林農園 五一わいん
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林農園 五一わいん（はやしのうえん ごいちわいん、英称:Goichi Wine）は、長野県塩尻市大字宗賀にあるワインメーカー。
概要
1911年（明治44年）、創業者林五一が、信州桔梗ヶ原に入植し、ブドウの栽培を始めたことに始まる。1919年（大正8年）、ワインの醸造を開始した。その後、ジュースの製造を始め、現在も続けられている。1951年（昭和26年）、山形県から「メルロー」の枝を入手し、桔梗ヶ原の農園で本格的にメルローの栽培を始めた。1975年（昭和50年）、「五一わいん」を醸造、販売を開始した。2011年（平成23年）、塩尻市柿沢に新たな農場を開いた[1]。
桔梗ヶ原農場
- 海抜700m、北緯36度の丘陵地帯で、日本有数のブドウ・ワインの産地である。特に、赤ワインの原料「メルロー種」の栽培に適した土壌と気候である。林農園では、自社農園のほか、約100軒の契約農家で栽培されたブドウを原料に、さまざまなタイプのワインを醸造している。特に力を入れているのは、「メルロ－種」と「シャルドネ種」である。
柿沢農場
沿革
- 1911年（明治44年） - 林五一は、信州桔梗ヶ原に入植し、果樹の栽培を開始。
- 1919年（大正8年） - ワインの醸造を開始、「鷹の羽生ブドウ酒」を製造。
- 1931年（昭和6年） - 果樹100%のグレ－プジュースの製造を始める。
- 1951年（昭和26年） - 山形県より「メルロー」の枝を持ち帰り栽培を開始。
- 1975年（昭和50年） - 商標「五一ワイン」の販売を開始。
- 1993年（平成5年） - 農園の「シャルドネ」に貴腐化を発見、貴腐ワイン醸造に挑戦し、貴腐ワイン誕生。
- 2005年（平成17年） - 「リュブリャーナ国際ワインコンクール」で、「ザ・ゴイチ貴腐 1995」が金賞を受賞。
- 2011年（平成23年） - 塩尻市柿沢の5ヘクタールの土地に自社農園を開く[1][2]。
利用情報
- 定休日 - 土日祝祭日、年末年始、お盆
- 営業時間 - 午前8時30分-午後5時
- 工場見学 - 不可
- ぶどう園 - 見学可[2]
製品情報
- 主な製品[3]
- エステーとメルロ 2014 赤
- 塩尻コンコード
- 塩尻ナイヤガラ
- 桔梗ヶ原メルロ 2014
- 貴腐
- ロイヤル 赤・白
- スペリオール 赤・白
- シャトー 赤・白
- ゴールド 赤・白
- シルバー 赤・白・ロゼ・白辛口
- スペシャル 赤・白・ロゼ・白辛口
- 塩尻メルロ
- 塩尻マスカットベーリー A
- 塩尻ツヴァイゲルトレーベ
- 塩尻ブラックイーン
- 塩尻セイベル 9110
- 塩尻コンコード
- 塩尻ナイヤガラ
- 山ぶどうのわいん
交通アクセス
- 鉄道 - JR中央線、塩尻駅より徒歩約25分
- タクシー - 塩尻駅より約5分
- 乗用車 - 塩尻インターチェンジより車で7分
参考文献
- 塩尻市誌編纂委員会編『塩尻市誌 別冊 塩尻市の年表 集落の歴史・索引』1995年6月30日、国立国会図書館蔵書
- 『信州造り酒屋の逸品 旨し酒・こだわりの酒 厳選130本』「『スペリオール』五一わいん」アース工房、2000年6月、塩尻市立図書館蔵書
- 山本博著『日本のワイン 本格的ワイン造りに挑んだ全国のワイナリー』「五一ワイン」早川書房、2003年7月、塩尻市立図書館蔵書
- 『食品メーカー総覧 : 全国の食品メーカー関連企業を網羅 2009年版』「(株)林農園(塩尻市)」543頁、日本食糧新聞社、2008年10月、国立国会図書館蔵書
- 塩尻市産業振興事業部ブランド観光商工課『VIN VOYAGE SHIOJIRI 塩尻生まれ 世界品質ワイン』「林農園（五一ワイン）」2015年6月、塩尻市立図書館蔵書
- ワインツーリズム監修『甲州・信州のちいさなワイナリーめぐり』「林農園/五一わいん」2015年11月、塩尻市立図書館蔵書
脚注
関連項目
- ワイナリー
- ワイン醸造
- 日本のワイン
- 果実酒
- ワイン用葡萄品種の一覧
- 葡萄園（「日本の葡萄園」の項参照）
- ソムリエ
- 長野県原産地呼称管理制度
外部リンク