焼山 (択捉島)
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焼山(やけやま)は千島列島の択捉島中部、東海岸(太平洋側)にある火山。他地域の焼山と区別するため択捉焼山とも呼ばれる。
概要
1945年まで択捉島を統治し、現在も領有権を主張している日本では、焼山の別名として小散布山とも呼んでいる[1]。
一方、同年に同島を占領したソビエト連邦を継承し、現在も実効支配しているロシア連邦ではこの山を≪Иван Грозный≫(Ivan Grozn、イヴァン・グローズヌィ)と呼んでいる。これは16世紀のロシア帝国の皇帝、「雷帝」イヴァン4世にちなんだものである。
近くにある小田萌山と併せて扱われることも多い。
噴火歴
- 1973年 噴火
- 1月初旬 山頂火口で小爆発。
- 5月16日 山頂火口で一連の強い爆発。大きな火口形成。
- 1989年 噴火
- 2012年 噴火
- 8月16日 噴火が確認され、9km離れたゴリャチエ・クリュチ村や25km離れたクリリスク町(日本名:紗那)でも火山灰が確認された[3]。
参考文献
- ↑ 出典: 日本の火山 小田萌山 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター、2016年11月閲覧
- ↑ 引用エラー: 無効な
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タグです。 「総覧
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ ロシアの声日本語版 2012年8月16日付ニュース 「択捉島で「イワン雷帝(グローズヌィ)」火山が活動開始」
外部リンク
- 択捉焼山 - 気象庁
- 日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 択捉焼山 (PDF) - 気象庁
- 日本の火山 択捉焼山 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター