本別町
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本別町(ほんべつちょう)は、北海道十勝総合振興局管内の中川郡にある町。
町名の由来は、アイヌ語の「ポン・ベツ」(小さい・川)から。
Contents
地理
十勝総合振興局北東部の内陸に位置する。町域中央を利別川が南北に貫流し、東西の丘陵から支流を集めている。町の南部、美里別川が利別川に合流する地点に盆地状の小平野が広がっており、ここに中心市街がある。
帯広市と北見市を結ぶ道路と、十勝平野北部を東西に結ぶ道路の交差する地点にあり、交通の要衝ともなっている。道東自動車道は本別町内にジャンクションを設置しており、ここで北見方面と釧路方面に分岐する。
気候は内陸性で冬の寒さは厳しいが、積雪は比較的少ない。晴天日数が多く畑作に向く。
- 山: ウコタキヌプリ山
- 河川: 利別川、美里別川、本別川
- 湖沼:
隣接している自治体
人口
本別町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
歴史
- 1915年(大正14年)4月1日 本別村、嫌侶村(きろろ)、負箙村(おふいぴら)、幌蓋村(ほろけなし)、勇足村、押帯村(おしょっぷ)が合併。本別村となる。
- 1921年(大正10年)4月1日 西足寄村(1950年4月1日から西足寄町、現・足寄町)を分村。
- 1933年(昭和8年)5月1日 町に昇格、本別町となる。
- 1974年(昭和49年) - 1976年(昭和51年) 町内の大字を行政字とした上で、以下のように再編。
- 本別村 → 北1 - 8丁目、南1 - 4丁目、朝日町、錦町、東町、緑町、柳町、栄町、新町、山手町、坂下町、向陽町、柏木町、弥生町、上本別(以上1974年)
- 東本別、仙美里、仙美里元町、西仙美里、美里別、共栄(以上1975年)
- 美蘭別、西美里別(以上1976年)
- 嫌侶村 → 南1 - 4丁目(1974年)、共栄(1975年)
- 負箙村 → 西勇足、美蘭別、西美里別(1976年)
- 幌蓋村 → 勇足、勇足元町(1975年)
- 勇足村 → 勇足元町(1975年)、西勇足、美蘭別、西美里別(1976年)
- 押帯村 → 押帯、西勇足、美蘭別(1976年)
- 1992年(平成4年) - 道の駅ステラ★ほんべつオープン。
経済
産業
古くから林業を産業基盤として一時期は非常に栄えていた町だったが、近年では農業が主体。畑作は小麦・豆類・甜菜(テンサイ)を生産。酪農も広く行われている。稲作は自給的なものが小規模に行われるのみ。第二次産業は木材加工、農産物加工が主。
立地企業
- 北海道糖業株式会社本別製糖所
- 株式会社明治(旧・明治乳業株式会社) 本別工場
- 電源開発株式会社 本別発電所
- 北海道新聞社本別支局
- 十勝毎日新聞社本別支局
- 双日北海道与志本株式会社本別工場
- ほくでんエコエナジー社(メガソーラー)
- JAG国際エナジー株式会社(メガソーラー)
- 渋谷醸造株式会社
- 有限会社やまぐち醗酵食品
農協
- 本別町農業協同組合(JA本別町)
金融機関
郵便局
- 本別郵便局(集配局)
- 仙美里郵便局(集配局)
- 勇足郵便局
- 美里別郵便局
公共機関
- 本別警察署
- 釧路家庭裁判所 本別出張所
- 本別簡易裁判所
医療
- 本別町国民健康保険病院
- ほんべつ循環器内科クリニック
- 幡医院
姉妹都市・提携都市
海外
教育
交通
空港
鉄道
北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線が通っていたが、2006年(平成18年)4月21日に廃止された。町内には勇足駅、南本別駅、岡女堂駅、本別駅、仙美里駅が設置されていた。
バス
- 十勝バス(本別案内所を設置[1]) - 池田町・幕別町・帯広市方面、足寄町・陸別町方面(ふるさと銀河線廃止代替バス)
- 本別・浦幌生活維持路線バス - 浦幌町方面
- 本別町コミュニティバス「太陽の丘循環バス」 - 市街地循環線[3]
道路
道の駅
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
町の文化財
- 立木・かしわ(7本)勇足神社のかしわ林
- 立木・かしわ(1本)上押帯神社立木かしわ
- ヒカリゴケ
- 義経の里本別公園内のマメシジミ個体群と生息地
旧跡
レジャー
- アリスト本別ゴルフ倶楽部
- 太陽の丘パークゴルフ場
観光
- 義経の里本別公園(キャンプ場・ゴーカート場)
- 本別温泉グランドホテル
- 歴史民俗資料館・旧仙美里駅 - バロン西ゆかりの資料等を展示
- 大日山密厳寺(北海道三十三観音霊場20番札所)
- 豆屋とかち 岡女堂本家
イベント
- とうもろこし3万坪迷路が有名だったが、2004年(平成16年)で幕を閉じた。
代わりに、ひまわり迷路を(8月)に行っている。
- きらめきタウンフェスティバル(9月上旬、2日間開催)花火大会あり
- 本別山渓つつじ祭り(5月中旬)
- 夜でかけナイト(6月、7月、9月の第2金曜日)
- 赤不動院柴燈護摩(火渡り行事)(5月28日)
- ラリー北海道(9月)
- ほんべつ ふるさと銀河線 望郷トレイル(10月)
- 雪あかりナイト(2月)
なお上記の祭り以外にも、地域の活性化のためにさまざまなイベントが開催されている。
その他
- マスコットキャラクターは、豆の「元気くん」である。
出身有名人
- 河野義博 - 元スピードスケートオリンピック代表選手。
- 平手則男 - 元スピードスケートオリンピック代表選手。
- 川原正行 - 元スピードスケートオリンピック代表選手。
- 野崎千春 - 元スピードスケートオリンピック代表選手。
- 野崎貴裕 - 元スピードスケートオリンピック代表選手。
- 北勝若大智 - 力士。大会などでの活躍が認められ、15歳で八角部屋(八角親方)に入門した。
- 伊藤伸 - 構想日本総括ディレクター・元内閣府行政刷新会議事務局参事官
関係の深い人
過疎化問題
少子高齢化のため、近年では人口が1万人以下となっている。
脚注
- ↑ “各営業所、案内所”. 十勝バス. . 2018閲覧.
- ↑ “本別・浦幌生活維持路線バス”. 本別町. . 2018閲覧.
- ↑ “太陽の丘循環バス”. 本別町. . 2018閲覧.
- ↑ “旧網走線開業時の鉄道施設群”. 日本土木学会 (2016年). . 2018閲覧.
関連項目
外部リンク
典拠レコード: