櫛田川
提供: miniwiki
櫛田川(くしだがわ)は、三重県中部の中央構造線沿いを西から東に流れ伊勢湾に注ぐ一級水系の本流。
倭姫命世記では倭姫命が櫛を落とした地を櫛田と名付けたとあり、川名の由来ともなったのではないかとされる。
流域の自治体
主な支流
- 太良木川
- 月出川
- 蓮川
- 仁柿川
- 佐奈川
- 祓川(右派川)
別名
櫛田川の別名に「揥水(ていすい)」という呼称がある。これは当地出身の江戸時代中期の儒学者・奥田三角が名付けたもので、「揥」とは櫛を意味している[1]。
立梅用水
立梅用水(たちばいようすい)は櫛田川水系の朝柄川を水源とする用水である。江戸時代の文政6年(1823年)に波多瀬村、片野村、朝柄村、古江村、丹生村の請願により紀州藩によって作られた[2]。疏水百選に選ばれており、 2014年には国際かんがい排水委員会によるかんがい施設遺産にも登録された。現在は小水力発電にも利用されている。
- 立梅用水2.JPG
波多瀬地区
- 立梅用水6.JPG
波多瀬~片野間山中
- 立梅用水7.JPG
片野地区
交通
取水地となる波多瀬地区へはJR紀勢本線松阪駅より三重交通バス大石(おいし)行きで終点大石(経由経路により30~45分)より徒歩15分
主なダム
脚注
- ↑ 揥水まちづくり協議会『揥水歴史散策マップ』2014年7月発行
- ↑ 櫛田川 立梅用水井堰
外部リンク
典拠レコード: