硫黄島 (東京都)

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硫黄島(いおうとう)

東京都小笠原諸島の南部,硫黄列島中最大の火山島。活火山で,常時観測火山。別称中硫黄島。小笠原村に属する。海上自衛隊航空基地がある。台地状をなし北東部に元山(115m),南西端には円錐火山の摺鉢山(169m)がある。硫気を噴出し地熱も高い。過去たびたび噴火を起こしており,近年では 2012,2013年に小規模な水蒸気爆発があった。島の隆起を示す海岸段丘断層崖が発達し,今日でも活発な隆起活動が続いている。無人島であったが,安永8(1779)年ジェームズ・クックの探検隊が発見,1891年日本領有後移民が居住。漁業,硫黄採集や熱帯農業に従事した。太平洋戦争の激化に伴い,住民は全員本土に引き揚げ,その後戦史に残る激戦場になった(硫黄島の戦い)。第2次世界大戦後アメリカ合衆国の軍政権下にあったが,1968年日本に返還された。面積 23.16km2




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