情報本部
情報本部(じょうほうほんぶ、英語: Defense Intelligence Headquarters、略称:DIH)は、防衛省の特別の機関の一つである。
概要
戦後設立された防衛庁においては、外国の軍事情報を防衛局調査第1・2課、陸上・海上・航空の各幕僚監部調査部及び各自衛隊の専門部隊等で収集・分析を行っていたため、庁全体としての情報の収集・分析が非効率的であるという構造的欠陥を抱えていた。
この問題を解決すべく、統合幕僚会議第17代議長の石井政雄を長としたプロジェクトが発足し、アメリカ国防情報局(DIA)を参考に1995年(平成7年)に策定された防衛計画大綱に基づいて、1997年(平成9年)1月20日に設置された(創設時は約1,700名)。なお、防衛庁内のすべての情報組織が統合されたわけではなく、既存の組織はそれぞれ一部改編・縮小されたものの、引き続き存続した。
平成24年度(2012年度)現在約2,400名の要員を抱え、海外の軍事情報を始めとする各種情報を扱う日本最大の情報機関である。
下表は平成17年度(2005年度)から平成26年度(2014年度)までの情報本部職員数の推移である(出典:防衛省HP概算要求の概要)が、陸海空自衛隊の自衛官の定数が削減される一方で情報本部要員はほぼ毎年増員されていることから、情報分野の強化に努めていることが窺える。平成23年度予算は約528億円。
年度 | 自衛官 | 事務官等 | 合計 | 年度 | 自衛官 | 事務官等 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
平成17年(2005年)度 | 1,846 | 420 | 2,266 | 平成22年(2010年)度 | 1,907 | 523 | 2,430 |
平成18年(2006年)度 | 1,886 | 436 | 2,322 | 平成23年(2011年)度 | 1,907 | 535 | 2,442 |
平成19年(2007年)度 | 1,903 | 464 | 2,367 | 平成24年(2012年)度 | 1,907 | 544 | 2,451 |
平成20年(2008年)度 | 1,906 | 486 | 2,392 | 平成25年(2013年)度 | 1,907 | ||
平成21年(2009年)度 | 1,909 | 505 | 2,414 | 平成26年(2014年)度 | 1,919 |
任務
- 独自に収集する情報(電波情報及び画像情報等)
- 防衛省の情報本部以外の部署(陸上自衛隊中央情報隊等、自衛隊の情報部隊)からもたらされた情報
- 外務省、警察庁、公安調査庁を始めとする他の省庁からもたらされる情報
- 友好国からもたらされる情報
- 一般の公刊物等からの情報
沿革
以下の沿革以前にも防衛省には情報組織があり、例えば情報本部の前身組織の一つである陸上幕僚監部調査部第2課別室(調別)はシギントを行う非公然組織であり、実質的に内閣情報調査室(内調)の下部機関で、歴代トップは警察官僚が占めていたとされている[1]。
- 1997年(平成9年)1月20日:統合幕僚会議の「事務局第2幕僚室」が廃止され、代わって情報本部が設置される。
- 2001年(平成13年)3月27日:技術官が廃止され、新たに緊急・動態部が設置される。
- 2004年(平成16年)3月29日:画像部が画像・地理部に改称される。
- 2006年(平成18年)3月27日:統合幕僚会議に代わり「統合幕僚監部」が新設されたの伴い、統合幕僚会議下の組織から長官直轄組織へ改編。
組織
情報本部長(指定職4号、本省局長級)には陸将、海将又は空将の自衛官が任命される。また、本部長は2009年(平成21年)6月3日に公布された「防衛省設置法の一部を改正する法律」に基づき新設された防衛会議の構成員となる。本部長は自衛官を退官後、内閣衛星情報センター所長(指定職6号、本省審議官級[2])に就任するケースが多い。副本部長には防衛省大臣官房審議官(旧:防衛庁長官官房(防衛)審議官、官名は防衛書記官)を本務とする者がその職を兼補する形で任命される。
