞。株式会社福井新聞社が発行する朝刊専売紙である。
発行部数は20万6500部(2015年1月)で、普及率は78%[1]。
Contents
沿革
- 1899年8月28日 三田村甚三郎により創刊。1940年から1942年にかけて戦時報道統制により、県下すべての新聞が統廃合され「福井新聞」一紙体制となる。
- 2002年 福井市大和田町(福井放送の斜向かい)に新社屋を完成させた。
- 2003年 福井市春山の旧社屋を「福井新聞 さくら通りビル」としてリニューアルオープン。福井CSKなどが入居。
- 2004年 12月、当時社長であった吉田耿介が急逝。後任に実弟の吉田哲也が社長就任(2011年現在は吉田真士が社長を務める)。
- 2011年10月4日 スマートフォン・iPad向けの「福井新聞 電子版」の運用を開始。
- 2012年 Yahoo! JAPANのニュースサイト「Yahoo!ニュース」への配信を北陸地方の地方紙としては初めて開始。
支社・支局
- 本社 - 福井市大和田2丁目801
- 福井中央支局(福井新聞まんなかプラザ) - 福井市中央一丁目9番23号
- 三国支社 - 坂井市三国町覚善8字60番地1
- 丸岡支局 - 坂井市丸岡町西瓜屋15号12番地
- 大野支社 - 大野市明倫町5番17号
- 勝山支局 - 勝山市旭町2丁目669番地
- 鯖江支社 - 鯖江市東鯖江二丁目4番6号
- 武生支社 - 越前市蓬莱町3番7号
- 敦賀支社 - 敦賀市中央町一丁目15番25号
- 小浜支社 - 小浜市後瀬町7番7号
- 東京支社 - 東京都港区新橋二丁目19番4号
- 大阪支社 - 大阪府大阪市北区梅田二丁目3番1号600 大阪駅前第一ビル
- 名古屋支社 - 愛知県名古屋市中区錦三丁目1番12号
- 北陸支社 - 石川県金沢市香林坊二丁目3番25号 金沢青葉ビル
関連企業
- 福井新聞折りこみセンター
- 福井新聞PRセンター
- 福井新聞販売センター
- 福井新聞印刷センター
- メディアプラス風丸
紙面割
題字の「新」の文字は、「木」の部分に横棒が一本多く「未」のようになった字体を使用している(日本の新聞#題字の「新」の字体参照)。
地方面
- 福井市内
- 坂井・奥越(坂井市・あわら市・大野市・勝山市)
- 南越(鯖江市・越前市・池田町・越前町・南越前町)
- 嶺南(敦賀市・美浜町・若狭町・小浜市・おおい町・高浜町)
- 日曜・月曜は嶺北面・嶺南面に統合される。
コラム・社説
1面コラムは「越山若水」、社説は「論説」となっている。
番組表
始めに嶺南版を印刷し、嶺北版に差し替えた後に再び印刷を行う。ちなみに、その際に他の紙面についても事件事故の発生や進展で差し替えられることがある。NHKの地上波テレビ、ラジオはNHK福井放送局の番組編成。
なお、2012年3月17日にBS放送の「Dlife」が開局した事に伴い、掲載チャンネルの移動・変更が行われている。これまで別刷りの「第2テレビ・ラジオ面」で掲載していた近畿地方の準キー局、民放キー局系列のBSチャンネルとWOWOWの3チャンネルが最終面に移動した。
最終面
- 嶺北
- フルサイズ - NHK Eテレ、NHK総合、FBCテレビ、福井テレビ、MROテレビ、HAB
- 3分の1サイズ - NHK BS1、NHK BSプレミアム
- 4分の1サイズ - MBSテレビ、ABCテレビ、カンテレ、読売テレビ、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ、WOWOW(プライム・ライブ・シネマ)
- 嶺南
- フルサイズ - NHK Eテレ、NHK総合、FBCテレビ、福井テレビ、MBSテレビ、ABCテレビ
- 3分の1サイズ - NHK BS1、NHK BSプレミアム
- 4分の1サイズ - カンテレ、読売テレビ、KBS京都、びわ湖放送、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ、WOWOW(プライム・ライブ・シネマ)
- 以前は福井県の放送局に限り、解説欄の所に電話番号を一括で載せていたが、現在は各放送局ごとのカット下部に掲載している。
第2テレビ・ラジオ面
