日御碕
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日御碕(ひのみさき)は、島根県出雲市大社町日御碕に位置し、島根半島のほぼ西端で日本海に面する岬。 北緯35度26分06秒東経132度37分44秒 大山隠岐国立公園に含まれる。
地理
流紋岩から構成される山が沈降して海に浸かり、波に侵食された後にわずかに隆起し「海食台」と呼ばれる地形が形成された。
周辺には柱状節理や洞穴が見られ、海上には小島や岩礁が点在する。
海底にはサドガセとボングイと呼ばれる岩があり、人工的に彫られた階段や参道、祭祀跡が確認されている。これは沖縄県の南城市にある世界遺産斎場御嶽に似ており、天照大神の神話によく似た神話が斎場御嶽に伝わっている[1]。岬上には1903年(明治36年)初点灯の出雲日御碕灯台が立つ。海抜63 m, 光達21海里で、灯塔は43.65 mと石作りの灯台としては日本一の高さである。参観灯台なので見学も可能である。
日御碕駐車場近くには商店街があり、いか焼き、ソフトクリームなどの飲食店や土産店がある。季節にもよるが天日干しのカレイやノドグロなどの干物も売っている。
「日御碕の大ソテツ」及び南方に浮かぶ経島の「経島ウミネコ繁殖地」は国の天然記念物となっている。
施設・観光
交通
- JR出雲市駅から一畑バスで60分
- 出雲大社連絡所から一畑バスで23分
- 国道431号
- 島根県道29号大社日御碕線:出雲大社(出雲市大社町杵築東)と日御碕を結ぶ海沿いの道。冬は、海が時化ると潮被りの道となり、安全に冬の日本海を体感できるコースとなっている。晴れると、出雲神話の舞台である、稲佐の浜や三瓶山が見渡せる。カーブが非常に多く急峻な場所も目立つ。トンネルなどの付け替えにより路線改良は行われているが、現在でも時折、荒天等を原因とする法面などの崩落が起こりやすく、その度に交通規制が発生する場合がある。