さらに、その下に情報専門スタッフとして4名の情報官が置かれる。内訳は、事務官が1名と自衛官が3名であり、事務官は各国の安全保障・国防政策に関する情報を統括し、自衛官は各々の担当地域の軍事情勢の統括を行う。また、情報官とは別に情報評価官と情報保全官がそれぞれ1名ずつ配置されている。情報評価官は情報本部が実施する情報の収集整理について、その効果的な実施を図る観点から行う評価に関する事務を司る。情報保全官は防衛省における情報保全の確保を図る見地から情報本部の所掌事務に関する重要事項に係るものを総括整理する役割を担う。
内部組織の詳細については公表されていないため、下記の組織図は現在までに公文書等で確認できるもののみを記述している。
- 情報本部長(陸将、海将又は空将)
- 副本部長(事務官)
- 情報官×4(事務官×1、自衛官×3(将補(二)1名と1佐(一)2名))
- 情報保全官(事務官)
- 情報評価官(事務官)
- 総務部(部長:1佐(一))
- 計画部(部長:1佐(一))
- 情報の収集整理に関する計画、情報についての関係部局との連絡調整、組織及び定員、経費及び収入の予算及び決算、行政財産の取得、業務計画、情報の管理に関する企画や渉外に関する業務を行う。
- 分析部(部長:事務官)
- 情報の総合的な分析、情報の収集整理及び調査や研究改善、統合防衛計画及び統合警備計画の作成に必要な情報に関する業務、統合運用に必要な情報に関する業務及び自衛隊法により編成された特別の部隊の運用に係る情報に関する業務を行う。
- 統合情報部(部長:1佐(一))
- 緊急に処理を要する情報及び外国軍隊の動向に関する情報の収集・整理並びに統合幕僚長、各自衛隊に対する直接的情報支援を行う。情報本部の組織でありながら、統合幕僚監部の情報部(J-2)として運用されている。緊急・動態部を主たる前身とするほか、分析部及び各幕僚監部調査部のうち自衛隊の運用に関する情報を担当する部署を統合して設置された。
- 画像・地理部(部長:1佐(一))
- 画像情報及び地理情報の収集・分析(イミント)を行う。情報源は地球観測衛星や内閣衛星情報センターが運用する情報収集衛星の撮影画像である。前身は1985年(昭和60年)から商用地球観測衛星の画像資料を用いて画像情報の収集・分析を行っていた陸自と空自の情報専門部隊の衛星画像担当部署であり、陸自では中央地理隊(現地理情報隊)がそれにあたり、フランスのSPOTやアメリカ合衆国のランドサットなどの撮影画像を購入して分析していた[3][4][5]。また、1986年(昭和61年)に開設された東海大学宇宙情報センターとも分析手法の共同研究を行っていたとされる[4]。分解能1m級の高分解衛星画像も処理できる画像情報支援システム(IMSS)も2001年(平成13年)3月から運用している[6]。
- 電波部(部長:事務官)
- 電波情報の収集・分析(シギント)を行う。前身は、旧陸軍中央特種情報部(特情部)出身の自衛官を中心に設置された陸上幕僚監部第2部別室(通称:二別)と、その後継機関として1978年(昭和53年)に二別を改編して発足した陸上幕僚監部調査部第2課別室(通称:調別)である。二別から情報本部創設まで警察庁と警察庁の事実上の出先機関である内閣情報調査室に直結しており、別室長は防衛庁(当時)より先に警察庁に情報を上げて、警察庁が警察の独自情報として官邸に傍受情報を報告していた。このため情報本部が創設されてからも電波部長には代々警察官僚が出向して就任しており[7]、現在では本部長経験者が就任している[8]。
- 通信所
東千歳、美保、喜界島では高性能無線電波傍受用の(東千歳、美保では、現在ではやや旧式化した「象のオリ」と通称される大型円形アンテナ)施設を、また、東千歳、大井、太刀洗ではいくつかのレーダードーム施設を運用している。情報本部の要員のうち、7割にあたる人数が電波部及び各通信所の要員である。前身は陸上幕僚監部調査部第2課別室(調別)の各通信所である。小舟渡通信所長は2佐、その他の通信所長は1佐が充てられる。
主要幹部
官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
---|---|---|---|---|
情報本部長 | 海将 | 大塚海夫 | 2017年12月20日 | 海上自衛隊幹部学校長 |
