日本トラスティ・サービス信託銀行
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日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(にほんトラスティサービスしんたくぎんこう、英称:Japan Trustee Services Bank, Ltd.)は、大和銀行(現:りそな銀行)と住友信託銀行(現:三井住友信託銀行)の共同出資により設立された日本の信託銀行の1つである。現時点において日本で一番長い名称の銀行である[1]。
信託財産残高は、268兆8513億円(2017年9月末現在)[2]
概要
資産管理特化型信託銀行として、主に年金信託・証券投資信託に係る有価証券等の管理業務や、カストディ、元利金支払事務等、資産管理に係る信託業務および銀行業務を行う。
2017年1月18日、みずほFG系列の資産管理サービス信託銀行(TCSB)と持株会社方式で年内に統合。2020年までに傘下となる両行が合併する方針と報じられた[3][4]。
沿革
- 2000年(平成12年)6月 - 大和銀行(現:りそな銀行)と住友信託銀行(現:三井住友信託銀行)の共同出資により設立(50:50)。
- 2002年(平成14年)9月 - 中央三井信託銀行(現:三井住友信託銀行)が資本参加(33.33:33.33:33.33)。
- 2007年(平成19年)9月 - 日本郵政公社が外部委託する郵貯・簡保機構の保有する約130兆円の債券管理業務をマイナス9億8000万円で落札。
- 2010年(平成22年)10月 - 同様の資本関係にあった日本トラスティ情報システムと合併。存続会社は日本トラスティ・サービス信託銀行[5]。
- 2011年(平成23年)4月 - 住友信託銀行が中央三井トラスト・ホールディングスとの間で株式交換を実施し、三井住友トラスト・ホールディングス(SMTH、三井住友トラスト・グループ)の完全子会社となる。これに伴い三井住友トラストとりそなの出資比率が、66.66:33.33となった。
脚注
- ↑ 一般社団法人全国銀行協会銀行図書館 (2009年9月8日). “現時点で、日本で一番長い銀行名を知りたい。”. レファレンス協同データベース. 国立国会図書館. . 2015年6月4日閲覧.
- ↑ “平成 29 年度中間決算について”. 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社. (2017年11月14日)
- ↑ “みずほと三井住友トラスト、系列超え事業統合”. 日本経済新聞. (2017年1月18日) . 2017-2-8閲覧.
- ↑ “資産管理銀行、統合へ みずほと三井住友トラスト”. 朝日新聞デジタル. (2017年1月18日) . 2017-2-8閲覧.
- ↑ “日本トラスティ情報システム株式会社との合併に関するお知らせ (PDF)”. 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社 (2010年5月28日). . 2016閲覧.