掛川市
Contents
概要
江戸時代に東海道の主要宿場町として、また掛川城を核とした城下町から発達した地方都市である。
佐野郡、および、小笠郡に含まれ、牧之原台地のすぐ西に位置している。
安土桃山時代には山内一豊の城下町であったため、この縁で高知市(高知県)との交流関係が深い。江戸時代には掛川藩、横須賀藩の城下町となり、東海道掛川宿、日坂宿の宿場町でもあった。2005年4月1日に、旧掛川市、大東町、大須賀町の1市2町が合併して、現在の掛川市となった。
農業が主要産業の一つであり、緑茶の栽培は全国屈指の産出量を誇る。牧之原市が成立するまでは、荒茶の生産量全国1位であった。
東海道新幹線掛川駅や東名高速道路掛川インターチェンジとともに工業団地の誘致に成功、拠点都市としての性質を強めると同時に製造品出荷額1兆円を超える県内有数の工業都市となった。その結果、脆弱であった財政基盤は大幅に改善され、2006年には財政力指数が1.033に到達、初めて普通交付税不交付団体となった。しかし、2006年度末には借入金総残高が1016億円に達し、実質公債費比率が18%を超過したため地方債許可団体となった。
また、「スローライフ」を宣言しており、郊外化やスプロール現象の促進とは正反対で、中心市街地の活性化で個性を強化する路線を掲げており、中心市街地活性化法(タウンマネージメント機関)の実践が顕著である。
倉真温泉、法泉寺温泉など市内各所の温泉街や掛川花鳥園などの観光地を訪れる観光客も多い。また、1970年代には吉田拓郎やかぐや姫、2000年代にはap bankなどが野外コンサートを開催するなど、ロック・フェスティバルの街としても知られている。さらに、掛川市役所[1]や掛川警察署[2]の公式ウェブサイトにて流れるテーマ曲が話題となる。
地理
地勢
牧之原台地の西に位置する。南北に約30km、東西に約16kmの距離がある。
地名の由来
- 掛川
- 中心部を流れる逆川の流れが、切り立った崖のように見える点から「缺けた川」と呼ばれ、次第に略されて「懸川」となり、「掛川」と改名された。
- 「かけがわ」を発音する際、地元では「け」にアクセントをおいて発音する[3]が、標準語ではアクセントはない(平板)とされる[4]。アクセントに違いが見られるのは、標準語と掛川市内で用いられる遠州弁との間にアクセントの差異があるためとされる。同様に、標準語と遠州弁とで地名のアクセントに差異がある事例としては、静岡県磐田市が挙げられる。
- かつては、高知県高知市のはりまや橋の近くにも「掛川町」が存在した。これは、掛川から高知に移住した山内一豊の家臣が、居を構えた事に由来する。高知市の掛川町は、現在では「はりまや町」となっている。高知市には山内一豊が建立した「掛川神社」も存在する。この神社は、一豊が高知に入城した際、掛川城の北東(鬼門)にある龍尾神社を高知城の北東に勧請したものであり、掛川に因んで命名された。
- 大坂
- 掛川市の「大坂」は、大坂(明治以後の大阪)から移住した住民が多かったために付けられた地名だといわれている。
歴史
鎌倉時代には「懸川」として歴史書に描かれた。また室町時代には、信州塩尻に至る塩の道の始点であった。
戦国時代から江戸時代まで
戦国時代には戦国大名今川氏の配下の朝比奈氏の城下町として発展した。
- 1567年(永禄10年) - 徳川家康が、掛川城に籠城した今川氏真・朝比奈泰朝を攻撃した。
- 1568年(永禄11年) - 石谷政清が遠州飛鳥郷一色を拝領。
- 1580年(天正8年) - 横須賀城が完成。
- 1581年(天正9年) - 徳川家康が高天神城を攻め落とした。
- 1590年(天正18年) - 山内一豊が掛川城に入る。天守の完成は1596年(慶長元年)。
- 1601年(慶長6年) - 山内一豊が高知城に移り、松平定勝が掛川藩の、大須賀忠政が横須賀藩の藩主となった。
江戸時代から明治時代まで
江戸時代には掛川藩、横須賀藩が樹立され、その城下町となった。藩政時代には、譜代大名が入れ替わり入っていた(歴代藩主は各藩の項目を参照)。
明治時代から第一次大戦まで
- 1868年(明治元年) : 明治維新で駿府藩の領土に編入された。
- 1871年(明治4年)8月29日 : 廃藩置県で静岡県( - 1871年12月25日)に属した。
- 1876年(明治9年)8月21日 : 浜松県と静岡県( - 1876年8月20日)が合併し、以降は静岡県に属する。
- 1889年(明治22年)4月1日 : 町村制施行により掛川宿・下俣町・十九首町・仁藤村・および大池村・葛川村・結縁寺村の各一部が合併して佐野郡掛川町となった。同時に以下の村が成立。
- 佐野郡
- 南郷村 ← 結縁寺村・下俣村・南西郷村・上張村・杉谷村・長谷村
- 大池村 ← 大池村・新村
- 曽我村 ← 領家村・原川町・高御所村・細田村・篠場村・平野村・梅橋村・徳泉村・岡津村・沢田村
