法務大臣

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法務大臣
ほうむだいじん
(日本の旗 日本)
担当官庁 法務省
創設 1952年(昭和27年)8月1日
公式サイト 法務省:大臣・副大臣・大臣政務官の紹介
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法務大臣(ほうむだいじん、英語Minister of Justice)は、法務省の長である国務大臣。略称は法相(ほうしょう)。

概要

国民生活に直結する職務が少なく、華やかさも乏しいことから、やや一線から外れた衆議院議員参議院議員参議院枠)の任命が多い。戦後、法務大臣経験者で総理大臣に就任した人物は皆無である。ただし、閣僚名簿で首相・(副総理)・総務大臣の次に並べられ、席次もそのようになる。中央省庁再編前は、首相・副総理の次位であった。閣内の重石として後藤田正晴鳩山邦夫江田五月谷垣禎一など重鎮クラスの就任例もある。

司法を司る閣僚は、英米法大陸法の諸国では政府の法解釈助言者という位置づけであり、法曹資格者が就任することが多いのに対し、日本では政府への法解釈助言は内閣法制局長官が担当する。そのため、日本の法務大臣に法曹資格者が選ばれるケースは少なく、大臣就任まで司法行政の経験が皆無な人物が多い。さらに出身大学も法学部でない者も多い。

いわゆる指揮権との関係で政治家への捜査に影響力を及ぼしうる立場であるため、田中角栄ロッキード事件の収賄罪で起訴された刑事被告人ながら闇将軍に君臨していた頃は、田中派に近い政治家が就任することが多かった。またロッキード事件の捜査段階では当時の法務大臣が田中派と関係が深くない稲葉修であったことが、積極的な捜査につながったとの見方もあった。

大日本帝国憲法下(司法省)における前身は司法大臣であり、裁判所の人事権まで掌握していたが、敗戦後に連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の指令によって、司法省は段階的に解体・廃止され、代わりに法務庁(後に法務府)が設置され、長はアメリカ合衆国司法長官をモデルとする法務総裁(法務庁、法務府の長)となった。主権回復後、法務府から内閣法制局を分離して法務省が設置されたが、法務省の長である法務大臣の位置づけは、両者の折衷である。

法務大臣の権限

刑事訴訟法によれば、死刑執行の命令は判決が確定してから6か月以内に行わなければならない(第475条2項)が、再審請求などの期間はこれに含まれない。また、大臣によって決裁の頻度は異なり、賀屋興宣左藤恵杉浦正健等、在任中に発令の署名をしなかった大臣の例もある。判決確定から6か月という規定は、日本国憲法制定後に、「今までのように死刑執行まで時間がかかりすぎるのは、死刑執行を待つ恐怖が長く続くことになって残酷であり、新憲法の趣旨にも反する」という理由で作られたもので[1]、「犯罪者に対する厳正な処罰のために、6か月で執行しなければならない」とする解釈は、本来の趣旨ではない。
判決確定から6か月以内に執行されていないのが現状となっており[2]、実効性のない規定になっている[3]
2007年から2016年まで、10年間の死刑囚の執行について、確定から執行までの期間が最短だったのは1年4か月、最長は18年5カ月、平均では約5年だった[3]
過去に実際に意見を述べたのは、1987年森林法共有林事件(1987年4月22日・森林法第186条違憲判決)と、2017年NHK受信料訴訟(2017年12月6日合憲判決)の2件のみである。いずれも最高裁大法廷に対して「合憲」の意見書を提出した[4][5]

主な諮問機関(法律上は審議会等

歴代の刑部卿、司法卿、司法大臣、法務総裁、法務大臣の一覧

刑部卿

(※1871年、司法省設置。)

司法卿

氏名 就任年月日 出身など
1 60px 江藤新平 1872年(明治5年)5月31日(旧暦4月25日) 佐賀藩
2 60px 大木喬任 1873年(明治6年)10月25日 佐賀藩
3 60px 田中不二麿 1880年(明治13年)3月15日 尾張藩
4 60px 大木喬任 1881年(明治14年)10月21日 佐賀藩
5 60px 山田顕義 1883年(明治16年)12月12日 長州藩

