浦和ルーテル学院小学校・中学校・高等学校
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浦和ルーテル学院小学校・中学校・高等学校 | |
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過去の名称 |
(小学校) 聖望学園小学校 (中学校・高等学校) 聖望学園浦和中学校・高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人浦和ルーテル学院 |
設立年月日 |
1953年(小学校) 1963年(中学校) 1970年(高等学校) |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
高校コード | 11525J |
所在地 | 〒336-0974 |
埼玉県さいたま市緑区大崎3642 | |
外部リンク | 公式サイト |
浦和ルーテル学院小・中・高等学校(うらわルーテルがくいんしょう・ちゅう・こうとうがっこう、英語: Urawa Lutheran School)は、埼玉県さいたま市緑区大崎3642にある私立小学校・中学校・高等学校。学校の略称はULS。
キリスト教(日本ルーテル教団)系の、かつ埼玉県で最初のミッションスクールである[1]。
概要
1953年創立[1]。1974年から「浦和ルーテル学院」と改称[1]。校名の「ルーテル」は、16世紀のドイツ(当時は神聖ローマ帝国)の神学者、マルティン・ルター(Martin Luther)に由来している[1]。
「神と人とを愛する人間、神と人とに愛される人間」を建学の精神として、豊かな人を12年間で育てる学校を目指している[2]。
生徒数の定員が小学校~高校すべて合わせても720名と小規模の学校であり、1クラス約30名(全学年・1学年2クラス)となっている。高校の生徒数は、約160名。
小学校・中学校は決められた制服があるが、高校では制服はなく私服である。
同じ日本ルーテル教団系の学校として、飯能市に聖望学園中学校・高等学校がある。
2015年度は東京大学への合格者を輩出するなど、進学指導にも重点を置いている。
沿革
- 1953年 - 聖望学園小学校創立。
- 1963年 - 聖望学園浦和中学校設置。
- 1964年 - 入学者の人数が増え、1学年2クラス編成となった。
- 1970年 - 聖望学園浦和高等学校設置。
- 1974年 - 浦和ルーテル学院と改称。
- 2014年11月 - さいたま市緑区大崎へ新築移転。
特色
- 授業
- 初等部(1~6年生)、中等部(7~9年生)、高等部(10~12年生)に分かれている。1学年2クラス、1クラス定員30名による少人数教育と初等部から高等部までの12年一貫教育[3]。学院全体(1~12年生)で800名程度の少人数制。1~4年生は、担任教師がほとんどの科目を教えるが、5年生からは教科担任制。
- 授業は、小学1年生の頃から英語・聖書を習う。英語はネイティブの教師と日本人の教師がペアでが教える[4]。2009年度現在、小学校は最大6時間、中学校は最大7時間、高等学校は最大8時間(受験講座含む)となっている。
- 9,10,11年生は、一定の条件を満たし、教師の推薦を得られれば夏にアメリカへ行くことができる。(参加は自由) ホストファミリーと1ヶ月過ごす[5]。
- 行事
- 小学校から中学校まで、年2回、夏と冬に学院所有の「山の上学校」という福島県の宿泊施設に行く行事がある[6][7]。夏は登山・テント泊・飯盒炊爨・キャンプファイヤーなどを行い、冬は技術・スピード検定取得を目指しレベル分けされたスキー実習を行う。
- 九月に行う学園祭のことを「スクール・フェア」[8]、卒業式のことを「コメンスメント」と呼称する[9]。
- 1990年から中・高等部生徒全員参加による競歩大会が行われている。当初は10kmコースだったが、1996年から30kmに伸ばし、毎年10月か11月に開催されていた。2010年より、20kmコースへと短縮された[10]。なお、2009年11月6日に高等学校にて行われた競歩大会にて女子生徒が死亡する事故が発生している[11]。
- 施設
- 旧校舎の時は校庭(グラウンド)が非常に狭いため、秋ヶ瀬にグラウンドを所有し体育祭や球技大会を行っていた。土曜日は主にサッカー部・野球部・テニス部が活動を行っていた。また2008年には、秋ヶ瀬公園の近くに天然芝のサッカーグラウンドを設置[6]。25mの温水プールがあり、専門コーチによる指導が行われる[6]。
