本吉郡
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人口11,543人、面積163.4km²、人口密度70.6人/km²。(2018年6月1日、推計人口)
以下の1町を含む。
- 南三陸町(みなみさんりくちょう)
Contents
郡域
1878年(明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記1町に気仙沼市および登米市の一部(津山町各町)、石巻市の一部(北上町十三浜)を加えた区域にあたる。
歴史
近代以降の沿革
区分 | 村数 | 村名 | 所属代官区 | 所轄郡奉行 |
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北方 | 1郷19村 | 気仙沼本郷、赤岩村、岩尻村、岩月村、歌津村、大島村、唐桑村、小泉村、小原木村、最知村、鹿折村、新城村、月立村、津谷村、長磯村、波路上村、平磯村、馬籠村、松崎村、山田村 | 気仙沼代官所 (気仙沼本郷) |
奥郡奉行 |
南方 | 8村5浜 | 北沢村、南沢村、入谷村、折立村、黄牛村、志津川村、水戸辺村、柳津村、荒戸浜、清水浜、十三浜、滝ノ浜、長清水浜 | 横山代官所 (北沢村) |
中奥郡奉行 |
- 明治元年
- 明治2年
- 明治3年9月28日(1870年10月22日) - 石巻県が登米県に編入。
- 明治4年
- 明治5年4月9日(1872年6月10日) - 大区小区制の施行により、本吉郡は水沢県第18・第19大区となる。
水沢県第18大区(全3小区。本吉郡の一部) | |
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小区 | 所属村 |
小1区 | 気仙沼本郷、新城村、月立村 |
小2区 | 鹿折村、唐桑村、小原木村、大島村 |
小3区 | 松崎村、赤岩村、波路上村、岩月村、最知村、長磯村、岩尻村、平磯村 |
水沢県第19大区(全3小区。本吉郡の一部) | |
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小区 | 所属村 |
小1区 | 歌津村、小泉村、津谷村、馬籠村、山田村 |
小2区 | 志津川村、水戸辺村、十三浜、荒戸浜、清水浜、滝ノ浜、長清水浜 |
小3区 | 柳津村、黄牛村、北沢村、南沢村、入谷村、折立村 |
- 明治8年(1875年)10月17日 - 以下の各村の統合が行われる。(1郷16村1浜)
- 本吉村 ← 志津川村、荒戸浜、清水浜
- 戸倉村 ← 折立村、水戸辺村、滝ノ浜、長清水浜
- 横山村 ← 北沢村、南沢村
- 麻崎村 ← 柳津村、黄牛村
- 御嶽村 ← 津谷村、馬籠村・山田村
- 大谷村 ← 岩尻村、平磯村
- 階上村 ← 波路上村、岩月村、最知村、長磯村
- 松岩村 ← 松崎村、赤岩村
- 新月村 ← 新城村、月立村
- 明治8年(1875年)11月22日 - 水沢県が磐井県に改称。
- 明治9年(1876年)4月18日 - 第2次府県統合により宮城県の管轄となる。
- 明治9年(1876年)11月 - 区の再編により、本吉郡は桃生郡・牡鹿郡と共に宮城県第5大区となる。
宮城県第5大区(全9小区。桃生郡・牡鹿郡・本吉郡7~9) | |
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小区 | 所属村 |
小7区 | 麻崎村、横山村、戸倉村、入谷村、本吉村、十三浜 |
小8区 | 歌津村、小泉村、御嶽村、大谷村、階上村 |
小9区 | 気仙沼本郷、鹿折村、唐桑村、小原木村、新月村、松岩村、大島村 |
町村制以降の沿革
- 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足[1]。(1町16村)
- 明治27年(1894年)4月1日 - 郡制を施行。
- 明治28年(1895年)10月31日 - 本吉村が町制施行して志津川町となる。(2町15村)
- 明治39年(1906年)11月1日 - 麻崎村が町制施行して柳津町となる。(3町14村)
- 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存置。
- 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 昭和16年(1941年)11月3日 - 御嶽村が町制施行して津谷町となる。(4町13村)
- 昭和26年(1951年)4月1日 - 鹿折村が町制施行して鹿折町となる。(5町12村)
- 昭和28年(1953年)6月1日 - 気仙沼町・鹿折町・松岩村が合併して気仙沼市が発足。郡より離脱。(3町11村)
- 昭和29年(1954年)11月3日 - 柳津町・横山村が合併して津山町が発足。(3町10村)
- 昭和30年(1955年)
- 昭和34年(1959年)4月1日 - 歌津村が町制施行し、歌津町となる。(5町)
