真空管
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真空管(しんくうかん、米: vacuum tube、英: vacuum valve[1])電子管[2]あるいは熱電子管[3]
10-5N/m2 (約 7.5×10-8 Torr) 以下の真空の容器中に電極を設け,その間の電子流により電気信号の整流,増幅,発振,スイッチ操作など,いろいろな動作を行わせる電子管。普通は陽極と陰極とから成る二極管を基本とし,これに網目状の電極グリッド (格子 ) を1個加えた三極管,2個以上加えた四極管,五極管などがある。真空管の特性は陽極電流と,陽極電圧または格子電圧との関係を表わす特性曲線,あるいは真空管定数で表わされる。トランジスタの普及により,高出力の発振管,電子レンジに用いられているマグネトロン (磁電管 ) などの特殊管を除いてほとんど使われなくなった。なお,光電子を利用した光電管,テレビジョンに用いられるブラウン管なども真空管の1種である。