潮岬
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潮岬(しおのみさき)は、和歌山県東牟婁郡串本町に属し、太平洋(フィリピン海)に面する岬。北緯33度25分59秒東経135度45分45秒。本州最南端(クレ崎)に位置する。
東にある紀伊大島とともに、熊野地方を代表する観光地となっている。また、吉野熊野国立公園および南紀熊野ジオパークの一角をなす。
日本でも有数の台風銀座であり、台風の位置を示す指標にされることが多い。
地理
- もともとは島であったが、河口から流出する砂礫が沿岸流によって運搬・堆積して砂州が形成され、陸繋島となっている[1]。
- 標高 60 - 80mの平坦な隆起海食台地で、2段の海岸段丘が発達している[1]。海岸部は 40mを越す海食崖である。
- 複雑なマグマの動きによって形成された火成岩体であり、その様子を観察できる[1]。
- 南西端に潮岬灯台が立つ。周辺には潮岬タワーや、「望楼の芝」として知られる芝生広場がある。
- 東方には紀伊大島がある。くしもと大橋が1999年に開通し、本州と陸路でつながった。
- 潮岬郵便局は本州最南端の郵便局である。
歴史
- 1873年(明治6年)9月15日 - 潮岬灯台が開設される。
- 1936年(昭和11年)2月1日 - 吉野熊野国立公園に指定される。
- 1960年(昭和35年) - 和歌山県が潮岬休憩所を建設[2]する。
- 2014年(平成26年) - 潮岬休憩所の老朽化に伴い、環境省が和歌山県に設計工事を委託して新たに「本州最南端 潮風の休憩所」[2]が開業する。
選定
交通
鉄道・バス
道路
- 国道42号潮岬西入口交差点から和歌山県道41号潮岬周遊線を経由。
- 国道42号潮岬東入口交差点から和歌山県道40号樫野串本線、県道41号潮岬周遊線を経由。
- (潮岬西入口から入る方が若干近いが、潮岬東入口から入る方が景色がよい。潮岬西入口と潮岬東入口は互いに見える程近い)
脚注
関連項目
- 日本の端の一覧
- 大間崎 - 本州最北端の岬(青森県下北郡大間町)
- 魹ヶ崎 - 本州最東端の岬(岩手県宮古市)
- 毘沙ノ鼻 - 本州最西端の岬(山口県下関市)
- 百選
- 紀伊半島
- ノルマントン号事件
- 航空母艦「信濃」-1944年(昭和19年)11月29日 、米海軍潜水艦「アーチャーフィッシュ」の雷撃により被雷、潮岬南東48kmの地点で転覆沈没
外部リンク
- 本州最南端潮岬と望楼の芝 - 串本町観光協会
- 潮岬観光タワー - 熊野交通
- 串本町 - 南紀熊野ジオパーク