司法大臣

日本国憲法施行前
氏名 内閣 就任年月日 備考
1 60px 山田顕義 第1次伊藤内閣
黒田内閣
第1次山縣内閣
第1次松方内閣
1885年(明治18年)12月22日
2 60px 田中不二麿 第1次松方内閣 1891年(明治24年)6月1日
3 60px 河野敏鎌 第1次松方内閣 1892年(明治25年)6月23日 1892年(明治25年)6月23日 - 同年7月14日、農商務大臣を兼任
1892年(明治25年)7月14日 - 同年8月8日、内務大臣を兼任
4 60px 山縣有朋 第2次伊藤内閣 1892年(明治25年)8月8日
- 60px 伊藤博文 第2次伊藤内閣 1893年(明治26年)3月11日 内閣総理大臣との臨時兼任
5 60px 芳川顯正 第2次伊藤内閣
第2次松方内閣
1893年(明治26年)3月16日 1894年(明治27年)8月29日 - 同年10月3日、文部大臣を臨時兼任
1896年(明治29年)2月3日 - 同年4月14日、内務大臣を兼任
6 60px 清浦奎吾 第2次松方内閣 1896年(明治29年)9月26日
7 60px 曾禰荒助 第3次伊藤内閣 1898年(明治31年)1月12日
8 60px 大東義徹 第1次大隈内閣 1898年(明治31年)6月30日
9 60px 清浦奎吾 第2次山縣内閣 1898年(明治31年)11月8日
10 60px 金子堅太郎 第4次伊藤内閣 1900年(明治33年)10月19日
11 60px 清浦奎吾 第1次桂内閣 1901年(明治34年)6月2日 1903年(明治36年)7月17日 - 同年9月22日、農商務大臣を兼任
12 60px 波多野敬直 第1次桂内閣 1903年(明治36年)9月22日
13 60px 松田正久 第1次西園寺内閣 1906年(明治39年)1月7日 1908年(明治41年)1月14日 - 同年7月14日、大蔵大臣を兼任
14 60px 千家尊福 第1次西園寺内閣 1908年(明治41年)3月25日
15 60px 岡部長職 第2次桂内閣 1908年(明治41年)7月14日
16 60px 松田正久 第2次西園寺内閣 1911年(明治44年)8月30日
17 60px 松室致 第3次桂内閣 1912年(大正元年)12月21日
18 60px 松田正久 第1次山本内閣 1913年(大正2年)2月20日
19 60px 奥田義人 第1次山本内閣 1913年(大正2年)11月11日
20 60px 尾崎行雄 第2次大隈内閣 1914年(大正3年)4月16日
21 60px 松室致 寺内内閣 1916年(大正5年)10月9日
22 60px 原敬 原内閣 1918年(大正7年)9月29日 内閣総理大臣との兼任