- 和田岡村 ← 各和村・高田村・吉岡村
- 垂木村 ← 下垂木村・富部村・黒田村
- 雨桜村 ← 上垂木村・家代村・遊家村
- 原谷村 ← 本郷村・細谷村・西山村・幡鎌村
- 原田村 ← 原里村・平島村・寺島村・久居島村・中西之谷村・上西之谷村
- 原泉村 ← 萩間村・居尻村・黒俣村・炭焼村・大和田村・丹間村・孕石村
- 西郷村 ← 上西郷村・下西郷村・五明村
- 倉真村 ← 倉真村
- 粟本村 ← 初馬村・水垂村・北池新田
- 西山口村 ← 成滝村・葛川村・満水村・薗ヶ谷村・安養寺村・宮脇村・印内村
- 東山口村 ← 伊達方村・千羽村・逆川村・小原子村・八坂村・本所村
- 日坂村 ← 日坂宿・大野村・佐夜鹿村
- 東山村 ← 東山村
- 城東郡
- 佐野郡
- 1889年(明治22年)4月16日 : 東海道本線掛川駅開業。
- 1891年(明治24年)6月11日 : 南郷村大字長谷が大池村へ編入。
- 1893年(明治26年)12月12日 : 南郷村の一部(下俣・南西郷・結縁寺)を掛川町に編入。
- 1895年(明治28年)8月20日 : 掛川町南郷地区の一部(下俣の一部、南西郷・結縁寺)が分立し西南郷村を設置。
- 1896年(明治29年)4月1日 : 城東郡と佐野郡が合併して小笠郡を設置。
- 1898年(明治31年)10月19日 : 大日本報徳社が設立。
- 1914年(大正3年)5月1日 : 大須賀村が横須賀町に町制施行、改称。
- 1925年(大正14年)8月20日 : 大池村を掛川町に編入。
- 1932年(昭和7年)10月1日 : 雨桜村と垂木村が合併し桜木村を設置。
- 1940年(昭和15年)6月1日 : 二俣線(現天竜浜名湖線)開通。
- 1942年(昭和17年)6月1日 : 三浜村、三俣村が合併し睦浜村を設置。
- 1943年(昭和18年)4月1日 : 南郷村を掛川町に編入。佐束村と岩滑村が合併し、佐束村(新制)を設置[5]。
第二次大戦後から平成時代まで
- 1950年(昭和25年)10月10日 : 上内田村を掛川町に編入。
- 1951年(昭和26年)4月1日 : 掛川町、西南郷村、栗本村、西山口村が合併し掛川町を設置。
- 1954年(昭和29年)3月31日 : 掛川町が曽我村、東山口村を編入し、市制を施行して掛川市(旧制)となる。西郷村、倉真村が合併し三笠村を設置。桜木村、和田岡村が合併し北小笠村を設置。
- 1955年(昭和30年)
- 1956年(昭和31年)
- 1957年(昭和32年)
- 1958年(昭和33年)1月1日 : 城東村大字大石の一部が小笠町へ編入。
- 1960年(昭和35年)10月1日 : 三笠村を編入。
- 1973年(昭和48年)4月1日 : 大浜町と城東村が合併して大東町となる。
- 1979年(昭和54年) : 掛川市が生涯学習都市宣言を行う。
- 1983年(昭和58年) : ヤマハレクリェーションつま恋にてつま恋ガス爆発事故が発生する。
- 1985年(昭和60年)9月27日 : 大須賀町が非核平和都市宣言を行う。
- 1988年(昭和63年)3月13日 : 東海道新幹線掛川駅開業。
平成時代以降
- 1993年(平成5年) : 東名高速道路掛川インターチェンジ供用開始。
- 1994年(平成6年) : 掛川城天守復元。第一回「一豊公&千代サミット」開催。
- 1997年(平成9年)3月14日 : 大東町が核兵器廃絶平和都市宣言を行う。
- 2000年(平成12年)4月 : 大須賀海岸にてマッコウクジラが座礁
- 2002年(平成14年)6月 : 掛川市郊外の小笠山総合運動公園にて2002 FIFAワールドカップが開催される。
- 2003年(平成15年) : 市内の各会場にて第58回国民体育大会「NEW!!わかふじ国体」が開催され今上天皇、皇后が行幸啓。
- 2005年(平成17年)4月1日 : (旧)掛川市、大東町、大須賀町が対等合併し、新制の掛川市が成立。
- 2007年(平成19年)
- 2009年(平成21年)10月24日 - 11月8日 : 第24回国民文化祭(通称:国文祭)が行われる。
人口
掛川市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
姉妹都市・提携都市
海外
- 姉妹都市
- 1988年、コーニング市に本社を置くガラスメーカー・コーニング社(コーニング・ジャパン)が大須賀町に進出することを契機として、大須賀町がコーニング社を通じてコーニング市に提携を打診[7][8]。1995年にはコーニング市のシンボルである時計塔のレプリカが大須賀町に贈られ[8](大須賀中学校に設置)、1996年には大須賀町からサクラの苗木20本がコーニング市に寄贈・植樹された[8]。
- ともに「生涯学習」を掲げる自治体であることから[7]。
日本国内
