泉政行

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泉 政行(いずみ まさゆき、1980年5月12日 - 2015年7月28日[1][2])は、東京都荒川区出身の俳優である。血液型はO型。駒込高等学校東海大学第二工学部機械科卒業。生前はギフトに所属していた。

略歴

  • 芸能活動開始のキッカケは高校時代に東京ストリートニュース!読者モデル。
  • 2002年に『ごくせん』でデビューする。
  • 2003年に『仮面ライダー555(ファイズ)』で木場勇治 / ホースオルフェノク(声)役を演じる。なお、同作品の主人公である乾巧 / 仮面ライダーファイズ役の最終選考にも残っており、「絶対ライダーになる」という意気込みで受けたため自身も結果を聞いた際は受かったと思ったと語っている[3][4]。いわゆる「怪人」役であるオルフェノクとしてのキャスティングであったが、物語はオルフェノクが「仮面ライダー」に変身する資質を有している設定のため、中盤では木場勇治が仮面ライダーファイズに、終盤では仮面ライダーカイザに変身するシーンが演出された[5][6]。また、劇場版ではオリジナルライダーである仮面ライダーオーガに変身している[7][8]
  • 2004年にドラマ『科捜研の女』第5シリーズ(『新・科捜研の女』)第1話より科学捜査研究所研究員・乾健児役として出演した。『仮面ライダー555』で共演した半田健人溝呂木賢と揃ってのレギュラー入りで、再び共演した。刑事役だった半田と溝呂木はこのシリーズのみで降板したが、泉は主人公榊マリコ(沢口靖子)の助手ポジションとして、2011年の第11シリーズ8話まで出演を続けた。
  • 2012年頃に体調を崩し、以降は体の調子を見ながら仕事を続けていた。晩年は病気療養のため入退院を繰り返していたが、2015年7月28日、都内の病院で死去。35歳没。同年8月4日に所属事務所が公式ブログで発表した。病名などの死因については遺族の意向によって非公表となっている。生前作は2014年公開の『グレイトフルデッド』(柳道彦役)[1][2]
  • 墓所は、埼玉県春日部市藤塚の『かすかべ霊園』

人物

  • 子供の頃に好きだったヒーローは『宇宙刑事ギャバン』、『宇宙刑事シャイダー』、戦隊では『科学戦隊ダイナマン』である。ダイナマンは、主題歌を歌えるほど熱中していたがダイナマンの詳細な姿を知ったのは『555』出演時だったという(東映ヒーローネットのインタビューより)。
  • 小学校時代は地元でも強い野球チームに所属していた。
  • 趣味・特技は野球、カメラ。

仮面ライダー555でのエピソード

  • 撮影時に一番辛かった思い出は、2話で事故に遭う前に自分と恋人だった千恵が付き合っていた頃の自転車を二人乗りしていた幻影を、涙を流しながら追い縋ろうと走るシーンを、20回以上リテイクされた時だったと語っている。その際に泉は「こんなのを1年間やらされるのだろうか」と妙な感慨を覚えたという。
  • また、最初にホースオルフェノクに変身する場面では、季節が冬だった上に極寒の雨の中だったので、周囲のスタッフの人達のレインコートにつららが出来ていたり地面が凍っているほどだった。その上、ロケ地が坂道になっていたため、じっとしているスタッフたちもズルズルと坂から滑り落ちており、泉だけは滑らないように後ろから助監督が支えていたという。
  • 21話の撮影中にオルフェノクに襲われるシーンでの殺陣の最中に顔に大きな傷を負ってしまった事があったが、監督はその傷を活かす形で続行したという。

出演

テレビ

映画

舞台

  • ビジュアルボーイ 10周年記念イベント シェイクスピア・朗毒パフォーマンス「ベースボーーール ハムレット!」(2012年11月、東京タワー タワーホールA1) - ロミオ 役(Wキャスト)
  • 朗読劇「しっぽのなかまたち」(演出:岡本貴也)(2012年12月、全労済ホールスペース・ゼロ
  • GAKUYA(ラストクリエイターズプロダクション・プロデュース公演)

ゲーム

作品

写真集

DVD

  • てれびくん全員サービスビデオ「仮面ライダー555 ハイパーバトルビデオ」(2003年) - 木場勇治 役
  • イケメン新選組(2004年、東映太秦映画村) - 沖田総司 役
  • GREEN FLASH

CD

  • 仮面ライダー555 フォトブック CD 5 木場勇治

脚注

  1. 1.0 1.1 おしらせ 泉政行の青空に浮かぶ月 2015年8月4日
  2. 2.0 2.1 「科捜研の女」出演の泉政行さん、35歳で死去 死因は公表せず ,スポーツ報知,2015年8月5日
  3. 東映ヒーローネットのインタビューより。
  4. 彼のように当初はヒーロー候補だったが、同一作の悪役・敵役で起用されることになった俳優には広瀬裕(『超新星フラッシュマン』レッドフラッシュ候補→レー・ワンダ役)、俊藤光利(『ウルトラマンネクサス』ネクサス候補→ダークメフィスト役)らがいる。
  5. 『仮面ライダー555』 第36話〜第39話。
  6. 『仮面ライダー555』 第48話〜最終話。
  7. オーガの変身者が木場勇治だけだったこともあり、彼はオーガをとても気に入っている。
  8. 一万人のオルフェノクの大歓声の中から登場し変身するシーンは圧巻であり、劇場版の見どころの一つといっても過言ではない。 木場勇治役の泉政行も、登場した際のオーガコールに震えたと語っている。

外部リンク