掲載局は一部を除き嶺北・嶺南共通。また、日曜日には地上波とBSの週間テレビガイドとNHK-FM・FM福井の週間番組表も掲載される。なお第2テレビ面は芸能記事と一緒に別刷りで掲載されており、その最終面(休刊日を除く)に収録されている。この形式は上毛新聞、山梨日日新聞でも現在実施しているほか、過去に朝日新聞(1990年代の東京版夕刊、大阪本社発行四国版朝刊)、1970年代の産経新聞、他に山形新聞と佐賀新聞でも実施されていた方式である。
- テレビ(地上波・BS)
- ラジオ
- 3分の1サイズ - NHKラジオ第1、NHKラジオ第2、FBCラジオ、NHK-FM、FM福井、深夜放送(文化・ニッポン・ABC・CBC・MBS・ラジオ大阪)
- 4分の1サイズ - 放送大学ラジオ、福井街角放送、たんなんFM、ハーバーステーション、ラジオNIKKEI
- 4分の1サイズ - 衛星劇場、ムービープラス、スペースシャワーTV、GAORA、スーパー!ドラマTV、ホームドラマチャンネル、キッズステーション、スターチャンネル1、J sports 3
- 極小サイズ - こしの国ケーブル、福井・さかいケーブル、丹南地域ふれあい、つるがチャンネル、チャンネルO
広告特集
タブロイド誌など
- おとな日 - 毎月第2・第4土曜日に発行。
- fu - 毎月末に発行している雑誌。県内書店でも発売している。正確には「u」にアクサン・テギュが付く。
- 福悠人 - 奇数月の第3火曜日に福井県すこやか長寿財団の機関紙として発行。
- 週刊も・ぎ・た・てBanana - 毎週木曜日に発行(フルカラー8ページ)。福井市・坂井市・あわら市・吉田郡・越前市・越前町の本紙に折り込まれているほか、福井市中心部では未購読世帯にポスティングもされている。
電子版
2011年10月4日に、北陸地方の地方紙では初めてとなる「電子版」の運用を開始した。利用条件としては、福井新聞の購読者で福井県外在住者が対象となる。スマートフォン(Android端末・iPhone)・iPad・iPod touchで福井新聞の紙面閲覧が可能で、共同通信社が運営する「NewsOasis」で申し込み・利用する形となっている。
なお、富山県の北日本新聞では「webun」(ウェブン)という電子版の運用を行っているが、現在スマートフォンなどへの紙面配信は行っていない。
関連放送事業者
- 福井テレビジョン放送
- 福井エフエム放送
- また、前2社ほど濃密ではないが、福井放送とも協力関係がある。
関連番組・コーナー
- 福井新聞ニュース
- 福井新聞TODAY・カレントリーふくい
福井エフエム放送の平日朝のローカルワイド番組『Life Is』で放送されているコーナー。いずれも福井新聞による企画コーナーで、前者は福井県内と日本全国の今日の予定を紹介、後者は1週間の記事紹介と記者によるニュース解説となっている。
CM出演者
その他
- 本社に輪転機を持っており、深夜に印刷している様子を見学する企画がある。
- 社屋内に共同通信社と時事通信社の福井支局がある。
- 1973年12月、夕刊の発行を、オイルショックに伴う用紙不足を理由に休止。これ以降、朝刊専売となる。
- 1979年、「ふるさと福井80選」主催(福井新聞社創刊80周年記念事業)。
- 1984年、「ふるさと福井85選」主催(福井新聞社創刊85周年記念事業)。
- 2007年3月26日に、新しいウェブサイト「チョキッ」をオープン。
- 2007年11月中旬に、無料の携帯サイト「福井新聞ニュース」を有料化。「福井新聞mobile」としてリニューアル。
- 2008年9月23日、「チョキッ」と「fu」のサイトを合体させ「fu+(ふうプラス)」をオープン。
- 2010年10月1日、日本初のFAXを使った格安のWEB弔電サービス「わたっくす」を開始。
- 五木寛之作の小説『親鸞 激動篇』(第二部)及び『親鸞 完結篇』(第三部)を連載。ただし『親鸞』(第一部)は掲載されなかった。なお同作は、競合紙の日刊県民福井では三部ともに連載。
- シンボルマークは、グラフィックデザイナー塚本哲のデザインである。
- 沖縄タイムスと共同で、原発と基地のニュースを発信する「フクナワ」を運用している[2]。
脚注
関連項目
外部リンク
- テンプレート:JNN
- テンプレート:FNN・FNS