- 姉妹都市
- ともに「教育に力を入れたまちづくり」を掲げていたことから、旧大東町と旧胆沢町が姉妹都市提携[12]。児童・生徒の作品交換や物産交流、住民交流などを行っていた[12]。市町村合併による両町の消滅により一時は提携が見直されたものの、地区間の交流は継続[11]。また、合併後に結ばれた「災害時相互応援に関する協定」により岩手・宮城内陸地震(2008年6月)、駿河湾地震(2009年8月)で相互に支援が行われたことを契機として、姉妹都市提携を行う機運が高まった[12]。
その他
- 山内一豊と千代(見性院)との関係が深い市町および関係を大切にしている市町の集まりに参加している。1994年から2007年まで毎年開催。
- 2006年に大河ドラマ「功名が辻」が放映され、一定の成果を収めたことから、翌2007年より民間主導に切り替えられた。
- ※関連リンク:山内一豊、千代(見性院)
- TASKIプロジェクト(中部環境先進5市サミット)
Tajimi、Anjo、Shinshiro、Kakegawa、Iidaの5都市の頭文字から「TASKI」
- 大東サミット
旧大東町が1986年より同名の市町と地域活性化・交流のためのサミットを毎年開催していたが、平成の大合併により「大東」の名称が大東市のみとなるため、2004年に解散。
- その他
産業
農業
全国最大規模の緑茶の栽培地であり、緑茶を用いた土産物も多い。「全国お茶まつり」の「全国茶品評会」では、掛川市が深蒸し煎茶部門の産地賞を受賞し続けており、2007年現在で三連覇中である。2006年に日本茶で初めてモンドセレクションで丸山製茶の「茶師名人」が金賞を受賞し、2008年までに3年連続受賞(2008年は最高金賞受賞)している。また、市内に本社を置く佐々木製茶が煎茶「静岡の誉」をモンドセレクションに出品し、2008年に特別金賞を受賞している。このように、市内の緑茶に対する評価は総じて高いとされている。なお、掛川茶振興協会による緑茶の産地表示は、下記の通りである。
- 掛川産掛川茶
- 掛川市内で生産された荒茶を100%使用した商品。
- 掛川茶
- 掛川市内と、同市に隣接する境界地域で生産された荒茶を100%使用した商品。
- ただし、境界地域の荒茶を使用する場合、市内産の荒茶を50%以上含有しなければならない。
- (※「境界地域」とは、市境に隣接して気候や土質、地形、栽培管理、製造方法などが市内と同様の地域。)
緑茶以外では、メロン、いちご、トマト、バラの栽培が盛んである。
工業
製造品出荷額は約1兆4469億円(工業統計表、2005年)であり、静岡県内では浜松市、磐田市、静岡市に次いで4位である。
主要な品目は、ADSL機器、ファクシミリ、化粧品、アップライトピアノ、自動車部品、携帯電話など。
市内に立地する工業団地には掛川東部工業団地「エコポリス」、新エコポリス工業団地、上土方工業団地などがある。
商業
掛川市(旧掛川地区)の商圏人口は278,750人(静岡県消費動向調査、2006年)であり、静岡県西部地区における最大商圏の浜松(旧浜松市)に次ぐ規模である。また掛川市は浜松商圏(掛川市全域)、袋井商圏(大東地区を除く)に含まれる。
掛川駅北口周辺に商店街、飲食店街が集積し中心市街地を形成する。掛川市中心市街地活性化基本計画[13]では、中心市街地は大手町、連雀、肴町、中町、緑町、瓦町、紺屋町、栄町、研屋町、城内、松尾の11町と定義しており、この範囲には掛川城、大日本報徳社などの歴史・文化施設群も含まれる。
平成期には市街地の空洞化が進行し、商業機能は大池地区(アピタ掛川店・バロー掛川店など)、西郷地区(しずてつ掛川ショッピングセンター「Sプラザ」など)など郊外に分散している。また大東地区には大東ショッピングプラザ「ピア」、大須賀地区にはロックタウン大須賀などの郊外型ショッピングセンターがある。
市街地の建設規制
掛川城の周辺では人力車が運行され、自動販売機にまで「なまこ壁」があしらわれており、旧城下町らしい街並が整備されている。地区計画による城下町風街づくりの規制に、以下の物がある。
- 建物の用途
- 葛川下俣線、駅前通り線、掛川駅大手線に面する建物の一階は、店鋪などの用途に限定する。
- 建物の壁面の位置
- 都市計画道路の道路境界から1m以上離す。
- 建物の高さ制限
- 高度利用地区以外の軒の高さ制限は15m。
- 建物の形態
- 道路に面する部分は城下町風のイメージで統一。
- 塔、屋外階段、付属する建物は主建物と一体化。
- 外壁は白、黒、自然素材色。
- 見え掛かり部分は石張り。
- 附帯設備
- 道路、公園からの景観を妨げない位置に設置。
- 広告物
- 屋外広告物は城下町風のイメージに調和させる。屋上広告塔は全面禁止。
主な企業
- NECプラットフォームズ株式会社掛川事業所(旧NECアクセステクニカ、本社:東京都千代田区)
- 遠州夢咲農業協同組合(JA遠州夢咲・本店:静岡県菊川市)
- オスラム・メルコ株式会社(本社:横浜市西区)
- 掛川市農業協同組合(JA掛川市)
- 掛川信用金庫
- カワサキ機工株式会社 本部・技術センター (本社:島田市)
- 株式会社キャタラー
- コーニングジャパン株式会社(本社:東京都港区)
- 株式会社資生堂(本社:東京都中央区)
- スズキ株式会社 大須賀工場 (本社:浜松市南区)
- ヤマハモーターエレトニクス株式会社 大須賀工場 (本社:周智郡森町)
- ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社
- ヤマハモーターハイドロリックシステム株式会社 (本社:周智郡森町/本社が掛川市のヤマハモーターパワープロダダツク株式会社から事業を分離独立した会社ではあるが掛川市とは直接的には関係しない。)
- 社団法人大日本報徳社
- 株式会社多古満(本社:菊川市/通称たこまん)
- 千歳産業株式会社
- 株式会社土井酒造場
- トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社(本社:東京都大田区)
- パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社(本社:横浜市都筑区)
- 株式会社山下工業研究所(ブランド名「Ko-ken」。ソケットレンチの世界三大メーカーの一社)
- ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市)ピアノ生産拠点を浜松から掛川に集約している。
関連組織
一部事務組合
- 太田川原野谷川治水水防組合
- 東遠広域施設組合
- 小笠老人ホーム施設組合
- 浅羽地域湛水防除施設組合
- 東遠学園組合
- 東遠地区聖苑組合
- 静岡県大井川広域水道事業団
- 中東遠看護専門学校組合
- 掛川市・菊川市衛生施設組合
第三セクター
- 株式会社東遠青果流通センター
- 株式会社東遠水産物流通センター
- 天竜浜名湖鉄道株式会社
- 株式会社これっしかどころ
- 牧之原総合開発株式会社
- 小笠山麓開発株式会社
- 株式会社オレゴン生涯学習村
- 株式会社緑茶人間科学研究所
- 株式会社森の都ならここ
- かけがわ街づくり株式会社
- 株式会社道の駅掛川
- 株式会社大東マリーナ
教育
大学
- 東京女子医科大学 大東キャンパス
高等学校
中学校
小学校
特別支援学校
幼稚園
- 掛川市立睦浜幼稚園
- 掛川市立横須賀幼稚園
- 掛川市立大渕幼稚園
- 智光幼稚園
- くるみ幼稚園
- こども広場あんり幼稚園部
- 子育てセンターひだまり幼稚園部
- 掛川こども園幼稚園部
- 子育てセンターさやのもり幼稚園部
専修学校
学校教育以外の施設
- 職業訓練施設
- 保育所
地域
方言
市内全域で遠州弁が話されている。また、旧遠江国に属しながらも、大井川を越えた旧駿河国に程近いという位置から、一部では静岡弁(駿河弁)も話されており、遠州弁と静岡弁の混在したアクセントも見受けられる。
祭事
市内に所在する各神社を中心に、さまざまな祭礼が行われている。観光客が多く訪れる祭礼としては、遠州横須賀三熊野神社大祭や掛川祭などが知られている。これらの祭礼では二輪屋台が用いられ、一本柱万度型、掛川型、日坂型など、祭りが開催される地域によりさまざまな形状がある。
食
郷土料理としては、「いも汁」が挙げられる。とろろは静岡県を代表する郷土料理の一つであるが掛川では一般にいも汁と呼ばれる。自生したヤマノイモをすりおろし、すり鉢でこねながら、鯖出汁の味噌汁で伸ばし、これをご飯に掛けて食べる。薬味としてすりおろした生姜、刻みネギ(わけぎ)を添える。
B級グルメとしては、かつて掛川市から浜松市にかけての地域で広く食べられていた「酢味噌の素麺」が挙げられる。2000年代以降、B級グルメの一品として再評価がなされ、酢味噌の素麺が再び注目され始めている。
ご当地グルメとしては、掛川商工会議所「大河ドラマを生かす会」の呼びかけで制定された「お千代御膳」が挙げられる。以下の条件さえ満たせばそれ以外は制限がないため、刺身、てんぷら、鰻の蒲焼きなど多彩な品を添えた各店独自のメニューが市内各所で楽しめる。
- お千代御膳の定義
通信
市内全域がNTT西日本静岡支店の営業区域である。市外局番は市の大半の地域で0537であるが、市南西部の本谷地区、山崎地区は0538である。
交流
地域SNS
掛川市役所が、地域ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)用のウェブサイトとして「e-じゃん掛川」を開設した。掛川市役所IT政策課情報化推進係を中心として運営が行われている。さまざまなコミュニティが存在し、地域住民間の交流を深める狙いがある。2006年12月現在、SNSへの会員登録は市民以外にも開放されており、会員からの招待がなくても登録可能である。
