磐梯熱海駅
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磐梯熱海駅(ばんだいあたみえき)は、福島県郡山市熱海町熱海四丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)磐越西線の駅である[1]。
「熱海」の地名は静岡県の熱海温泉の名を鎌倉時代に拝借したもの[2](磐梯熱海温泉を参照のこと)で、駅名は静岡県熱海市の熱海駅と区別するために「磐梯」を冠している。
歴史
- 1898年(明治31年)7月26日[1] - 岩越鉄道の熱海駅(あたみえき)として開業。
- 1906年(明治39年)11月1日 - 岩越鉄道が国有化。
- 1925年(大正14年)3月20日 - 岩代熱海駅(いわしろあたみえき)に改称。
- 1965年(昭和40年)6月1日 - 磐梯熱海駅に改称。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 2002年(平成14年) - 東北の駅百選に選定される。
- 2009年(平成21年)4月1日 - 業務委託化。磐梯熱海駅長(郡山駅助役待遇)廃止。
- 2014年(平成26年)4月1日 - ICカード「Suica」が仙台エリアとして利用開始となる[3]。
駅構造
相対式ホーム2面2線[2]を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。かつては単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線の計2面3線であり、3番線は当駅始発列車と主に普通列車の待避に使われていた。のちに、旧3番線は架線もレールも取り払われている。構内の安子ケ島方が急カーブとなっているため、40km/hの速度制限を受ける。2015年3月14日改正のダイヤでは1日5往復当駅で交換を行っている。信号設備上では駅舎側の1番線が上下本線となっており、交換がないときは両方向とも1番線から発着する。
郡山駅が管理し、JR東日本東北総合サービスが受託する業務委託駅であり、みどりの窓口設置[1](営業時間 8:10 - 16:10)。自動券売機も1台設置されている。駅舎は、なだらかな三角屋根をもつコンクリート平屋のもので、トイレは水洗式である。 簡易Suica改札機設置。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■磐越西線 | 上り | 郡山方面 | |
下り | 猪苗代・会津若松方面 | 通常はこのホーム | ||
2 | ■磐越西線 | 下り | 猪苗代・会津若松方面 | 行違い時のみ |
利用状況
- 2017年度の1日平均乗車人員は247人である[4]。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 一日平均乗車人員 |
2000 | 449 |
2001 | 418 |
2002 | 393 |
2003 | 399 |
2004 | 389 |
2005 | 382 |
2006 | 373 |
2007 | 377 |
2008 | 360 |
2009 | 336 |
2010 | 299 |
2011 | 302 |
2012 | 301 |
2013 | 302 |
2014 | 284 |
2015 | 281 |
2016 | 262 |
2017 | 247 |
駅周辺
駅のすぐ近くや、南側の五百川沿いに磐梯熱海温泉の温泉街が広がっており、宿泊施設なども多い[2]。
- ほっとあたみ
- 郡山市役所熱海行政センター
- 磐梯熱海観光物産館
- 熱海フットボールセンター
- 熱海郵便局
- 郡山北警察署熱海駐在所
- 郡山地方広域消防組合郡山消防署熱海分署
- 郡山市立熱海中学校
- 日本きもの文化美術館
- 磐梯熱海アイスアリーナ
- 磐梯熱海スポーツパーク
- 安達太良山南登山口
- 母成高原
- 郡山石筵ふれあい牧場
- 銚子ケ滝
- 郡山市ケヤキの森
- 駅前に足湯
- かんぽの宿郡山
- 郡山ユラックス熱海
- 福島交通熱海車庫(駅より約1.2km)
- 福島県道8号本宮熱海線
- 福島県道24号中の沢熱海線
- 福島県道200号磐梯熱海停車場線
- 国道49号
- 磐越自動車道磐梯熱海IC
- 五百川
バス路線
- 玉川経由郡山駅
- 新安子ヶ島経由郡山駅
- 石筵牧場
- かんぽの宿郡山経由熱海車庫
この他、会津バスの勝田内行(郡山市湖南地区)が当駅前まで乗り入れてくる。
その他
隣の駅
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 “JR東日本:各駅情報(磐梯熱海駅)”. 東日本旅客鉄道. . 2014閲覧.
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 『週刊JR全駅・全車両基地』第50号、朝日新聞出版、2013年8月4日、 23頁、. 2018閲覧.
- ↑ Suica の一部サービスをご利用いただける駅が増えます - 2013年11月29日東日本旅客鉄道株式会社
- ↑ JR東日本 各駅の乗車人員