甘味果実酒
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甘味果実酒(かんみかじつしゅ)とは、果実酒(ワインなど)の発酵過程の途中でブランデーなどの蒸留酒を添加し、エタノールの濃度を上げることにより酵母を殺して発酵を止め、それ以上酵母によって糖分が分解されないようにすることで、糖分を比較的多く残すという方法によって、甘味を持つように製造された混成酒である。日本の酒税法上のカテゴリーであり、一般的には、ポートワイン、シェリー、マデイラ、マルサラなどは「酒精強化ワイン」と呼ばれる。欧米では、果実酒と同カテゴリーに分類され、広義のフルーツワインに含まれる。
ただし「甘味果実酒」と名乗っているが、ベルモットのようにハーブなどを加えることにより、必ずしも甘くない(苦い)ものもある。
代表的な甘味果実酒
- ポートワイン
- シェリー
- マデイラ
- マルサラ
- ベルモット
- 赤玉スイートワイン - サントリーの商標銘柄品。かつては赤玉ポートワインと呼んでいたが、ポルトガル政府のクレームで改称した。100年以上の歴史がある。
- ニッカアップルワイン - ニッカウヰスキーの商品。1938年に販売開始され、同社初のウイスキーより2年早く70年以上の歴史がある。