医療
市内全域で医薬分業が浸透している。特に、掛川市立総合病院では、処方箋を処方箋薬局に対しファックスで送信するサービスを実施しているため、かかりつけ薬局に行けば、即時に薬を受け取る事ができる。2000年代後半からは、薬局での処方内容を記録する手帳(いわゆる「お薬手帳」)に、病院・診療所、歯科医院での診察内容も併せて記録する試みが始まっており、医師、歯科医師、薬剤師間での情報共有が進められている。
医師不足や病院設備の老朽化が課題となっており、2013年5月1日に袋井市と共同で新病院「中東遠総合医療センター」[14]を掛川市菖蒲ヶ池に開院した。複数の市立病院の統合は全国初の事例となる。また、予測される東海地震の想定震源域であることから、事業継続計画に対応した病院としても注目されている[15]。旧病院跡地は医療・福祉関連施設として利用される予定。
ガス
市内中心部では、静岡ガス系の都市ガス会社、中遠ガスによって都市ガス(13A、熱量46MJ)が供給されている。郊外では戸別または集中方式によるLPガスを使用している。
自然環境
マイバッグ運動が展開されており、2007年から市内全域のスーパーマーケットでレジ袋が有料化された。環境保護を目的とする基金「掛川市環境基金」を市が設立し、環境保護活動に取り組んでいる。市内の企業から提供されたリサイクル資源を環境保護団体「掛川エコ・ネットワーキング」に販売させ、その収益を基金に積み立て環境対策に充当している。また、市民有志によりマイバッグ運動のテーマ曲『いつも持っているマイバッグ』が作成され、掛川市役所の公式ウェブサイトやマイバッグ運動に参加する各店舗で流されている[16]。
歌詞、および、メロディーは『マイバッグソング』を参照。
思想
報徳思想
二宮尊徳(幼名二宮金次郎)とその弟子たちが提唱した経済学説・農村復興運動「報徳思想」が盛んである。二宮尊徳の弟子たちによって遠州地方に報徳思想が説かれ、遠江国報徳社(後の大日本報徳社)社長岡田良一郎(1839年 - 1915年)が、全国初の信用金庫である掛川信用金庫の前身「勧業資金積立組合」や、静岡県立掛川西高等学校の前身「冀北学舎」を設立した。
現在では全国団体である公益社団法人大日本報徳社が掛川に置かれ、各地、各事業所の報徳社(社団法人)を統括している。
掛川駅北口には、明治天皇愛蔵の二宮金次郎立像(2005年現在、明治神宮蔵)を模した二宮金次郎像が建立されている。
遠州地方から起業家が多く輩出される理由として、一説には浜松を中心とした「やらまいか精神」と、掛川を中心とした報徳思想が起業家に大きな影響を与えたためとされる。
報徳思想は、あくまで農村復興運動や、幕府や藩の財政再建などの理論的支柱となった経済学説である。希に混同されるが、あくまで学説・思想であり、宗教宗派などとは一切関係が無い。そのため、全国各地の報徳社も宗教法人ではなく社団法人である。
生涯学習
旧掛川市長の榛村純一が、生涯学習と都市造りを結び付け、全国初の「生涯学習都市宣言」を行った。(2005年の新設合併によって失効)
向都離村の社会が地域と両親を否定するとの考えに立ち、土地条例、30億円の市民募金による東海道新幹線掛川駅建設など、生涯学習をキーワードとし、様々な市の事業と有機的に結び付けた。
スローライフ
掛川市(旧制)市長榛村純一は、7選目の市長選(2001年)に際して、スローライフを公約に掲げた。
2002年11月に「スローライフ月間 in 掛川」が開催され、国土交通省都市・地域整備局長澤井英一、千葉大学法経学部教授新藤宗幸、ジャーナリスト筑紫哲也、榛村市長、地域活性化研究所代表川島正英によるシンポジウムが行われた。
(旧)市制50周年を機に、ファストフードに代表されるライフスタイルやモータリゼーションに対して異議を唱え、勤労・分度・推譲を重視する報徳思想と絡めた、「歩行文化・スローライフ・報徳文化都市宣言」を行った(2004年4月)。スローライフシティを宣言した都市は、掛川が全国初である。
交通
東海道新幹線、東海道本線、東名高速道路、国道1号といった国土の大動脈が市街地中心部を横断しており、都市間交通、広域交通は比較的充実しているといえる。しかし、地域間交通、特に南北方向の交通整備はやや遅れており、改善のためにコミュニティバス路線の拡充、また合併特例事業として掛川市街地と大東・大須賀市街地及び新東名高速道路森掛川ICを結ぶ南北縦貫道路・東西環状線の建設などの施策が行われている。
鉄道路線
- 天竜浜名湖鉄道(THR)
廃止路線
かつては海岸部を静岡鉄道駿遠線が走っていた。1914年に中遠鉄道として開業し、1967年8月に廃止された。
- 静岡鉄道(静鉄)
バス路線
一般路線バス
- しずてつジャストライン(掛川・大東地区)