- 平成17年(2005年)
- 平成18年(2006年)3月31日 - 唐桑町が気仙沼市と合併し、改めて気仙沼市が発足、郡より離脱。(2町)
- 平成21年(2009年)9月1日 - 本吉町が気仙沼市に編入。(1町)
変遷表
自治体の変遷
藩政期 | 明治8年 | 明治22年4月1日 | 明治22年 - 大正15年 | 昭和元年 - 昭和27年 | 昭和28年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | |
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気仙沼本郷 | 気仙沼村 | 気仙沼町 | 気仙沼町 | 気仙沼町 | 昭和28年6月1日 気仙沼市 |
平成18年3月31日 気仙沼市 |
気仙沼市 | |
鹿折村 | 鹿折村 | 鹿折村 | 鹿折村 | 昭和26年4月1日 町制施行 鹿折町 | ||||
松崎村 | 松岩村 | 松岩村 | 松岩村 | 松岩村 | ||||
赤岩村 | ||||||||
新城村 | 新月村 | 新月村 | 新月村 | 新月村 | 昭和30年4月1日 気仙沼市に編入 | |||
月立村 | ||||||||
波路上村 | 階上村 | 階上村 | 階上村 | 階上村 | ||||
岩月村 | ||||||||
最知村 | ||||||||
長磯村 | ||||||||
大島村 | 大島村 | 大島村 | 大島村 | 大島村 | ||||
唐桑村 | 唐桑村 | 唐桑村 | 唐桑村 | 唐桑村 | 昭和30年2月11日 町制施行 唐桑町 | |||
小原木村 | 小原木村 | |||||||
津谷村 | 御嶽村 | 御嶽村 | 御嶽村 | 昭和16年11月3日 町制施行 津谷町 |
昭和30年3月30日 本吉町 |
平成21年9月1日 気仙沼市に編入 | ||
馬籠村 | ||||||||
山田村 | ||||||||
岩尻村 | 大谷村 | 大谷村 | 大谷村 | 大谷村 | ||||
平磯村 | ||||||||
小泉村 | 小泉村 | 小泉村 | 小泉村 | 小泉村 | ||||
志津川村 | 本吉村 | 本吉村 | 明治28年10月31日 町制施行 志津川町 |
志津川町 | 昭和30年3月1日 志津川町 |
平成17年10月1日 南三陸町 |
南三陸町 | |
荒戸浜 | ||||||||
清水浜 | ||||||||
折立村 | 戸倉村 | 戸倉村 | 戸倉村 | 戸倉村 | ||||
水戸辺村 | ||||||||
滝ノ浜 | ||||||||
長清水浜 | ||||||||
入谷村 | 入谷村 | 入谷村 | 入谷村 | 入谷村 | ||||
歌津村 | 歌津村 | 歌津村 | 歌津村 | 歌津村 | 昭和34年4月1日 町制施行 歌津町 | |||
柳津村 | 麻崎村 | 麻崎村 | 明治39年11月1日 町制施行 柳津町 |
柳津町 | 昭和29年11月3日 津山町 |
平成17年4月1日 登米市 |
登米市 | |
黄牛村 | ||||||||
北沢村 | 横山村 | 横山村 | 横山村 | 横山村 | ||||
南沢村 | ||||||||
十三浜 | 十三浜 | 十三浜村 | 十三浜村 | 十三浜村 | 昭和30年3月30日 桃生郡 北上村 |
昭和37年4月1日 町制施行 北上町 |
平成17年4月1日 石巻市 |
石巻市 |
行政
- 歴代郡長
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
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1 | 戸沢精一郎 | 明治11年(1878年) | ||
2 | 秋山峻 | 明治16年(1883年) | ||
3 | 戸沢精一郎 | 明治22年(1889年) | 再任 任期途中、郡制施行 | |
4 | 八乙女盛次 | 明治29年(1896年) | ||
5 | 今野三朔 | 明治31年(1898年) | ||
6 | 大立目謙吾 | 明治34年(1901年)11月 | 明治36年(1903年)2月10日 | |
7 | 菅原通実 | 明治36年(1903年)2月10日[2] | 明治37年(1904年)12月23日 | |
8 | 飯塚清通 | 明治37年(1904年)12月23日[3] | ||
9 | 真殿彬 | 明治45年(1912年)3月 | ||
10 | 菊池忠良 | 大正2年(1913年)3月 | ||
11 | 小山田義祐 | 大正10年(1921年)1月 | ||
12 | 細川荒雄 | 大正11年(1922年)1月 | 任期途中、郡会廃止 | |
13 | 佐藤曾代吉 | 大正13年(1924年)11月 | 大正15年(1926年)6月30日 | 郡役所廃止により、廃官 |
脚注
参考文献
- 角川日本地名大辞典 4 宮城県
- 旧高旧領取調帳データベース
- 本吉郡誌(本吉郡誌編纂委員会、1949年)