文化放送グループ

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文化放送グループ(ぶんかほうそうグループ)とは、株式会社文化放送を中心とする企業グループである。

関連会社

子会社

文化放送及びその完全子会社は、「文化放送グループ」としてフジサンケイグループに名を列ねている[1][2]

  • 株式会社セントラルミュージック
    • 音楽出版ならびにラジオ放送番組制作会社。通称・JCM。
  • 株式会社文化放送開発センター
    • 主な事業
      各種プロメディア販売(番組収録用テープ類・各種データメディア・ケース類等)
      文化放送ラジオショッピング - 1973年開始のラジオショッピングの草分け的存在。
      全国ふるさとフェア - 2004年開始の物産即売会。横浜赤レンガ倉庫・イベント広場にて11月初旬に開催。
    • かつて行っていた事業
      文化放送の学習教室 - 1975年より2014年まで関東一円で実施していた家庭塾のネットワーク。対象は小学校1年生~中学校3年生の国語・算数(数学)・英語(中学)。
      全国共通ゆうえんち券 - 2014年まで販売していた全国加盟の遊園地等の遊戯施設で利用可能の商品券。利用期限あり。
      ミュージカル体験塾・中国健康講座 - 文化放送主催のカルチャーセンター
      文化放送中古車ジャンボフェア - 後楽園球場を借り切り、会場とした中古車展示会。
  • 株式会社文化放送メディアブリッジ
    • ラジオとインターネットを中心としたクロスメディア事業を行っている。
  • 株式会社文化放送エクステンド[3]
    • ラジオから生まれたコンテンツの収益化事業。

その他関連会社

フジサンケイグループとの関係

1967年に株式会社フジテレビジョン[5]、株式会社産業経済新聞社(以下「産経新聞社」)、株式会社ニッポン放送[6]らとフジサンケイグループを結成しており、文化放送グループも同グループの一部とされている。ただし下記の事情もあり、フジサンケイグループ共通の目玉マークはつけていない。

  • 当社はフジ・メディア・ホールディングスへ3.33%出資しているが、傘下には入っていない。
  • 当社の筆頭株主は、前身の「財団法人 日本文化放送協会」設立母体である「カトリック聖パウロ修道会」である(出資比率30.0%)。
  • 当社のかつての主要株主である旺文社は、その当時テレビ朝日朝日新聞グループ)の主要株主でもあったことから、当社とテレビ朝日は一時関係会社になっていた。経緯は次のとおり。
    • 1973年 - フジサンケイグループの実権を完全に掌握した鹿内信隆に対し、文化放送系が反旗を翻した。これに対し鹿内は、同じフジサンケイグループの産経新聞社を通じていったん当社株を買い集める[7]
    • 1976年 - 産経新聞社は上記の当社株を、当時大株主であった五島昇東京急行電鉄社長)を通じて、ともに旺文社社長の赤尾好夫に譲渡[8]
    • 1978年 - テレビ朝日専務取締役の岩本政敏が当社社長に就任。

関連項目

  • おたっきぃ佐々木(佐々木伸)- 元セントラルミュージック社員でサブカル関係のラジオ番組プロデューサーをしていた人物。現在は独立してフリー
  • 野村邦丸 - 元文化放送アナウンサー、定年退職後セントラルミュージック所属のフリーアナウンサーとなる。
  • 熊谷育美 - セントラルミュージック所属のシンガーソングライター。
  • フジスタッフ - 源流の一つである旧文化放送ブレーン(のちブレーンドットコム)が当時の同グループ主導で設立(のちエイブルが主要株主に)。
  • 聖パウロ修道会 - 文化放送の母体である日本文化放送協会(NCB)に深く関わり、現会社設立当初から今日に至るまで主要株主として残る。
  • アトミックモンキー - A&Gゾーン関連番組のスタッフ・出演者数名が設立に関与。
  • 株式会社MAGES. - ドワンゴ子会社。文化放送がJCMと共に、ドワンゴとの合弁で設立したアニメ関連企業「株式会社AG-ONE」を前身とするが、2013年12月2日付で文化放送とJCMの全保有株式をドワンゴに売却し、関連会社から除外された[9]。現在は文化放送とAnimelo Summer Liveを毎年共催し、またAG-ONE設立時にJCMより移管された文化放送A&Gゾーン番組(一部除く)の制作業務も継続されている。
  • エス・エム・エス - 看護雑誌ナース専科を発行。ナース専科は、文化放送ブレーンにより創刊され、ブレーンドットコム (21巻3号-21巻11号)→ ディジットブレーン(21巻12号-24巻7号)→ メガブレーン(24巻8号-25巻4号)→ アンファミエ (25巻5号-29巻9号)→ エス・エム・エス (29巻10号-)と発行元を変えている。現在は、文化放送ナースナビと競合関係にある。

脚註

  1. フジサンケイグループ一覧” (日本語). . 2011閲覧.
  2. 文化放送キャリアパートナーズや文化放送iCraftなど他社合弁のその他関連会社は、文化放送グループには含まれるがフジサンケイグループには含まれない。また中央ラジオ・テレビ健康保険組合にも加入していない。
  3. 文化放送全額出資企業であるが、フジサンケイグループには含まれず、また中央ラジオ・テレビ健康保険組合にも加入していない。
  4. ブレーンドットコム株式会社、株式会社ディジットブレーン、株式会社メガブレーン、SBIパートナーズ株式会社を経てSBIホールディングス株式会社に吸収合併し消滅した嘗ての株式会社文化放送ブレーンに代わる位置付けである。
  5. 持株会社に移行し、現在は株式会社フジ・メディア・ホールディングス
  6. 株式会社ニッポン放送ホールディングスを経て、持株会社移行前のフジテレビジョンに吸収合併され消滅。現在のニッポン放送は新設分離。
  7. (菅本進『前田・水野・鹿内とサンケイ』東洋書院1996年)
  8. (『創』1983年12月号 17-21頁 創出版)
  9. 株式会社MAGES.の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ-株式会社ドワンゴ(2013年10月30日)、2013年11月10日閲覧

外部リンク