- 掛川大東浜岡線
- 掛川東高線
- 遠州鉄道(遠鉄バス)
- 掛塚さなる台線(横須賀まで)
- 掛川バスサービス(掛川地区)
- 桜木線
- 居尻線
- 粟本線
- 倉真線
- 東山線
- 秋葉バスサービス(大須賀地区)
- 秋葉中遠線(2006年10月 - )(大東支所まで)
コミュニティバス
- 掛川市市街地循環バス「スローライフバス」(2003年5月20日 - )
- 北回り
- 南回り
- 満水線(2010年11月1日 - )
高速バス・空港アクセスバス
- ジェイアール東海バス及び共同運行事業者
- 東名ハイウェイバス:東名掛川 - 東名岡津(1969年6月10日 - )
- ドリーム静岡・浜松号:東名掛川 - 掛川駅南口(2007年12月1日 - )
- 京阪神ドリーム静岡号:掛川駅南口(2007年12月20日 - )
- 遠州鉄道
- 「e-wing」中部国際空港線:掛川インター駐車場 - 掛川駅南口(2006年5月8日 - )
主な道路
国道
高速自動車国道
一般国道
- 国道1号
- 島田金谷バイパス:小夜の中山TN
- 日坂バイパス:日坂IC - 道の駅掛川 - 八坂IC
- 掛川バイパス:八坂IC - 千羽IC - 宮脇IC - 西郷IC - 大池IC - 沢田IC
- 袋井バイパス:沢田IC
- 国道150号
県道
道の駅
旧街道
空港
- 県内の牧之原市・島田市に静岡空港が2009年6月4日に開港した。掛川市から自家用車で片道約25分程である。
- 国際空港クラスの空港へは愛知県常滑市にある中部国際空港へ自家用車で約1時間40分程である。
- 掛川駅南口と静岡空港を結ぶ路線バスが運行されている。所要時間は約35分(遠鉄バス)、約45分(しずてつジャストライン、菊川駅経由)としており中部国際空港へも遠州鉄道の高速バスが掛川インターより運行されている。
文化・芸術施設
- 掛川市生涯学習センター(市民ホール)
- 掛川市美感ホール(講演会・コンサートホール)
- 掛川市立図書館
- 中央図書館
- 大東図書館
- 大須賀図書館
- 掛川市二の丸美術館
- 大須賀歴史資料館
- ふじ美術館
娯楽
トランポリンの普及に力を入れており、全日本トランポリントーナメント競技選手権大会が開催されている。
娯楽施設
- 大東マリーナ
- 大東総合運動公園
- 掛川市南体育館し〜すぽ
- 東遠カルチャーパーク総合体育館さんりーな
- つま恋リゾート 彩の郷(旧・ヤマハリゾートつま恋)[18]
観光
自然
名所・旧跡
神社・仏閣
- 事任八幡宮(遠江国/一宮)
- 龍尾神社(掛川城の守護を担う神社)
- 高天神社(高天神城の守護を担う神社)
- 山崎八幡神社 (掛川市)
- 高室神社
- 高麗神社
- 雨櫻神社
- 六所神社 (掛川市)
- 貞永寺(遠江国/安国寺)
- 普門寺(遠州三十三観音霊場)
- 薬師寺
- 龍眠寺(遠州三十三観音霊場)
- 昌雲寺
- 遠州の熊野三山を祀る三社と御伴の神を祀る五社
熊野三山
御供五柱
公園
- 大浜公園
- 佐束山公園
- 松本亀次郎公園
- 西大谷ダム公園
温泉・レジャー等
祭事・催事
- 遠州横須賀凧揚げ祭(2月)
- 高天神社例大祭(3月)
- 大浜公園桜まつり(3~4月)
- 遠州横須賀三熊野神社大祭(4月)
- 掛川・新茶マラソン(4月)
- 掛川納涼まつり(7月末)
- 砂の祭典(8月)
- 事任八幡宮例大祭(9月)
- 掛川祭(10月)
- 中村八坂神社祇園祭(10月)
- 小笠神社矢矧祭(11月)
- 三の丸楽市(毎月第四土曜に開かれる物産市)
- 功名が辻フェスタ in 掛川(開催期間:2006年1月21日 - 12月17日)
名産品
- キウイフルーツを原料とするワインが醸造されている。
伝承
掛川を舞台にした作品
※ 制作年順
映画
- 対決 (原作:南條範夫、脚色:柳川真一、監督:安田公義、大映、1963年)
- 影武者 (脚本:黒澤明・井手雅人、監督:黒澤明、1980年)
- 名門!多古西応援団 (原作:所十三、脚本:渡辺千明・我妻正義・橋本以蔵、監督:橋本以蔵、1987年)
- シュート! (原作:大島司、脚本:橋本以蔵、監督:大森一樹、松竹、1994年3月12日公開)
- 蒼き伝説 シュート! (原作:大島司、脚本:武上純希、監督:西尾大介、東映、1994年12月4日公開)
- 菊次郎の夏 (脚本・監督:北野武、1999年)
- 雨あがる (原作:山本周五郎、脚本:黒澤明、監督:小泉堯史、2000年)[19]
ドラマ
- 新・必殺からくり人・東海道五十三次殺し旅(第6話「日坂」:早坂暁・野上龍雄・安倍徹郎ほか脚本、工藤栄一・蔵原惟繕・南野梅雄ほか監督、朝日放送・松竹、1977年)
- 眠狂四郎円月殺法(第12話「月光けもの谷暗殺剣」:柴田錬三郎原作、和久田正明・鈴木生郎・米谷純一ほか脚本、皆元洋之助・南野梅雄・家喜俊彦ほか監督、テレビ東京・歌舞伎座テレビ、1983年)
