泉州銀行
株式会社泉州銀行(せんしゅうぎんこう、英文行名:The Senshu Bank, Ltd.)は2010年4月まで存在し、大阪府岸和田市に本店を置いていた地方銀行。いわゆる戦後地銀である。泉銀(せんぎん)と呼ばれており、大阪府の泉州地域を地盤としていた。
2010年5月1日に池田銀行と合併。池田泉州銀行 として発足した。
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概要
いわゆる戦後地銀ではあるが、設立当初に三和銀行(現在の三菱UFJ銀行)から一部店舗を継承したなど関係が深く、1990年代のバブル崩壊後の不況の煽りを受けた金融危機を受けて、2001年に大阪の非財閥系都銀として勢力を誇っていた三和銀行の系列に入っている。
2008年には大阪府の北摂地域を地盤とする 池田銀行 との経営統合の計画を発表。2009年10月1日に金融持株会社・池田泉州ホールディングスを設立。両行がその傘下に入り、約半年後の2010年5月1日に合併、池田泉州銀行 として発足した。
その歴史から、一部の店舗では泉州銀行設立よりも古い歴史を有し、戦前に泉州地域に存在した辻林銀行(三和銀行と阪南銀行(現在の三井住友銀行)に分割吸収)等にそのルーツを求めることもできる。
本店の建物は村野藤吾による設計である。
沿革
- 1951年 - 株式会社泉州銀行設立[1]。
- 1953年 - 和歌山商工信用金庫の事業を継承。
- 1973年 - 大阪証券取引所第1部へ株式上場[1]。
- 2001年 - 三和銀行(現・三菱UFJ銀行)の子会社となる。
- 2008年2月22日 - 池田銀行と経営統合の計画発表。
- 2009年10月1日 - 池田泉州ホールディングスの傘下入り。
- 2010年 5月1日 - 池田銀行と合併し、法人解散(合併行名は 池田泉州銀行 )。
営業政策
店舗展開
本店は岸和田市に置いていたが、店舗数は堺市が一番多かった。府外は東京支店、和歌山支店のみ。
自動機サービス
ATMでの預金引出し取引については、同行親会社の三菱東京UFJ銀行、及びイオン銀行と相互に無料提携を行っていた。なお、三菱東京UFJ銀行ATMでの預金預入れ取引も無料提携の対象となっていたが、合併後、勘定系システム統合前の最終営業日である2011年12月30日をもって打ち切られた。また、池田銀行との経営統合に合わせて、阪急電鉄の鉄道駅構内にあるPatSatとも無料提携を行なっている。
情報処理システム
大正銀行(三菱UFJフィナンシャル・グループ)及び鳥取銀行(三菱東京UFJ銀行が筆頭株主、三菱UFJ信託銀行も大株主)と「BCS共同利用型基幹システム」を利用していた。
関連会社
- 株式会社泉州カード
- 泉州総合リース株式会社
- 泉州ソフトウェアサービス株式会社
- 近畿信用保証株式会社
- 泉銀ビジネスサービス株式会社
- 株式会社バンク・コンピュータ・サービス
脚注
- ↑ 1.0 1.1 『せんぎんのあゆみ』 泉州銀行。 オリジナルの2001年7月27日時点によるアーカイブ 。