沖縄諸島
地理 | |
---|---|
場所 | 太平洋・東シナ海[1] |
座標 |
北緯26度00分 - 27度00分 東経126度30分 - 128度30分 |
諸島 | 南西諸島 |
島数 | 113島[2](うち有人島は26島[3])[注 1] |
主要な島 | 沖縄本島 |
面積 |
1,418.59 km2 ({{rnd/b構文エラー: 予期しない演算子 < です。|構文エラー: 予期しない演算子 < です。|(構文エラー: 予期しない演算子 < です。)|構文エラー: 予期しない演算子 < です。 }} sq mi) (国土地理院、2014年10月1日現在) [5][注 2] |
所属国・地域 | |
都道府県 | 沖縄県 |
最大都市 | 那覇市(人口312,393人[6]) |
沖縄諸島(おきなわしょとう)は、南西諸島の中央部に位置し[7]、琉球諸島北半分を占める島嶼群である[3]。
名称・範囲
明治時代から1972年(昭和42年)の本土復帰まで、「沖縄群島(おきなわぐんとう)」と呼称されていたが、復帰後は「沖縄諸島」に統一されて呼ばれるようになった[3]。また国土地理院では「沖縄諸島」、海上保安庁海洋情報部では「沖縄群島」という別々の名称を用い、両者間において名称は統一されていない[8]。また、方言で「地下三方諸離(ジジ サンポー シュハナリ[注 3])」は、沖縄本島、国頭・中頭・島尻、そして本島周辺の離島の総称で、現在の沖縄諸島に当たる[9][注 4]。
沖縄諸島は、沖縄本島をはじめ、本島の北西海上に位置する伊平屋伊是名諸島、勝連半島沖の与勝諸島、慶良間諸島や久米島などの島々を範囲に含む[10]。また沖縄本島の東方海上約400kmに位置する大東諸島は、琉球弧に含まれないため[7]、地理学上では沖縄諸島に属さないことがあるが、行政的に含まれるのが一般的である[3]。
「沖縄」について
「沖縄」は、沖縄本島のみを指す地名で、沖縄方言では「ウチナー」と呼ぶが[11]、琉球処分後は沖縄県が設置され、以降「沖縄」は県域全体を指す広域地名となった[12]。鑑真の伝記『唐大和上東征伝』(779年)に「阿児奈波」として見いだされる地名が初見とされる[11]。「阿児奈波」は現在の沖縄本島を指す名称とする説が知られているが、口永良部島ではないかという意見もある[13]。平仮名で「おきなは」と確認できるものは『平家物語』長門本が最古のもので、「沖縄」の表記は薩摩藩作成の『琉球国之内知行高目録写』(1629年)や新井白石の『南島志』(1719年)において確認できる[11]。
沖縄諸島の島々
- Okinawa Island-ISS042.jpg
- 20100526金武湾.JPG
与勝諸島
- Iheya-Izena Islands ISS049.jpg
- Okinawa kerama islands.jpg
- Agunijima.jpg
- Kumejima ISS049.jpg
脚注
注釈
- ↑ 面積0.01km2以上の島の数。ただし、大東諸島の3島(有人島2島)[4]は含まない。
- ↑ 沖縄諸島に属する市町村の面積の合計。ただし、硫黄鳥島(2.50km2)を含み、大東諸島(北大東村・南大東村)の面積は含まない。
- ↑ 『琉球語辞典』に掲載されている語句はローマ字表記で、読みは記載されておらず、"Žiži-Sanpoo-Sjuhanari" (Ž上部の記号はハーチェク)とある。そこで、『琉球語辞典』の「文字と表記法(p.viii - x)」を参考にして、片仮名に変換した。
- ↑ 地下(ジジ)ないし治下(ヂゲ)は「沖縄本島」を指し、離島(方言で「ハナリ」)と対になる言葉。三方(サンポー)は国頭・中頭・島尻のことを示す[9]。
出典
- ↑ 『島嶼大事典』「沖縄諸島」(1991年)p.117
- ↑ 『日本歴史地名大系』「沖縄諸島」(2002年)p.71中段
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 『角川日本地名大辞典』「沖縄諸島」(1991年)p.236
- ↑ 『角川日本地名大辞典』「大東諸島」(1991年)pp.435 - 436
- ↑ “平成26年 全国都道府県市区町村別面積調 沖縄県 (PDF)”. 国土地理院 (2014年10月1日). . 2015閲覧.
- ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「demography
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 7.0 7.1 『沖繩大百科事典 上巻』「沖縄諸島」(1983年)p.531
- ↑ 安城、割田(2009年)p.15
- ↑ 9.0 9.1 『琉球語辞典』(1999年)p.635
- ↑ 『日本歴史地名大系』「沖縄諸島」(2002年)p.71上段 - 中段
- ↑ 11.0 11.1 11.2 『沖繩大百科事典 上巻』「沖縄」(1983年)p.427
- ↑ 『角川日本地名大辞典』「沖縄」(1991年)p.233
- ↑ 『日本歴史地名大系』「阿児奈波島」(2002年)p.72下段
参考文献
- 角川日本地名大辞典編纂委員会編 『角川日本地名大辞典 47.沖縄県』 角川書店、1991年。ISBN 4-04-001470-7
- 沖繩大百科事典刊行事務局編 『沖繩大百科事典』 沖縄タイムス社、1983年。全国書誌番号:84009086
- 平凡社地方資料センター編 『日本歴史地名大系第四八巻 沖縄県の地名』 平凡社、2002年。ISBN 4-582-49048-4
- 日外アソシエーツ編 『島嶼大事典』 日外アソシエーツ、1991年。ISBN 4-8169-1113-8
- 半田一郎編著 『琉球語辞典』 大学書林、1999年。ISBN 4-475-00144-7
- 総務省統計局 『平成22年国勢調査 最終報告書 日本の人口・世帯(下巻 - 統計表編)』 一般財団法人日本統計協会、2014年。ISBN 978-4-8223-3771-1
- 国土交通省国土地理院 『平成22年 全国都道府県市区町村面積調』 国土交通省国土地理院、2011年。
- 安城たつひこ、割田育生「我が国の広域な地名及びその範囲についての調査研究 (PDF) 」 、『海洋情報部技報』第27巻、海上保安庁海洋情報部、2009年3月、 9 - 17頁、 ISSN 13481053、 NAID 40016750826、 NDLJP:3530709、. 2016閲覧.
関連項目
沖縄県に属する諸島