- WATER BOYS2(矢口史靖原作、橋本裕志・中谷まゆみ脚本、佐藤祐市・髙橋伸之・吉田使憲演出、フジテレビジョン、2004年)[20]
- 功名が辻(司馬遼太郎原作、大石静脚本、尾崎充信ほか演出、日本放送協会、2006年)
- 風林火山(井上靖原作、大森寿美男脚本、清水一彦ほか演出、日本放送協会、2007年)
小説
- 石言遺響(曲亭馬琴作、江戸時代後期)
- 東海道中膝栗毛(十返舎一九作、江戸時代後期)
- 功名が辻(司馬遼太郎作、文藝春秋、1974年)
- 駿河城御前試合(南條範夫作、河出書房新社、1983年)
- 黒い風を見た…(小沢冬雄作、新樹社、1993年)
- 冀北の人岡田良一郎(三戸岡道夫作、栄光出版社、1999年)
- 中央構造体(内田康夫作、講談社、2002年)
絵本
- おけちゅう(ミキオ・E作、狩野富貴子絵、エヌ・ティ・ティ出版、2000年)
浮世絵
漫画
- 名門!多古西応援団(作:所十三、講談社)
- シュート!(作:大島司、講談社)
- シグルイ(原作:南條範夫、漫画:山口貴由、秋田書店)
- アタック!!(作:大島司、新潮社、『週刊コミックバンチ』連載中)
- 女の道(作:青木光恵、『週刊アスキー』連載中)
アニメ
- 蒼き伝説 シュート!(原作:大島司、脚本:武上純希・神戸一彦、演出:貝沢幸男・角銅博之・矢部秋則ほか、フジテレビジョン・読売広告社・東映、1993年 - 1994年)
- 水色時代(第38話「あの頃のように」、原作:やぶうち優、脚本:武上純希、監督:ときたひろこ、テレビ東京・日本アドシステムズ、1997年。)[21]
- シグルイ(原作:南條範夫、漫画:山口貴由、シリーズ構成・脚本:水上清資、監督:浜崎博嗣、マッドハウス、2007年)
- 氷菓(第4話「栄光ある古典部の昔日」、原作:米澤穂信、監督:武本康弘、京都アニメーション、2012年)[22]
- 勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。(原作:左京潤、シリーズ構成:鈴木雅詞、監督:ヨシモトキンジ、アスリード、UHFアニメ、2013年)[23]
出身有名人
政官界
- 石川嘉延(自治官僚、元静岡県知事)
- 一木喜徳郎(公法学者、内務官僚、枢密院議長)
- 岡田良一郎(衆議院議員、掛川信用金庫創設者、初代旧制掛川中学校校長)
- 岡田良平(文部官僚、京都帝国大学総長、貴族院議員、文部大臣)
- 鷲山恭平(土方村長)
学術
- 旧大東町名誉市民(大東「町」だが称号は名誉「市」民)。
- 松本亀次郎(教育者。魯迅の恩師)
- 村松岐夫(法学博士。元京都大学法学部教授。学習院大学法学部教授)
- 八木美穂(国学者、歌人)
- 吉岡弥生(医師。東京女子医科大学創立者)
- 鷲山恭彦(東京学芸大学学長。文学修士、ドイツ文学・ドイツ社会思想)
- 鷲山養斎(医師)
- 医師。吉岡弥生の父。当時としては珍しい「聴診器」をいち早く導入するなど地域医療の向上に努め、貧しい患者からは診療費を徴収せずに米を渡すなどしたため地元から慕われた。報徳思想の普及に努め、現在、旧鷲山邸は吉岡弥生記念館の横に当時のまま移設保存されている。
文化・芸術
- 伊藤京子(声楽家)
- 大島司(漫画家)
- 大竹省二(写真家)
- 小澤祥司(環境ジャーナリスト)
- 小沢冬雄(小説家、第11回文藝賞受賞、第73・74回芥川龍之介賞候補)
- 久米里紗(第37回2005年度ミス日本グランプリ)
- 榛葉英治(小説家、第39回直木三十五賞受賞)
- 榛葉昌寛(男声テノール歌手 日本人初のマリアカラス賞受賞 2013年中央競馬秋の天皇賞国歌独唱)
- 鈴木トオル(ミュージシャン)
- 高木まみこ(女優)
- 高須沙知子(日本放送協会アナウンサー。フジヤマTV、しずおか情報ランチ、たっぷり静岡等担当)
- 高須基仁(出版プロデューサー、モッツ出版代表取締役)
- 所十三(漫画家)
- 飛永翼(「プロダクション人力舎」所属若手お笑い芸人「ラバーガール」のツッコミ担当)
- 長尾春花(バイオリニスト)
- 成瀬大域(書家)
- 松下誠(編曲家)
- 水島総(日本文化チャンネル桜社長、映画監督、脚本家)
- 三戸岡道夫(小説家、あさひ銀行副頭取、大日本報徳社副社長)
- 宮沢章夫(早稲田大学客員教授。劇作家)
- 吉岡亜衣加(シンガーソングライター)
- 一色日和(ベーシスト(己龍))
スポーツ
- 鵜藤俊平(ベルリンオリンピック銀メダリスト)
- 尾澤聖子(水上オートバイプロ選手、2005年国際ジェットスポーツ協会世界大会プロ-アマ女子スキークラス世界チャンピオン)
- 松井謙弥(水戸ホーリーホック)
- 森保一(元サッカー日本代表、U-23サッカー日本代表監督)
- 森保洋(サガン鳥栖U-18監督)
