朝鮮新報
朝鮮新報(ちょうせんしんぽう、チョソンしんぽう)
- 在日本朝鮮人総聯合会の機関紙。本項で詳述する。
- 1906年 - 1908年、日本統治時代の朝鮮・仁川で、朝鮮新報社が発行していた日本語新聞。後に「朝鮮新聞」と改題。
- 大韓帝国当時の釜山で、釜山港商法会議所が発行していた日本語新聞。
朝鮮新報 | |
---|---|
各種表記 | |
ハングル: | 조선신보 |
漢字: | 朝鮮新報 |
発音: | チョソンシンボ |
ローマ字: |
Chosŏn Sinpo(MR式) Joseon Sinbo(2000年式) |
英語表記: | Choson Sinbo |
朝鮮新報(チョソンしんぽう、朝: 조선신보〈チョソンシンボ〉)は、日本在住の朝鮮人(在日朝鮮人)団体である在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総聯)中央常任委員会の機関紙である。東京都荒川区東日暮里2-26-1に本社を置く[1]朝鮮新報社(チョソンしんぽうしゃ)が発行している。1975年5月、金日成勲章受章。
概説
名称の意味は「朝鮮の新しい新聞」。元々朝鮮語新聞であったが、日本語でも記事を提供するようになった。毎週月・水・金曜日の週3回刊。8ページ建で、朝鮮語面と日本語面が半々である。
主な読者層は総聯会員であるが会員外にも購読者を抱えており、在日本大韓民国民団(民団)会員や朝鮮語の学習目的で購読している朝鮮系以外の日本人も存在する。公称発行部数は5万部で、日本で発行されている朝鮮語新聞としては最大級の発行部数となっており、日本唯一の朝鮮民主主義人民共和国公式系新聞でもある。
ウェブサイト上では、英語によるニュースサイト「People's Korea」も開設している。
紙面
日本各地の総聯活動状況、朝鮮人の生活の他祖国・朝鮮民主主義人民共和国の主要ニュースを掲載している。金正男暗殺事件でも「朝鮮公民」として『大騒ぎは米南日のマスコミだけ、海外から見たクアランプール事件』との題名で犯人はCIAと国情院のせいだとしている。精華大学客員教授・鄭己烈の「世界の事件そのものへの報道は少なく、北朝鮮を悪魔化しようとするアメリカ・韓国・日本の報道に批判的な(報道)のが大部分」との主張や日系アメリカ人で元ジャパンタイムズ編集長のヨイチ・シマズの『CIA・国情院の犯罪者たちが演出したマレーシア空港事件』と題する詳しい論評を発表したことを紹介するなど祖国の主張に沿った意見を補強する記事を日本語で載せている[2]。
本社・支局
- 本社
- 平壌支局
略史
- 1945年10月10日 - 民衆新聞として創刊。旬刊
- 1946年9月 - 解放新聞に改題。隔日刊化
- 1950年6月 - 朝鮮戦争勃発
- 1950年8月 - GHQが日本政府を介し発行停止(米軍は南側援。総連関係は北側勢力)
- 1952年5月 - 復刊
- 朝鮮民報に改題
- 1961年1月 - 朝鮮新報に改題
- 1961年9月 - 日刊化
- 毎週月・水・金曜日の週3回化
脚注
- ↑ 1.0 1.1 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「chongryoncr
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 大騒ぎは米南日のマスコミだけ、海外から見たクアランプール事件,李東埼,“犯人はCIAと国情院”との指摘も
関連項目
外部リンク