楊貴妃
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楊 貴妃(よう きひ、719年(開元7年) - 756年7月15日(至徳元載(元年)6月16日))
中国,唐の皇妃。蒲州永楽 (山西省 芮城県) の人。幼名は玉環。初め玄宗の皇子寿王ぼうの妃であったが,のち玄宗に召され,天宝4 (745) 年貴妃に進んだ。玄宗の寵を一身に受け,一族みな高官に上り,権勢をほしいままにしたので恨みを受け,安禄山の乱で玄宗が四川に逃亡する途中,馬嵬坡で一族の楊国忠とともに兵士の強要によって死を賜わった。その艶麗さ,玄宗との交情,栄枯の激しさなど,同時代からすでに文学作品の題材となることが多く,白居易の『長恨歌』,陳鴻の『長恨歌伝』をはじめとして,詩歌,戯曲,小説,随筆に数えきれないほどの作品が書かれている。