23 60px 大木遠吉 原内閣
高橋内閣
1920年(大正9年)5月15日
24 60px 岡野敬次郎 加藤友三郎内閣 1922年(大正11年)6月12日
25 60px 田健治郎 第2次山本内閣 1923年(大正12年)9月2日
26 60px 平沼騏一郎 第2次山本内閣 1923年(大正12年)9月6日
27 60px 鈴木喜三郎 清浦内閣 1924年(大正13年)1月7日
28 60px 横田千之助 加藤高明内閣 1924年(大正13年)6月11日
- 60px 高橋是清 加藤高明内閣 1925年(大正14年)2月5日 農商務大臣との臨時兼任
29 60px 小川平吉 加藤高明内閣 1925年(大正14年)2月9日
30 60px 江木翼 加藤高明内閣
第1次若槻内閣
1925年(大正14年)8月2日
31 60px 原嘉道 田中義一内閣 1927年(昭和2年)4月20日
32 60px 渡辺千冬 濱口内閣
第2次若槻内閣
1929年(昭和4年)7月2日
33 60px 鈴木喜三郎 犬養内閣 1931年(昭和6年)12月13日
34 60px 川村竹治 犬養内閣 1932年(昭和7年)3月25日
35 60px 小山松吉 齋藤内閣 1932年(昭和7年)5月26日
36 60px 小原直 岡田内閣 1934年(昭和9年)7月8日
37 60px 林頼三郎 廣田内閣 1936年(昭和11年)3月9日
38 60px 塩野季彦 林内閣
第1次近衛内閣
平沼内閣
1937年(昭和12年)2月2日
39 60px 宮城長五郎 阿部内閣 1939年(昭和14年)8月30日
40 60px 木村尚達 米内内閣 1940年(昭和15年)1月16日
41 60px 風見章 第2次近衛内閣 1940年(昭和15年)7月22日
42 60px 柳川平助 第2次近衛内閣 1940年(昭和15年)12月21日
43 60px 近衛文麿 第3次近衛内閣 1941年(昭和16年)7月18日 内閣総理大臣との兼任
44 60px 岩村通世 第3次近衛内閣
東條内閣
1941年(昭和16年)7月25日
45 60px 松阪広政 小磯内閣
鈴木貫太郎内閣
1944年(昭和19年)7月22日
46 60px 岩田宙造 東久邇宮内閣
幣原内閣
1945年(昭和20年)8月17日
日本国憲法施行後
氏名 内閣 就任年月日 所属政党など 備考
47 60px 木村篤太郎 第1次吉田内閣 1946年(昭和21年)5月22日 民間人
- 60px 片山哲 片山内閣 1947年(昭和22年)5月24日 日本社会党 司法大臣臨時代理(内閣総理大臣)
48 60px 鈴木義男 片山内閣 1947年(昭和22年)6月1日 日本社会党

法務総裁

氏名 内閣 就任年月日 所属政党など 備考
1 60px 鈴木義男 片山内閣 1948年(昭和23年)2月15日 日本社会党
2 芦田内閣 1948年(昭和23年)3月10日
- 60px 吉田茂 第2次吉田内閣 1948年(昭和23年)10月15日 自由党 法務総裁臨時代理(内閣総理大臣)
3 60px 殖田俊吉 第2次吉田内閣 1948年(昭和23年)11月7日 民間人 行政管理庁長官兼任(同年11月10日まで)
4 第3次吉田内閣 1949年(昭和24年)2月16日 任期途中に法務庁から法務府へ改称(同年6月1日)
5 60px 大橋武夫 第3次吉田第1次改造内閣
第3次吉田第2次改造内閣
1950年(昭和25年)6月28日 自由党
6 60px 木村篤太郎 第3次吉田第3次改造内閣 1951年(昭和26年)12月26日 民間人

法務大臣

中央省庁再編
氏名 内閣 就任年月日 所属政党など 備考
1 60px 木村篤太郎 第3次吉田第3次改造内閣 1952年(昭和27年)8月1日 民間人
2 60px 犬養健 第4次吉田内閣 1952年(昭和27年)10月30日 自由党
3 第5次吉田内閣 1953年(昭和28年)5月21日
4 60px 加藤鐐五郎 第5次吉田内閣 1954年(昭和29年)4月22日 自由党
5 60px 小原直 第5次吉田内閣 1954年(昭和29年)6月19日 自由党
6 60px 花村四郎 第1次鳩山一郎内閣 1954年(昭和29年)12月10日 日本民主党
7 第2次鳩山一郎内閣 1955年(昭和30年)3月19日
8 60px 牧野良三 第3次鳩山一郎内閣 1955年(昭和30年)11月22日 自由民主党
- 60px 石橋湛山 石橋内閣 1956年(昭和31年)12月23日 自由民主党 法務大臣臨時代理(内閣総理大臣)
9 60px 中村梅吉 石橋内閣 1956年(昭和31年)12月23日 自由民主党
10 第1次岸内閣 1957年(昭和32年)2月25日
11 60px 唐澤俊樹 第1次岸改造内閣 1957年(昭和32年)7月10日 自由民主党
12 60px 愛知揆一 第2次岸内閣 1958年(昭和33年)6月12日 自由民主党
13 60px 井野碩哉 第2次岸改造内閣 1959年(昭和34年)6月18日 自由民主党
(参議院)
14 60px 小島徹三 第1次池田内閣 1960年(昭和35年)7月19日 自由民主党
15 60px 植木庚子郎 第2次池田内閣
第2次池田第1次改造内閣
1960年(昭和35年)12月8日 自由民主党
16 60px 中垣國男 第2次池田第2次改造内閣 1962年(昭和37年)7月18日 自由民主党
17 60px 賀屋興宣 第2次池田第3次改造内閣 1963年(昭和38年)7月18日 自由民主党
18 第3次池田内閣 1963年(昭和38年)12月9日
19 60px 高橋等 第3次池田改造内閣 1964年(昭和39年)7月18日 自由民主党
20 第1次佐藤内閣 1964年(昭和39年)11月9日
21 60px 石井光次郎 第1次佐藤第1次改造内閣
第1次佐藤第2次改造内閣
1965年(昭和40年)6月3日 自由民主党
22 60px 田中伊三次 第1次佐藤第3次改造内閣 1966年(昭和41年)12月3日 自由民主党
23 第2次佐藤内閣 1967年(昭和42年)2月17日
24 60px 赤間文三 第2次佐藤第1次改造内閣 1967年(昭和42年)11月25日 自由民主党
(参議院)
25 60px 西郷吉之助 第2次佐藤第2次改造内閣 1968年(昭和43年)11月30日 自由民主党
(参議院)
26 60px 小林武治 第3次佐藤内閣 1970年(昭和45年)1月14日 自由民主党
(参議院)
27 60px 秋田大助 第3次佐藤内閣 1971年(昭和46年)2月9日 自由民主党 自治大臣兼任
28 60px 植木庚子郎 第3次佐藤内閣 1971年(昭和46年)2月17日 自由民主党
29 60px 前尾繁三郎 第3次佐藤内閣
第3次佐藤改造内閣
1971年(昭和46年)7月5日 自由民主党
30 60px 郡祐一 第1次田中角榮内閣 1972年(昭和47年)7月7日 自由民主党
(参議院)
31 60px 田中伊三次 第2次田中角榮内閣 1972年(昭和47年)12月22日 自由民主党
