神戸西バイパス

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神戸西バイパス(こうべにしバイパス)は、明石海峡大橋関連事業として、神戸市西部の迂回路確保、沿道開発、渋滞緩和を目的として第二神明道路と並行して計画された、国道2号バイパスである。高速道路ナンバリング(高速道路等路線番号)では「E94」が割り振られている。

概要

専用部(第二神明北線)

専用部の供用区間は第二神明北線の道路名であり、神戸西バイパスの名称はまず使用されない。有料道路普通車:200大型車:300円、特大車:700円)となっている。

ファイル:Route2kobe-w-By-Pass.jpg
国道2号神戸西バイパス

一般部(国道2号 神戸西バイパス)

  • 全長 : 8.4km(供用済4.4km)
  • 規格 : 第3種第2級
  • 車線 : 2車線
  • 最高速度 : 50km/h

一般部は片側1車線であるが、信号機と交通量が少なく比較的快適に走行できる。

インターチェンジなど

  • IC番号欄の背景色がである部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色がである部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。未開通のIC/JCT名は仮称。
IC番号 施設名 接続路線名 起点から
(km)
備考
阪神高速道路5号湾岸(垂水)線 大阪方面
- 垂水JCT E28 神戸淡路鳴門自動車道 0.0
11 学園南IC 県道488号長坂垂水線 2.3 長坂・姫路方面出入口
12 長坂IC 国道2号(神戸西バイパス)明石方面 3.0 大阪・垂水JCT方面出入口
- 永井谷JCT 阪神高速7号北神戸線 姫路方面 5.4
- 永井谷IC 国道2号(神戸西バイパス) 事業中
- 櫨谷IC
- 平野IC 国道175号国道427号重複)
- 石ケ谷JCT E93 第二神明道路 姫路方面
  • 永井谷〜石ケ谷JCT間6.9kmは長期に渡って事業中であるが、本線部分はごく一部を除き未着工状態にある。この理由について国土交通省近畿地方整備局では、2013年12月付の事業再評価資料で“公図混乱箇所において用地取得に時間を要している”としており、併せて未着工区間の用地取得率が未だ70%弱である事を公表している[1]。また、県道小部明石線から都市計画道路西神5号線までの1.0kmについては、同局2014年4月発表の事業見通しで“交差点形状に関する調整等”を進めているとしており、開通見通しの公表は控えている[2]
  • 平野ICから石ケ谷JCTの間で播磨臨海道路への接続が計画されている。

沿革

神戸市西部は際まで急峻ながせり出していることもあり東西交通が貧弱であった。国道2号、第二神明道路、兵庫県道21号神戸明石線の渋滞は慢性化していた。おりしも明石海峡大橋架橋が計画され、垂水JCTへの連絡道路である第二神明道路へのさらなる交通の流入が懸念され、第二神明道路の迂回路が必要とされた。

また沿道地域は近年神戸市が住宅開発を進めてきた名谷-学園都市-西神地区付近に近く、沿道開発への期待とさらなる自動車交通需要の増大へ向けての渋滞緩和が必要であった。

  • 1994年3月1日 : 明石海峡大橋の関連事業として工事着手。
  • 1998年4月5日 : 明石海峡大橋の開通とともに垂水JCT-永井谷JCT(I期区間)供用。
    • 専用部(垂水JCT-永井谷JCTを阪神国道工事事務所から日本道路公団へ引継ぎ)
    • 一般部(神戸市垂水区小束山六丁目-神戸市西区伊川谷町別府を阪神国道工事事務所から兵庫国道工事事務所へ引継ぎ)

交通量

24時間交通量(台) 道路交通センサス

区間 平成17(2005)年度 平成22(2010)年度 平成27(2015)年度
垂水JCT - 学園南IC 5,735 4,742 4,847
学園南IC - 長坂IC 8,229 6,962 7,817
長坂IC - 永井谷JCT 5,441 5,078 6,167

(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)

備考

専用部の所管警察

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク

テンプレート:第二神明道路