- 山崎諭(アマチュア野球指導者、日本興業銀行野球部部長、東海大学付属仰星高等学校校長、東海大学第三高等学校校長、東海大学付属相模高等学校校長)
- 山本篤(北京パラリンピック・リオデジャネイロパラリンピック銀メダリスト)
- 西加南子(旧姓:伊藤加奈子(いとうかなこ)、自転車ロードレース)、2009年日本チャンピオン)
- 鈴木博志(中日ドラゴンズ)
縁故のある有名人
政官界
- 静岡県静岡市出身。掛川市立和田岡小学校卒業。第72代国家公安委員会委員長、内閣府特命担当大臣(防災担当)を歴任。
- 柳澤伯夫(元大蔵官僚、衆議院議員)
- 静岡県袋井市出身。静岡県立掛川西高等学校卒業。掛川市在住。掛川市を含む衆議院静岡県第3区から選出。初代金融再生委員会委員長、初代金融担当大臣、第7代厚生労働大臣を歴任。
文化・芸術
- 伊東四朗(芸能人)
- 東京都出身。戦時中、疎開のために掛川に転入した。未だ売れていない頃はよく帰って来ていたが、人気が出るにつれて人が群がってくるという理由で、それ以来は帰って来ていない。
- 三代目尾上菊五郎(歌舞伎俳優)
- 江戸小伝馬町出身。掛川宿にて客死し広楽寺に葬られる。
- 西行(僧侶・歌人)
- 宮城まり子(芸能人)
- 東京都出身。掛川市にて施設群ねむの木村を運営する。
スポーツ
脚注
- ↑ 『マイバッグソング』掛川市役所。
- ↑ 『掛川警察署』掛川警察署。
- ↑ 静岡新聞社出版局・SBS静岡放送アナウンス部 『静岡県地名読み方おもしろ辞典』 静岡新聞社、1998年。ISBN 4783810648。 172頁
- ↑ 日本国語大辞典第二版編集委員会・小学館国語辞典編集部 『日本国語大辞典 第二版 第三巻』 小学館、2001年。ISBN 4095210036。 493頁
- ↑ 「村廃置」「村廃止町区域変更」『官報』1943年3月30日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 6.0 6.1 6.2 “海外姉妹都市”. 掛川市 (2015年5月7日). . 2017閲覧.
- ↑ 7.0 7.1 7.2 7.3 7.4 “姉妹(友好)提携情報”. 自治体国際化協会. 2012年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2017閲覧.
- ↑ 8.0 8.1 8.2 8.3 8.4 8.5 8.6 “姉妹都市の紹介”. NPO法人掛川国際交流センター. . 2017閲覧.
- ↑ 9.0 9.1 “静岡)掛川市と伊ペーザロ市が姉妹都市提携 管弦楽が縁”. (2016年9月20日) . 2017-2-22閲覧.
- ↑ “2016年9月20日 伊・ペーザロ市と姉妹都市提携 経済や文化、観光など交流”. 掛川市 (2016年9月20日). . 2017-2-22閲覧.
- ↑ 11.0 11.1 11.2 11.3 “国内姉妹都市”. 掛川市 (2011年9月30日). . 2017閲覧.
- ↑ 12.0 12.1 12.2 “さらなる交流発展を目指し姉妹都市提携(平成22年2月)”. 奥州市 (2011年12月8日). . 2017閲覧.
- ↑ 掛川市中心市街地活性化基本計画 第2章 中心市街地の位置及び区域
- ↑ 中東遠総合医療センター
- ↑ 日本経済新聞BPニュースセレクト:巨大地震にも負けぬ「BCP病院」が着工へ
- ↑ 掛川市役所環境保全課環境企画係「掛川発マイバッグソング『いつも持っているマイバッグ』」『マイバッグソング』掛川市役所、2008年2月21日。
- ↑ エコパスタジアムなどは袋井市であるが、多目的広場など一部施設は掛川市に立地している。
- ↑ 日本初のオールナイトライブ「コンサート・イン・つま恋」(よしだたくろう、かぐや姫など出演)、「ap bank fes」(小田和正、桑田佳祐(サザンオールスターズ)、コブクロ、BoA、忌野清志郎、ポルノグラフィティ、一青窈出演、2005-2012年)、「Amuse Fes BBQ in つま恋」(2013-2014年)会場[1]。
- ↑ 掛川城二の丸御殿がロケ地となった。
- ↑ 天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線原谷駅がロケ地となった。
- ↑ アニメ主人公の恋人が掛川第一高等学校にサッカー留学している設定。JR東海道新幹線掛川駅のホームや駅周辺の風景が忠実に描写されており、一話のみの舞台でありながら、綿密なロケハンが行われたことが窺える。※ちなみに、シュートの舞台となる掛川高校は実在しない。
- ↑ 加茂荘・加茂花菖蒲園がヒロインの自宅としてロケに使用された。
- ↑ 掛川市や、ヤマダ電機、炭焼きレストランさわやかなどがスペシャルサンクスとして参加。また、掛川市に存在する場所や店などが登場する。
関連項目
外部リンク