32 60px 中村梅吉 第2次田中角榮第1次改造内閣 1973年(昭和48年)11月25日 自由民主党
33 60px 濱野清吾 第2次田中角榮第2次改造内閣 1974年(昭和49年)11月11日 自由民主党
34 60px 稻葉修 三木内閣
三木改造内閣
1974年(昭和49年)12月9日 自由民主党
35 60px 福田一 福田赳夫内閣 1976年(昭和51年)12月24日 自由民主党
36 60px 瀬戸山三男 福田赳夫内閣
福田赳夫改造内閣
1977年(昭和52年)10月5日 自由民主党
37 60px 古井喜實 第1次大平内閣 1978年(昭和53年)12月7日 自由民主党
38 60px 倉石忠雄 第2次大平内閣 1979年(昭和54年)11月9日 自由民主党
39 60px 奥野誠亮 鈴木善幸内閣 1980年(昭和55年)7月17日 自由民主党
40 60px 坂田道太 鈴木善幸改造内閣 1981年(昭和56年)11月30日 自由民主党
41 60px 秦野章 第1次中曽根内閣 1982年(昭和57年)11月27日 自由民主党
(参議院)
42 60px 住栄作 第2次中曽根内閣 1983年(昭和58年)12月27日 自由民主党
43 60px 嶋崎均 第2次中曽根第1次改造内閣 1984年(昭和59年)11月1日 自由民主党
(参議院)
44 60px 鈴木省吾 第2次中曽根第2次改造内閣 1985年(昭和60年)12月28日 自由民主党
(参議院)
45 60px 遠藤要 第3次中曽根内閣 1986年(昭和61年)7月22日 自由民主党
(参議院)
46 60px 林田悠紀夫 竹下内閣 1987年(昭和62年)11月6日 自由民主党
(参議院)
47 60px 長谷川峻 竹下改造内閣 1988年(昭和63年)12月27日 自由民主党
48 60px 高辻正己 竹下改造内閣 1988年(昭和63年)12月30日 民間人
49 60px 谷川和穗 宇野内閣 1989年(平成元年)6月3日 自由民主党
50 60px 後藤正夫 第1次海部内閣 1989年(平成元年)8月10日 自由民主党
(参議院)
51 60px 長谷川信 第2次海部内閣 1990年(平成2年)2月28日 自由民主党
(参議院)
52 60px 梶山静六 第2次海部内閣 1990年(平成2年)9月13日 自由民主党
53 60px 左藤恵 第2次海部改造内閣 1990年(平成2年)12月29日 自由民主党
54 60px 田原隆 宮澤内閣 1991年(平成3年)11月5日 自由民主党
55 60px 後藤田正晴 宮澤改造内閣 1992年(平成4年)12月12日 自由民主党 1993年(平成5年)4月8日以降、副総理兼任
56 60px 三ヶ月章 細川内閣 1993年(平成5年)8月9日 民間人
- 60px 羽田孜 羽田内閣 1994年(平成6年)4月28日 新生党 法務大臣臨時代理(内閣総理大臣)
57 60px 永野茂門 羽田内閣 1994年(平成6年)4月28日 新生党
(参議院)
58 60px 中井洽 羽田内閣 1994年(平成6年)5月8日 民社党
59 60px 前田勲男 村山内閣 1994年(平成6年)6月30日 自由民主党
(参議院)
60 60px 田沢智治 村山改造内閣 1995年(平成7年)8月8日 自由民主党
(参議院)
61 60px 宮澤弘 村山改造内閣 1995年(平成7年)10月9日 自由民主党
(参議院)
62 60px 長尾立子 第1次橋本内閣 1996年(平成8年)1月11日 民間人
63 60px 松浦功 第2次橋本内閣 1996年(平成8年)11月7日 自由民主党
(参議院)
64 60px 下稲葉耕吉 第2次橋本改造内閣 1997年(平成9年)9月11日 自由民主党
(参議院)
65 60px 中村正三郎 小渕内閣
小渕第1次改造内閣
1998年(平成10年)7月30日 自由民主党
66 60px 陣内孝雄 小渕第1次改造内閣 1999年(平成11年)3月8日 自由民主党
(参議院)
67 60px 臼井日出男 小渕第2次改造内閣 1999年(平成11年)10月5日 自由民主党
68 第1次森内閣 2000年(平成12年)4月5日
69 60px 保岡興治 第2次森内閣 2000年(平成12年)7月4日 自由民主党
70 60px 高村正彦 第2次森改造内閣 2000年(平成12年)12月5日 自由民主党

