相撲博物館
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相撲博物館(すもうはくぶつかん)は、日本の国技といわれる相撲の資料を収蔵した施設である。
概要
東京都墨田区の国技館内にあり、公益財団法人日本相撲協会が運営している。初代館長となる酒井忠正が収集したコレクションを母体として発足し、以降は随時資料の寄贈等を受けて収蔵点数を増加させている。
入場料は無料だが国技館に併設しているため、国技館で本場所や有料の催し物がある際は、国技館の入場券をもっている者しか来場ができない。それ以外の日には誰でも入場することができる。出入口は相撲協会事務所付近と、国技館正面エントランスの2か所に設置されているが、国技館で催し物が無い時はエントランス側の出入口は閉じられる。
展示期間中に、ガイドツアーが行われることもある。また、過去の史料も保管しているので、その閲覧も依頼すれば、閲覧できるものもある。
歴代館長
- 初代:酒井忠正(元伯爵、元貴族院副議長、横綱審議委員会委員長)1954年9月18日 - 1968年12月17日(死去)
- 2代:石井鶴三(彫刻家)1969年2月 - 1973年3月17日
- 3代:市川國一(元前頭筆頭 出羽ノ花國市)1976年1月30日 - 1987年5月30日
- 4代:花田勝治(第45代横綱 若乃花幹士)1994年3月16日 - 1996年9月6日
- 5代:納谷幸喜(第48代横綱 大鵬幸喜)2005年6月1日 - 2008年12月31日
- 6代:石山五郎(第57代横綱 三重ノ海剛司)2013年2月4日 -
任期は通常3年。現役の年寄は就任できないが、専任の館長が不在となった場合は代行が出来る。力士出身の館長は5代目の納谷(大鵬)を除きいずれも相撲協会理事長経験者である。
過去の館長代理・代行は以下の通りである。日本相撲協会の停年(定年)退職と同時に正式な館長に就任した者もいる。
- 代理:春日野清隆(第44代横綱 栃錦清隆)1988年2月1日 - 1990年1月10日
- 代理:二子山→藤島勝治(第45代横綱 若乃花幹士)1992年2月1日 - 1994年3月15日(館長に昇格)
- 代理:時津風勝男(元大関 豊山勝男)1996年9月8日 - 1998年1月31日
- 代理:境川尚(第50代横綱 佐田の山晋松)1998年2月1日 - 2002年1月31日
- 代行:高砂浦五郎(元大関 朝潮太郎)2002年2月1日 - 2005年5月31日
- 代行:九重貢(第58代横綱 千代の富士貢)2009年1月1日 - 2010年2月3日
- 代行:伊勢ノ海五太夫(元関脇 藤ノ川武雄)2010年2月4日 - 2011年2月1日
- 代行:武蔵川晃偉(第57代横綱 三重ノ海剛司)2011年2月2日 - 2013年2月3日(館長に昇格)
運営委員
上記のように現役の年寄は館長に就任することはできないが、現役の協会役員から複数名、博物館運営委員が選任されて運営に携わることは出来る。
現在の運営委員は尾車理事(大関・琴風)、鏡山理事(関脇・多賀竜)、芝田山理事(横綱・大乃国)、藤島副理事(大関・武双山)の4名である。いずれの人物も日本相撲協会の執行部に所属している。
来歴
脚注
外部リンク
- 相撲博物館 - 公益財団法人日本相撲協会