相楽郡
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相楽郡(そうらくぐん、さがらかのこおり)は、京都府(山城国)の郡。
人口43,799人、面積178.24km²、人口密度246人/km²。(2018年4月1日、推計人口)
以下の3町1村を含む。
Contents
郡域
1879年(明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記3町1村のほか、以下の区域にあたる。
歴史
古代
もとは「さがらかのこおり」と読んだ。相楽郡には、山城国の国分寺があった。
式内社
テンプレート:山城国相楽郡の式内社一覧神名帳 | 比定社 | 集成 | |||||
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社名 | 読み | 格 | 付記 | 社名 | 所在地 | 備考 | |
凡例を表示 |
近世以降の沿革
幕末の知行
知行 | 村数 | 村名 | |
---|---|---|---|
天領 | 皇室領 | 22村 | 綺田村、上津村、南川村、西村、河原村、岡崎村、井平尾村、石寺村、白栖村、別所村、園村、原山村、湯船村、門前村、釜塚村、南村(現・和束町)、木屋村、撰原村、下島村、田村新田、杣田村、中村 |
例幣使領 | 5村 | 東村、登大路村、仏生寺村、口畑村、奥畑村 | |
幕府領[1] | 1村 | 枝村、木津郷新田[2]、木津郷流作[2] | |
京都守護職役知 | 3村 | 北河原村、梅谷村、石垣村 | |
旗本領 | 3村 | ●下狛村、●北稲八間村、東畑村 | |
皇室領・門跡領・幕府領・旗本領 | 1村 | 相楽村 | |
皇室領・公家領・女官領・京都守護職役知 | 1村 | 林村 | |
皇室領・公家領 | 2村 | 菅井村、●小寺村 | |
皇室領・公家領・幕府領 | 1村 | 千童子村 | |
皇室領・公家領・幕府領・京都守護職役知 | 1村 | 鹿背山村 | |
皇室領・公家領・幕府領・旗本領 | 1村 | ●吐師村 | |
皇室領・幕府領 | 1村 | 大路村 | |
皇室領・幕府領・京都守護職役知・旗本領 | 1村 | ●乾谷村 | |
皇室領・幕府領・旗本領 | 1村 | ●菱田村 | |
皇室領・京都守護職役知 | 1村 | 椿井村 | |
皇室領・旗本領 | 5村 | 神童子村、市坂村、植田村、山田村、●柘榴村 | |
皇室領・能楽囃子方大倉氏知行 | 1村 | 平尾村 | |
藩領 | 伊勢津藩 | 15村 | 上狛村、法華寺野村、大野村、観音寺村、高田村、北村、里村、兎並村、銭司村、切山村、北笠置村、南笠置村、上有市村、下有市村、南村(現・木津川市)[3] |
伊勢久居藩 | 14村 | 岩船村、西小村、北大門村、南大門村、東小下村、東小上村、北下手村、南下手村、高去村、勝風村、森村、大畑村、尻枝村、辻村 | |
大和柳生藩 | 9村 | 石垣村、法花平尾村、高尾村、田山村、童仙房村、野殿村、飛鳥路村、南大河原村、北大河原村 | |
山城淀藩 | 1村 | 南稲八妻村 | |
大和小泉藩 | 1村 | 大平尾村[4] | |
天領・藩領 | 旗本領・武蔵岩槻藩・林大学頭知行 | 1村 | 祝園村 |
- 慶応4年
- 明治3年
- 明治4年
- 明治4年11月22日(1872年1月2日) - 第1次府県統合により、全域が京都府の管轄となる。
- 明治初年 - 大平尾村が平尾村に合併。(91村)
- 明治5年(1872年) - 石垣村が綴喜郡井手村に合併。(90村)
- 明治8年(1875年) - 枝村・大路村・千童子村・上津村・南川村・小寺村が合併して木津村となる。(85村)
- 明治9年(1876年)(78村)
- 北笠置村・南笠置村が合併して笠置村となる。
- 上有市村・下有市村が合併して有市村となる。
- 東村・登大路村・仏生寺村・口畑村が合併して例幣村となる。
- 法花平尾村が高尾村に、林村が上狛村に合併。
- 明治12年(1879年)4月10日 - 郡区町村編制法の京都府での施行により、行政区画としての相楽郡が発足。郡役所が木津村に設置。
- 明治14年(1881年) - 木津村の一部(旧・木津宿23町)が分立して木津町となる。(1町77村)
- 明治15年(1882年) - 南村(現・木津川市)が改称して美浪村となる。
町村制以降の沿革
- 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制の施行により、以下の各村が発足。特記以外は全域が現・木津川市。(19村)
- 棚倉村 ← 綺田村、平尾村
- 高麗村 ← 椿井村、北河原村、神童寺村
- 上狛村(単独村制)
- 狛田村 ← 下狛村、菱田村(現・精華町)
- 稲田村 ← 北稲八間村、南稲八妻村、植田村(現・精華町)
- 山田荘村 ← 山田村、乾谷村、柘榴村、東畑村(現・精華町)
- 祝園村 ← 祝園村、菅井村(現・精華町)
- 相楽村 ← 吐師村、相楽村
- 木津村 ← 木津町、木津村、梅谷村、市坂村、鹿背山村