中央省庁再編後

氏名 内閣 就任年月日 所属政党など 備考
71 60px 高村正彦 第2次森改造内閣 2001年(平成13年)1月6日 自由民主党
72 60px 森山眞弓 第1次小泉内閣
第1次小泉第1次改造内閣
2001年(平成13年)4月26日 自由民主党
73 60px 野沢太三 第1次小泉第2次改造内閣 2003年(平成15年)9月22日 自由民主党
(参議院)
74 第2次小泉内閣 2003年(平成15年)11月19日
75 60px 南野知惠子 第2次小泉改造内閣 2004年(平成16年)9月27日 自由民主党
(参議院)
76 第3次小泉内閣 2005年(平成17年)9月21日
77 60px 杉浦正健 第3次小泉改造内閣 2005年(平成17年)10月31日 自由民主党
78 60px 長勢甚遠 第1次安倍内閣 2006年(平成18年)9月26日 自由民主党
79 60px 鳩山邦夫 第1次安倍改造内閣 2007年(平成19年)8月27日 自由民主党
80 福田康夫内閣 2007年(平成19年)9月26日
81 60px 保岡興治 福田康夫改造内閣 2008年(平成20年)8月2日 自由民主党
82 60px 森英介 麻生内閣 2008年(平成20年)9月24日 自由民主党
83 60px 千葉景子 鳩山由紀夫内閣 2009年(平成21年)9月16日 民主党
(参議院)
→民間人(2010年7月26日~)
84 菅内閣 2010年(平成22年)6月8日
85 60px 柳田稔 菅第1次改造内閣 2010年(平成22年)9月17日 民主党
(参議院)
拉致問題担当
86 60px 仙谷由人 菅第1次改造内閣 2010年(平成22年)11月22日 民主党 内閣官房長官兼任
拉致問題担当
87 60px 江田五月 菅第2次改造内閣 2011年(平成23年)1月14日 民主党
(参議院)
2011年(平成23年)6月27日以降、環境大臣兼任
88 60px 平岡秀夫 野田内閣 2011年(平成23年)9月2日 民主党
89 60px 小川敏夫 野田第1次改造内閣 2012年(平成24年)1月13日 民主党
(参議院)
90 60px 滝実 野田第2次改造内閣 2012年(平成24年)6月4日 民主党
91 60px 田中慶秋 野田第3次改造内閣 2012年(平成24年)10月1日 民主党 拉致問題担当
- 60px 小平忠正 野田第3次改造内閣 2012年(平成24年)10月23日 民主党 法務大臣臨時代理
(国家公安委員会委員長)
92 60px 滝実 野田第3次改造内閣 2012年(平成24年)10月24日 民主党
93 60px 谷垣禎一 第2次安倍内閣 2012年(平成24年)12月26日 自由民主党
94 60px 松島みどり 第2次安倍改造内閣 2014年(平成26年)9月3日 自由民主党
- 60px 山谷えり子 第2次安倍改造内閣 2014年(平成26年)10月20日 自由民主党
(参議院)
法務大臣臨時代理
(国家公安委員会委員長)
95 60px 上川陽子 第2次安倍改造内閣 2014年(平成26年)10月21日 自由民主党
96 第3次安倍内閣 2014年(平成26年)12月24日
97 60px 岩城光英 第3次安倍第1次改造内閣 2015年(平成27年)10月7日 自由民主党
(参議院)
→民間人(2016年7月26日~)
98 60px 金田勝年 第3次安倍第2次改造内閣 2016年(平成28年)8月3日 自由民主党
99 60px 上川陽子 第3次安倍第3次改造内閣 2017年(平成29年)8月3日 自由民主党
100 第4次安倍内閣 2017年(平成29年)11月1日

歴代法務大臣の死刑執行命令数

テンプレート:法務大臣の死刑執行命令数

法務大臣の法曹資格

司法大臣・法務総裁・法務大臣には、法曹資格や法曹経歴を有する者が任命されることがある。なお、下表に挙げた者以外にも、初期の司法大臣の内、第3代の河野敏鎌、第6・9・11代の清浦奎吾、第8代の大東義徹、第12代の波多野敬直も司法官としての経歴を有している。