- 現在は新校舎への移転に伴い大きな校庭(グラウンド)ができ、体育祭などの学校行事も敷地内にあるグラウンドで行っている。
- 礼拝
- 初等部は、月・水・木曜日に、中高等部は月・火・水・木曜日にHR礼拝を行う。初等部は火・木曜日に、中高等部は金曜日に体育館において合同礼拝がある。朝の礼拝と終礼の、計2回礼拝がある。月の一番初めの月曜日に、アッセンブリアワーと呼ばれる全体(初・中・高等部)礼拝が行われる[12][13]。また、火曜日、木曜日の朝に初等部全体礼拝が行われる。イースター礼拝(復活祭)・クリスマス礼拝も全校生徒で行われる[14]。
- 通知表は学期末ではなく年度末の一回としている。
- 小学生時・中学生時にはいわゆる修学旅行は無い。11年生(高校2年)時にF.F.T.(Final field trip)と呼ばれるいわゆる修学旅行がある。
- キリスト教学校の伝統にちなみ、生徒会は「シオン会」と呼ばれている。シオンの由来は旧約聖書にでてくるエルサレムの神殿が建てられた丘より。
- 小学校・中学校は制服。高校は私服。
- 初等部の3年生から、部活に参加できる。4年生から6年生は強制参加、7年生からは自由参加。12年生になると引退。
- スクールカウンセラーがおり必要に応じてカウンセリングを実施。また、保護者の相談にも応じている。
- 1年生から11年生は二年に一度芸術鑑賞会がある。
著名な出身者
- 池田誠剛[16] - 元サッカー選手(古河電工所属)、指導者
- 池田直人 - 元サッカー選手(全日空所属)、中等部まで在籍
- 池田伸康[17]- 元サッカー選手(浦和レッドダイヤモンズ所属 他)、指導者、バルセロナ五輪予選代表、日本ユース代表、日本Jrユース代表、中等部まで在籍
- 吉村龍太[18] - 作曲家、音楽プロデューサー、中等部まで在籍
- 水城レナ - 声優、元宝塚歌劇団、高等部1年中退
アクセス
脚注及び参照
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 “学院の紹介/学院のあゆみ”. 浦和ルーテル学院. . 2011閲覧.
- ↑ “学院の紹介/教育方針”. 浦和ルーテル学院. . 2011閲覧.
- ↑ “学院の紹介/理事長・校長のあいさつ”. 浦和ルーテル学院. . 2011閲覧.
- ↑ “初等部/カリキュラム”. 浦和ルーテル学院. . 2011閲覧.
- ↑ “中高等部/国際交流”. 浦和ルーテル学院. . 2011閲覧.
- ↑ 6.0 6.1 6.2 “学院の紹介/施設紹介”. 浦和ルーテル学院. . 2011閲覧.
- ↑ “ルーテルこぼれ話その8/ 自然の中の集団生活、歴史を刻む山の上学校”. 浦和ルーテル学院. . 2011閲覧.
- ↑ “こぼれ話その5 / 1年生から卒業生、 PTAまで、みんなで作るスクールフェア”. 浦和ルーテル学院. . 2011閲覧.
- ↑ “ルーテルこぼれ話その1/ 卒業式は、終わりではなく始まりの日(コメンスメントの意味)”. 浦和ルーテル学院. . 2011閲覧.
- ↑ “こぼれ話その6 / 心と体を鍛える30km-強歩大会-”. 浦和ルーテル学院. . 2011閲覧.
- ↑ “高3女子、学校の競歩大会中に死亡…埼玉”. YOMIURI ONLINE. 2009年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2015閲覧.
- ↑ 12.0 12.1 “初等部/1日の生活”. 浦和ルーテル学院. . 2011閲覧.
- ↑ 13.0 13.1 “中高等部/1日の生活”. 浦和ルーテル学院. . 2011閲覧.
- ↑ “ルーテルこぼれ話その7/ 「祝い、喜び、お招きする」クリスマス礼拝・祝会”. 浦和ルーテル学院. . 2011閲覧.
- ↑ “ルーテルこぼれ話その3/文集「光の子」は、たけくらべの柱のキズ”. 浦和ルーテル学院. . 2011閲覧.
- ↑ “卒業生からのメッセージ”. 浦和ルーテル学院. . 2011閲覧.
- ↑ 『RED DIAMONDS OFFICIAL HANDBOOK 1994』、南雲堂、1994年 ISBN 4-523-31036-X、61頁
- ↑ テレビ埼玉ミュージック『埼玉の音楽家100人』人物新報社、2007年 ISBN 978-4903365046、122頁