日鉄住金テックスエンジ
日鉄住金テックスエンジ株式会社(にってつすみきんテックスエンジ、英称:NIPPON STEEL & SUMIKIN TEXENG.CO.,LTD.)は、新日鐵住金グループの総合エンジニアリング会社である。2013年10月に太平工業株式会社より商号変更した。
概要
1946年(昭和21年)、旧:日本製鐵の技術者を中心に太平工業として設立された。総合建設業の他に、機械・電気・計装部門、製鉄関連の生産部門の事業を展開。主に新日鉄の製鉄所所在地に支店を展開し、新日鉄製鉄所構内の生産ライン操業や各工場設備メンテナンス等の請負作業や工場設備建設を主に行っているが、その他の新日鉄関連鉄鋼メーカー、製紙会社等の他業種のプラントエンジニアリングも行う。また土木建築部門は、公共・民間問わずビル・マンション建築やトンネル建設工事等の土建工事まで幅広く行っている。しかし、2005年に発覚した構造計算書偽造問題により、問題となった一部のマンション建設の施工に携わっており、施工の一部に問題があることが判明した。これが契機となりマンション建築からは撤退する方向となった。
設立時の経緯から新日鐵住金(旧・新日本製鐵)のグループ会社である。社長は新日鉄の副社長経験者を迎える事が多い。また役員も新日鉄出身者が大半を占める。
2013年10月に日鉄エレックスと経営統合し、日鉄住金テックスエンジ株式会社に商号変更した[1]。
2014年10月には、新日鐵住金の完全子会社である日鉄住金プラント株式会社、ニッテツ北海道制御システム株式会社、ニッテツ室蘭エンジニアリング株式会社、ニッテツ八幡エンジニアリング株式会社、株式会社N・TEC大分、日鉄住金直江津メンテナンス株式会社を吸収合併するとともに、日鉄住金関西工業株式会社の製鉄業向け設備エンジニアリング・保全事業を会社分割により承継し、各製鉄所のエンジニアリング・保全事業を集約した[2][3]。
2015年8月には、株式交換により新日鐵住金の完全子会社となった[4]。これに伴い、同年7月に東京証券取引所第一部の上場が廃止されている。
事業部
- 経営企画部
- 総務部
- 法務部
- 内部統制・監査部
- 財務部
- 人事労政部
- 採用・人材開発部
- 安全環境部
- 営業統括部
- 調達部
- 技術総括部
- 海外事業企画部
- 機械事業本部
- 電計事業本部
- 建設事業部
- ロボティクス事業部
- 生産事業部
- パーティクルボード事業部
- 活性炭事業部
支店
- 八幡支店 - 福岡県北九州市
- 大分支店 - 大分県大分市
- 光支店 - 山口県光市
- 広畑支店 - 兵庫県姫路市
- 関西支店 - 和歌山県和歌山市
- 名古屋支店 - 愛知県東海市
- 君津支店 - 千葉県君津市
- 鹿島支店 - 茨城県鹿嶋市
- 東北支店 - 岩手県釜石市
- 室蘭支店 - 北海道室蘭市
グループ会社
国内
- 北都電機株式会社 - 北海道札幌市西区
- テックスエンジソリューションズ株式会社 - 東京都千代田区
- 株式会社太九 - 福岡県北九州市八幡東区
- 株式会社太豊テクノス - 大分県大分市
- 太光工業株式会社 - 山口県光市
- 太広産業株式会社 - 兵庫県姫路市
- 株式会社タイパックス - 大阪府堺市堺区
- 株式会社太東 - 愛知県東海市
- 太総産業株式会社 - 千葉県君津市
- テックスエンジテクノサービス株式会社 - 茨城県鹿嶋市
海外
- SIAM TAIHEI ENGINEERING CO., LTD. - タイ・バンコククローントゥーイ区
- NS-TEXENG AMEC CO., LTD. - タイ・バンコクバーンナー区
- 日鉄龍利糸商貿(上海)有限公司 - 中国・上海市黄浦区
- PT. NIPPON STEEL AND SUMIKIN TEXENG INDONESIA - インドネシア・バンテン州チレゴン