田子町

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田子町(たっこまち)は、三戸郡の西南部、南は岩手県、西は秋田県との境に位置した青森県最南のである。

町面積の多くを山地にて占めており、町を東西に流れる、熊原川相米川大川などの流域沿いを主とした居住圏としている。町名はアイヌ語のタプコプ(小高い丘)に由来する。山岳地帯特有の冷涼な気候であり一日の中でも寒暖の差が大きい(※夏は三戸町より気温が高いことがある。また、冬期の積雪量は町内の地域によってかなり異なる)。また、ニンニクの生産が盛んであり、「ニンニクの町」として全国的に知られている。

地理

青森県の最南部、岩手県秋田県との境に位置する。

八甲田山系を構成する山岳地帯に位置し、町面積の多くを山地が占める、自然豊かな町である。1992年平成4年)には環境庁より星空日本一に認定された。

歴史

古くより定住集落が存在していたと見られ縄文遺跡も多数出土している。

鎌倉時代の始め、奥州合戦の功により南部光行糠部五郡を拝領して以降、南部氏の支配地となる。田子にも支城が築かれ鹿角方面への要衝として機能した。

江戸時代に入ると南部藩尾去沢鉱山(現・鹿角市)から野辺地湊への交易ルートとして栄えた。

行政

経済

町の基幹産業は畑作を中心とした農業である。特にニンニクは全国的に知名度が高く、ニンニクを中心とした町作りが行われている。

産業

郵便

姉妹都市・提携都市

国外

にんにくの生産地。1987年7月にギルロイ市の「ガーリックフェスティバル」を田子町職員らが訪問、翌8月に行われる田子町の「にんにく祭り」にギルロイ市長らを招待したことが契機。産業・文化・教育等の交流が行われている。
にんにくの生産地。モンティチェッリ・ドンジーナとすでに姉妹都市関係であったギルロイからの紹介を受け、1990年10月のモンテチェリ・ドンジーナの「にんにくまつり」に田子町から職員が訪問したことから交流が継続して行われるようになった。産業・文化・教育等の交流が行われている。

このほか、韓国瑞山市ともにんにく産地の縁で継続的な交流が行われている[2]

地域

人口

田子町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

所轄警察署

所轄消防署

  • 八戸地域広域市町村圏事務組合三戸消防署田子分署

教育

高等学校

中学校

  • 田子町立田子中学校

小学校

  • 田子町立田子小学校
  • 田子町立上郷小学校
  • 田子町立清水頭小学校

金融機関

ファイル:JA-Takkomachi Honten-001.jpg
八戸農業協同組合田子支店(旧JA田子町本店)

主要機関・企業

  • タプコピアンプラザ
  • ガーリックセンター

交通

鉄道

町内には存在しない。かつて当町と秋田県を結ぶ来満鉄道計画が存在したが実現しなかった。[3]

路線バス

道路

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

頂上付近の山肌を這うようにして数万株のヤマツツジの群生が広がる。頂上からは360度のパノラマが見渡せる。
1992年に星空日本一に輝く。田子牛の飼育も行われる。
熊原川源流に存在する。ピクニックコースが整備されている。その形状がスヌーピーに似ている事からスヌーピーの滝とも呼ばれる。
三戸城支城
三戸城支城
  • 旧橋本家住宅 〔田子字川代ノ上ミ〕
県重宝、19世紀後半の南部曲家、タプコプ創遊村に移築[4]
807年創建と伝えられる。
青森県無形民俗文化財指定。南部藩御用神楽
伝統産業や文化に対する体験施設、郡アルペンスキーの聖地「創遊村229スキーランド」を併設する。
図書館、野外ステージ、文化ホール、田子町ケーブルテレビジョンのテレビスタジオを併設。町民向けの文化発信基地として設立された。[1]
青森県無形民俗文化財指定。江戸時代より伝わる五穀豊穣を祈願する祭り。

出身有名人

脚注

関連項目

外部リンク