支笏洞爺国立公園

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支笏洞爺国立公園（しこつとうやこくりつこうえん）は、北海道にある国立公園。

概要

北海道南西部に位置し、支笏湖と洞爺湖のカルデラを中心として有珠山、昭和新山、樽前山、羊蹄山など多くの火山があり、火山性の湖沼や温泉もあるなど火山群を形成している[1]。北海道内の国立公園の中では最も利用者が多い国立公園となっている[1]。札幌市中心部や新千歳空港からのアクセスが良く、シーニックバイウェイの「札幌シーニックバイウェイ藻岩山麓・定山渓ルート」や「支笏洞爺ニセコルート」になっている[2][3]。

地域

支笏洞爺国立公園は支笏湖地域、定山渓地域、洞爺湖地域、羊蹄山地域、登別地域の5つに分けることができる。

支笏洞爺国立公園（支笏湖地域）

  • Lake Shikotsu Mt Fuppushi02n4272.jpg

    支笏湖と風不死岳（2009年10月）

  • Lake Shikotsu Mt Eniwa-dake01n3200.jpg

    支笏湖と恵庭岳（2009年10月）

  • Lake Shikotsu Mt Tarumae01n3200.jpg

    支笏湖と樽前山（2009年10月）

  • Mt Muine.JPG

    無意根山（2012年8月）

  • TsukimiBashi2004-12.jpg

    定山渓温泉街（2004年12月）

  • Hoheikyo-87-r1.JPG

    豊平峡ダム（2006年10月）

支笏洞爺国立公園（洞爺湖地域）

  • Mt Tonoshikenupuri.JPG

    ポロモイ山から望む中島（2009年5月）

  • View of Tōyako-onsen town.JPG

    洞爺湖温泉街（2008年5月）

  • 130922 Mount Usu Sobetsu Hokkaido Japan01s5.jpg

    観光施設と有珠山（2013年9月）

  • 130922 Showa-shinzan Sobetsu Hokkaido Japan01s3.jpg

    昭和新山（2013年9月）

  • 羊蹄山地域
    • 独立峰の羊蹄山（蝦夷富士）を中心とする地域。頂上付近では多数の高山植物を確認することができ、「後方羊蹄山の高山植物帯」として国の「天然記念物」に指定されている[7]。山麓は湧水・名水スポットになっている。
  • Yotei-zan-from-hirafu.jpg

    倶知安町比羅夫から望む羊蹄山（2005年5月）

  • 地獄谷.JPG

    登別地獄谷（2013年8月）

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    登別温泉街（2008年5月）

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    倶多楽湖（2012年8月）

歴史

  • 1949年（昭和24年）：国立公園指定。
  • 1979年（昭和54年）：再検討（羊蹄山地域）。
  • 1980年（昭和55年）：支笏湖ビジターセンターオープン[9]。
  • 1995年（平成07年）：再検討（支笏湖、定山渓、洞爺湖、登別地域）、点検1（羊蹄山地域）。
  • 2003年（平成15年）：点検1（洞爺湖地域）。支笏湖ビジターセンターリニューアルオープン[10]。
  • 2004年（平成16年）：洞爺財田自然体験ハウスオープン[11]。
  • 2006年（平成18年）：乗り入れ規制拡張。
  • 2007年（平成19年）：洞爺湖ビジターセンター・火山科学館オープン[12]。
  • 2009年（平成21年）：洞爺湖有珠山ジオパークが「世界ジオパーク」認定[13]。

