流れ作業

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一定のライン (工程順序) に沿って部品の移動と組立ての作業を進め,次第に完成品にもってゆく工業生産方法。

コンベヤの側面に配置された作業者が,標準化された作業方式に従って,調整された速度のコンベヤから半製品を受取り,一定の管理下工程で加工,組立てを行う。各部品は複数のラインで運ばれ,次第に1本にまとまって完成品となる。

1913年アメリカのフォード自動車会社でこの方法を実施し,非常に成功したので,以後他の企業にも普及した。自動車のほか,家庭用電化製品,カメラ,ミシンなどの大量生産に多く用いられる。また最近は,その工程中に産業用ロボットを組込み,生産性向上,品質管理,省力化を進める傾向が強い。しかし一面,このシステムは作業者の労働のノルマ化につながるとする批判も出ている。