1972年札幌オリンピック

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1972年札幌オリンピック(さっぽろオリンピック)

北海道札幌市を中心に開催された第11回オリンピック冬季競技大会。1972年2月3日から 13日まで行なわれ,35ヵ国の参加のもと,スキー,スケート(スピードスケートフィギュアスケート),アイスホッケーバイアスロンボブスレーリュージュの 6競技 35種目が行なわれた,アジアで最初の冬季オリンピック。真駒内スピードスケート競技場で開閉会式を実施した。アマチュア問題に厳しい姿勢で臨むアベリー・ブランデージ会長率いる国際オリンピック委員会 IOCは,スキーメーカーから報酬を得ているとの理由で,オーストリアのアルペンスキー滑降の第一人者カール・シュランツを失格とした。アイスホッケーではカナダが,東ヨーロッパ圏からステートアマチュアが参加していることを理由にプロ選手の出場を求めたが,IOCに拒否されたため,チームを引き揚げた。男子スピードスケートではオランダのアルト・シェンクが 1500m,5000m,1万mで 3個の金メダルを獲得した。女子クロスカントリースキーではソビエト連邦のガリーナ・クラコワが 3冠に輝いた。開催国日本は男子 70人,女子 20人の選手団を編成した。最も活躍が著しかったのはジャンプ 70m級で,笠谷幸生の金,金野昭次の銀,青地清二の銅とメダルを独占し「日の丸飛行隊」の異名をとった。


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