- 加茂村 ← 里村、高田村、大野村、観音寺村、法華寺野村、北村、兎並村、美浪村、銭司村
- 当尾村 ← 辻村、尻枝村、南下手村、北下手村、森村、高去村、勝風村、大畑村、岩船村、西小村、東小上村、東小下村、北大門村、南大門村
- 瓶原村 ← 例幣村、西村、河原村、岡崎村、井平尾村、奥畑村
- 西和束村 ← 石寺村、白栖村、撰原村、下島村(現・和束町)
- 中和束村 ← 釜塚村、別所村、南村、杣田村、木屋村(現・和束町)
- 東和束村 ← 原山村、門前村、園村、中村(現・和束町)
- 湯船村(単独村制。現・和束町)
- 笠置村 ← 笠置村、切山村、有市村、飛鳥路村(現・笠置町)
- 大河原村 ← 南大河原村、北大河原村、野殿村、童仙房村(現・南山城村)
- 高山村 ← 田山村、高尾村(現・南山城村)
- 田村新田が綴喜郡井手村の一部となる。
- 明治26年(1893年)11月22日 - 木津村が町制施行して木津町となる。(1町18村)
- 明治32年(1899年)7月1日 - 郡制を施行。
- 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 大正15年(1926年)7月1日
- 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 上狛村が町制施行して上狛町となる。(2町17村)
- 昭和3年(1928年)2月11日 - 加茂村が町制施行して加茂町となる。(3町16村)
- 昭和6年(1931年)10月1日 - 狛田村・祝園村・稲田村が合併して川西村が発足。(3町14村)
- 昭和9年(1934年)1月1日 - 笠置村が町制施行して笠置町となる。(4町13村)
- 昭和17年(1942年)7月1日 - 木津町に相楽郡を管轄する相楽地方事務所を設置。
- 昭和26年(1951年)4月1日(4町9村)
- 相楽村が木津町に編入。
- 川西村・山田荘村が合併して精華村が発足。
- 当尾村・瓶原村が加茂町に編入。
- 昭和29年(1954年)12月15日 - 西和束村・中和束村・東和束村が合併して和束町が発足。(5町6村)
- 昭和30年(1955年)4月1日(6町4村)
- 昭和31年(1956年)
- 平成19年(2007年)3月12日 - 山城町・木津町・加茂町が合併して木津川市が発足し、郡より離脱。(3町1村)
変遷表
自治体の変遷
明治22年4月1日 | 明治22年 - 大正15年 | 昭和1年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和29年 | 昭和30年 - 昭和64年 | 平成1年 - 現在 | 現在 |
---|---|---|---|---|---|---|
木津村 | 明治26年11月22日 町制 |
木津町 | 木津町 | 木津町 | 平成19年3月12日 木津川市 |
木津川市 |
相楽村 | 相楽村 | 相楽村 | 昭和26年4月1日 木津町に編入 | |||
上狛村 | 大正15年7月1日 町制 |
上狛町 | 上狛町 | 昭和31年8月1日 山城町 | ||
高麗村 | 高麗村 | 高麗村 | 高麗村 | |||
棚倉村 | 棚倉村 | 棚倉村 | 棚倉村 | |||
加茂村 | 加茂村 | 昭和3年2月11日 町制 |
加茂町 | 加茂町 | ||
当尾村 | 当尾村 | 当尾村 | 昭和26年4月1日 加茂町に編入 | |||
瓶原村 | 瓶原村 | 瓶原村 | ||||
笠置村 | 笠置村 | 昭和9年1月1日 町制 |
笠置町 | 笠置町 | 笠置町 | 笠置町 |
西和束村 | 西和束村 | 西和束村 | 昭和29年12月15日 和束町 |
和束町 | 和束町 | 和束町 |
中和束村 | 中和束村 | 中和束村 | ||||
東和束村 | 東和束村 | 東和束村 | ||||
湯船村 | 湯船村 | 湯船村 | 湯船村 | 昭和31年9月30日 和束町に編入 | ||
狛田村 | 狛田村 | 昭和6年10月1日 川西村 |
昭和26年4月1日 精華村 |
昭和30年4月1日 町制 |
精華町 | 精華町 |
祝園村 | 祝園村 | |||||
稲田村 | 稲田村 | |||||
山田荘村 | 山田荘村 | 山田荘村 | ||||
大河原村 | 大河原村 | 大河原村 | 大河原村 | 昭和30年4月1日 南山城村 |
南山城村 | 南山城村 |
高山村 | 高山村 | 高山村 | 高山村 |
行政
- 歴代郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
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1 | 明治11年(1879年)4月10日 | 明治11年(1879年)5月6日までは、宇治郡長も兼任 | ||
大正15年(1926年)6月30日 | 郡役所廃止により、廃官 |
脚注
参考文献
- 角川日本地名大辞典 26 京都府
- 旧高旧領取調帳データベース