日本剣客伝

提供: miniwiki
移動先:案内検索

日本剣客伝』(にっぽんけんきゃくでん)は、1968年(昭和43年)4月3日から12月25日まで、NET水曜日21:00-21:56枠で放送された、東映制作のテレビ時代劇。全10話(全40回)。

概要

宮本武蔵小野次郎左衛門上泉伊勢守塚原卜伝ら史上高名な剣豪10人を次々と取上げ、1話4回でその生き方を描く。『週刊朝日』の連載もののテレビ化[1]

各剣豪の特徴を出すために、殺陣師を各話毎に変更するなどの工夫が凝らされている。

スローモーションを使った再現演出は、当時の視聴者であった村上克司にも強烈な印象を与えており、後に村上が参加し本作品と同じく吉川進がプロデューサーを務めた『宇宙刑事ギャバン』の蒸着プロセスに取り入れられている[2][3]

横浜市放送ライブラリーで第9話『沖田総司』その一(1968年11月6日放送分)のみを視聴することができる。

スタッフ

サブタイトル

各話 放送期間 サブタイトル 原作 脚本 監督 出演
第1話 4月3日-4月24日 宮本武蔵 司馬遼太郎 早坂暁 降旗康男 三國連太郎吉村実子山下洵一郎太田博之宇佐美淳也須藤健三島耕伊達正三郎由利徹清川玉枝小沢昭一田中春男永山一夫堀雄二八代真矢子高石かつ枝水島道太郎伊豆肇小林重四郎早川雪洲河津清三郎川辺久造
第2話 5月1日-5月22日 小野次郎左衛門 柴田錬三郎 八代静一 土井通芳 夏八木勲川合伸旺村上冬樹真咲美枝村松英子上田みゆき宮内順子三遊亭歌奴中山仁森秋子市川清子信欽三勝部演之池田忠夫
第3話 5月29日-6月19日 上泉伊勢守 池波正太郎 大和久守正 竹本弘一 長門勇瑳峨三智子磯部玉枝鮎川いずみ中村竹弥加藤武、須藤健、雷門ケン坊桜むつ子左卜全亀石征一郎太宰久雄大友柳太郎松本錦四郎清水元高城丈二花ノ本寿
第4話 6月26日-7月17日 塚原卜伝 南條範夫 今村文人 河野宏 荒木一郎池部良北林早苗尾崎奈々岡田英次青山恭二安部徹吉田義夫高宮敬二織本順吉松村達雄伊藤初雄津川雅彦山本豊三山本麟一、花ノ本寿、石山律
第5話 7月24日-8月14日 柳生十兵衛 山岡荘八 伴田充 折田至 緒形拳清水彰若柳菊島田正吾辰巳柳太郎郡司良大下哲也
第6話 8月21日-9月11日 堀部安兵衛 吉行淳之介 竹内敏晴 土井通芳 水原弘中村梅之助坂東太三郎三好美智子日高澄子瀬川菊之丞山田真二嵐圭史中村翫右衛門
第7話 9月18日-10月2日 針谷夕雲 有馬頼義 小野竜之助
長田紀生
大原清秀
山田達雄 高橋幸治二本柳寛千原しのぶ、水島道太郎、長谷川稀世、伊豆肇、山下洵一郎、戸浦六宏原知佐子、左卜全、南道郎、堀雄二、丹羽又三郎
第8話 10月9日-10月30日 高柳又四郎 村上元三 押川國秋 伊賀山正光 久富惟晴高松英郎、郡司良、多々良純中原弘二真理明美白木万理、江見俊太郎、島田正吾、宮城千賀子
第9話 11月6日-11月27日 沖田総司 永井龍男 西条道彦 佐伯清 梅宮辰夫、中村竹弥、寺島達夫、山本麟一、根上淳東千代之介根岸一正曽根晴美明智十三郎花柳幻舟、高松英郎
第10話 12月4日-12月25日 千葉周作 海音寺潮五郎 津上忠
田島栄
伊賀山正光 中村梅之助、中村翫右衛門、藤川八蔵、嵐圭史、深町稜子、三好美智子、村松英子、市川祥之助、和田幾子、杣英二郎、嵐芳三郎嵐芳夫、瀬川菊之丞

脚注

  1. 朝日新聞昭和43年4月3日朝刊
  2. 「吉川進スペシャルインタビュー」『宇宙刑事大全 ギャバン・シャリバン・シャイダーの世界』 安藤幹夫&スタジオハード・編、双葉社、2000年、pp.10-13。ISBN 4-5752-9080-7。
  3. 「STAFF INTERVIEW_01 吉川進」『宇宙刑事シリーズ公式読本 METALLIC BIBLE』 グライドメディア〈グライドメディアムック97〉、2012年、pp.128-129。ISBN 978-4-8130-8197-5。

参考文献

  • 講談社ヒットブックス(16) 生きている東映ヒーローたち 東映TVの30年
  • 東映ヒーローMAX Vol.28(吉川進インタビュー)
NETテレビ 水曜21時枠時代劇
【当番組より】
前番組 番組名 次番組
日本剣客伝

テンプレート:テレビ朝日水曜夜9時枠時代劇