景勝地

支笏湖地域

定山渓地域

洞爺湖地域

  • 壮瞥公園
  • 金比羅火口・西山山麓火口

羊蹄山地域

  • 半月湖

登別地域

  • 樽前ドーム.JPG

    樽前山の溶岩円頂丘（2009年9月）

  • Okotanpe.jpg

    オコタンペ湖（2003年10月）

  • Laketoya02.jpg

    壮瞥公園の梅と洞爺湖

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    有珠山西山山麓火口（2007年）

  • Lake Hangetsu.jpg

    半月湖（2013年8月）

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    日和山と大湯沼（2008年11月）

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    オロフレ峠から望むオロフレ山（2012年6月）

集団施設地区・ビジターセンター

国立公園集団施設地区[15]
地区名 面積 所在地 利用者数（人）
支笏湖 53.0ha 北海道千歳市 368,000[16]
登別 71.0ha 北海道登別市 2,597,000[16]
洞爺湖 102.1ha 北海道虻田郡洞爺湖町、有珠郡壮瞥町 2,819,000[16]
財田 61.6ha 北海道虻田郡洞爺湖町 17,000[16]
昭和新山 12.8ha 北海道有珠郡壮瞥町 972,000[16]
真狩口 32.4ha 北海道虻田郡真狩村 25,000[16]
ビジターセンターなど
施設名 設置者 所在地 利用者数（人）
支笏湖ビジターセンター 環境省 北海道千歳市支笏湖温泉 200,407[17]
支笏湖パークハウス
-
登別パークサービスセンター 北海道登別市登別温泉町
-
洞爺湖ビジターセンター 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉町142-5 69,023[17]
洞爺財田自然体験ハウス 北海道虻田郡洞爺湖町財田2-2 5,199[17]
昭和新山パークサービスセンター 北海道有珠郡壮瞥町昭和新山
-
  • Lake Shikotsu36n4272.jpg

    支笏湖ビジターセンター（2009年10月）

  • Toyako volcano science museum.JPG

    洞爺湖ビジターセンター・火山科学館（2007年9月）

脚注

  1. ↑ 1.0 1.1 支笏洞爺国立公園管理計画書 2010, p. 1.
  2. ↑ “札幌シーニックバイウェイ藻岩山麓･定山渓ルート”. シーニックバイウェイ支援センター. . 2016閲覧.
  3. ↑ “支笏洞爺ニセコルート”. シーニックバイウェイ支援センター. . 2016閲覧.
  4. ↑ “休暇村支笏湖公式ホームページ”. 休暇村協会. . 2016閲覧.
  5. ↑ “豊平峡（ほうへいきょう）オフィシャルサイト”. 札幌リゾート開発公社. . 2016閲覧.
  6. ↑ “日本ジオパークネットワーク”. . 2016閲覧.
  7. ↑ 後方羊蹄山の高山植物帯 - 文化遺産オンライン（文化庁）
  8. ↑ “倶多楽湖（くったらこ）”. 登別観光協会. . 2016閲覧.
  9. ↑ “要覧ちとせ 平成27年版 (PDF)”. 北海道千歳市. p. 320 (2015年). . 2016閲覧.
  10. ↑ “支笏湖ビジターセンターがリニューアルオープン”. 苫小牧民報 (苫小牧民報社). (2003年7月7日). https://www.tomamin.co.jp/2003/cp030707.htm . 2016閲覧. 
  11. ↑ “洞爺財田自然体験ハウスが開館、式典催す”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2004年7月11日). http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2004/200407/040711.htm . 2016閲覧. 
  12. ↑ “洞爺湖ビジターセンター・火山科学館”. 北海道ファンマガジン (2008年3月14日). . 2016閲覧.
  13. ↑ “洞爺湖有珠山ジオパーク”. . 2016閲覧.
  14. ↑ 登別原始林 - 文化遺産オンライン（文化庁）
  15. ↑ “国立公園集団施設地区 (PDF)”. 環境省 (2015年). . 2016閲覧.
  16. ↑ 16.0 16.1 16.2 16.3 16.4 16.5 “国立公園集団施設地区等利用者数 (PDF)”. 環境省. . 2016閲覧.
  17. ↑ 17.0 17.1 17.2 “国立公園内ビジターセンター等利用者数 (PDF)”. 環境省 (2013年). . 2016閲覧.

参考資料

関連項目

外部リンク



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