特に、大日本帝国憲法下では、各大臣にはその省の官僚出身者が就任することも多く、司法省もその例外ではなく、検事出身者が司法大臣に就任することが多かった。

また、法曹有資格者以外にも、第34代法務大臣の稲葉修法学博士であった。

司法官・弁護士経歴等がある司法大臣・法務総裁・法務大臣
氏名 出身校 学位など
司法大臣
17 松室致 司法省法学校 法律学士
21 松室致 司法省法学校 法律学士
26 平沼騏一郎 帝国大学法科大学 法学博士
27 鈴木喜三郎 帝国大学法科大学
28 横田千之助 東京法学院
29 小川平吉 帝国大学法科大学
31 原嘉道 帝国大学法科大学英法学部 法学博士
33 鈴木喜三郎 帝国大学法科大学
35 小山松吉 獨逸学協会学校専修科 法学博士
36 小原直 東京帝国大学法科大学法律学科
37 林頼三郎 東京法学院 法学博士
38 塩野季彦 東京帝国大学法科大学独法科
39 宮城長五郎 東京帝国大学法科大学仏法科
40 木村尚達 京都帝国大学法科大学
44 岩村通世 東京帝国大学法科大学独法科
45 松阪広政 東京帝国大学法科大学
46 岩田宙造 東京帝国大学法科大学英法科 法学博士
法務総裁
1 鈴木義男 東京帝国大学
6 木村篤太郎 東京帝国大学
法務大臣
1 木村篤太郎 東京帝国大学
5 小原直 東京帝国大学法科大学
6 花村四郎 日本大学法律科
8 牧野良三 東京帝国大学法科大学 法学博士
9 中村梅吉 法政大学
14 小島徹三 東京帝国大学法学部
32 中村梅吉 法政大学
36 瀬戸山三男 明治大学法学部
48 高辻正己 東京帝国大学法学部 元・最高裁判事
56 三ヶ月章 東京帝国大学法学部法律学科 法学博士
法曹資格を有していた法務大臣
司法修習制度以降)
氏名 出身校 司法修習期 学位など
69 保岡興治 中央大学法学部法律学科 19期 法学士
70 高村正彦 中央大学法学部法律学科 20期 法学士
71 高村正彦 中央大学法学部法律学科 20期 法学士
77 杉浦正健 東京大学経済学部 24期 経済学士
81 保岡興治 中央大学法学部法律学科 19期 法学士
83 千葉景子 中央大学法学部法律学科 34期 法学士
84 千葉景子 中央大学法学部法律学科 34期 法学士
86 仙谷由人 東京大学法学部中退 23期
87 江田五月 東京大学法学部 20期 法学士
88 平岡秀夫 東京大学法学部 特例[14] 法学士
89 小川敏夫 立教大学法学部 25期 法学士
93 谷垣禎一 東京大学法学部 34期 法学士

脚注

  1. 第2回国会 参議院司法委員会議事録 1948年6月28日
  2. 平成に入って以降では、死刑判決から執行までの期間が最短だった死刑囚は、附属池田小事件の死刑囚・宅間守(大阪地裁で死刑判決後、控訴取り下げ)の1年0カ月だった。なお、最高裁判所で死刑が確定した死刑囚としては、ファミレス2人射殺事件の死刑囚(イニシャルH)・大阪連続強盗殺人事件の死刑囚(イニシャルK)の、いずれも1年4カ月だった(日本における被死刑執行者の一覧を参照)。
  3. 3.0 3.1 政治部記者・黒川明紘 (2017年12月27日). “死刑執行はどう決められる?”. NHK NEWS WEB (日本放送協会). オリジナル2018年2月6日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180206145455/https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2017_1227.html . 2018閲覧. 
  4. 法相、最高裁で意見陳述へ…NHK受信料訴訟(読売新聞電子版 2017年4月10日)
  5. NHK受信料訴訟、支払い義務づけは合憲 法相が意見書(朝日新聞電子版 2017年4月12日)
  6. 司法卿は、法務大臣の前身であり、太政官制の下で置かれた官職。
  7. 司法大臣は法務大臣の前身であり、明治18年太政官達第69号、各省官制(明治19年勅令第号)、司法省官制(明治23年勅令第100号)に基づいて設置された。
  8. 法務総裁は法務大臣の前身であり、法務庁設置法(昭和22年法律第193号)、法務府設置法(同)に基づいて設置された。
  9. 中央省庁再編の法務大臣は、再編後の法務大臣の前身であり、法務省設置法(旧法、昭和22年法律第193号)に基づいて設置された。
  10. 中央省庁再編後の法務大臣は、法務省設置法(新法、平成11年法律第93号)に基づいて設置される。
  11. 辞令のある再任(新内閣発足時等)は記載し、辞令のない留任(内閣改造時等)は記載しない。
  12. 臨時代理は、大臣空位の場合のみ記載し、海外出張等の一時不在代理は記載しない。
  13. 「代数」は、官職名ごと。司法大臣は連続する在任期間ごとに改め、法務総裁・法務大臣は再任ごとに改めた。なお、臨時兼任・臨時代理は、いずれも代数に含めない。
  14. 司法試験に合格するも司法修習を経ないまま弁護士法第5条の特例措置によって法曹資格を取得。

関連項目

外部リンク

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