副本部長 | 事務官 | 齋藤雅一 | 2017年 | 9月29日大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官 |
情報官 | 事務官 | 中野裕文 | 2016年 | 7月 1日海上保安庁海洋情報部企画課長 (海上保安官) |
空将補 | 髙橋秀雄 | 2017年 ※2017年12月20日 空将補昇任 |
9月24日第6高射群司令 | |
1等陸佐 | 山口和則 | 2017年 | 3月27日第7師団司令部幕僚長 | |
1等海佐 | 池内出 | 2017年12月20日 | 佐世保地方総監部防衛部長 | |
情報保全官 | 事務官 | 古屋剛 | 2015年 | 1月23日地方協力局地方調整課長 |
情報評価官 | 事務官 | 木原淳 | 2014年 | 7月25日人事教育局人材育成課長 |
総務部長 | 1等海佐 | 落水田実 | 2018年 | 3月30日航空自衛隊幹部学校 |
計画部長 | 1等陸佐 | 實藤聖 | 2018年 | 3月27日中部方面総監部人事部長 |
分析部長 | 事務官 | 品川高浩 | 2017年 | 8月 1日人事教育局人材育成課長 |
統合情報部長 | 1等空佐 | 松永耕二 | 2017年 | 8月 1日作戦情報隊作戦情報処理群司令 |
画像・地理部長 | 1等海佐 | 中筋篤 | 2016年 | 7月 1日第1護衛隊司令 |
電波部長 | 事務官 | 若田英 | 2016年 | 8月10日防衛政策局調査課情報運用企画室長 |
歴代本部長
代 | 階級 | 氏名 | 在職期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 |
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1 | 陸将 | 國見昌宏 | 1997年 | 1月20日 - 1999年12月10日防大9期 | 第10師団長 | 退職 →内閣衛星情報センター所長 |
2 | 陸将 | 野中光男 | 1999年12月10日 - 2001年12月 | 2日防大12期 | 第4師団長 | 東北方面総監 |
3 | 海将 | 太田文雄 | 2001年12月 | 3日 - 2005年 1月12日防大14期 | 統合幕僚学校長 | 退職 |
4 | 陸将 | 椋木功 | 2005年 | 1月12日 - 2008年 3月24日防大16期 | 第3師団長 | 退職 →内閣衛星情報センター所長 |
5 | 空将 | 外薗健一朗 | 2008年 | 3月24日 - 2008年11月 6日防大18期 | 統合幕僚学校長 | 航空幕僚長 |
6 | 空将 | 下平幸二 | 2008年11月 | 7日 - 2012年 1月31日防大19期 | 統合幕僚副長 | 退職 →内閣衛星情報センター所長 |
7 | 陸将 | 木野村謙一 | 2012年 | 1月31日 - 2014年 8月 5日防大23期 | 第4師団長 | 退職 →内閣衛星情報センター所長 |
8 | 空将 | 宮川正 | 2014年 | 8月 5日 - 2017年12月20日日本大学 空82幹候[9] |
西部航空方面隊司令官 | 退職 →内閣衛星情報センター所長 |
9 | 海将 | 大塚海夫 | 2017年12月20日 - | 防大27期 | 海上自衛隊幹部学校長 |
代 | 階級 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
統合幕僚会議事務局第2班長 | |||||||
1 | 1等空佐 | 奥宮正武 | 1954.8.10 1956.7.9 |
海兵58期 | 防衛研修所所員 | 航空幕僚監部付 | |
2 | 空将補 | 島田航一 | 1956.7.10 1957.7.14 |
海兵55期・ 海大38期 |
航空幕僚監部教育部長 | 臨時北部航空司令部 訓練隊長 |
航空幕僚監部付 |
3 | 陸将補 | 野尻徳雄 | 1957.7.15 1957.10.31 |
陸士41期・ 砲工38期 |
第4班長 | 第2幕僚室長 | 陸上幕僚監部所属 |
統合幕僚会議事務局第2幕僚室長 | |||||||
3 | 陸将補 | 野尻徳雄 | 1957.11.1 1958.5.1 |
陸士41期・ 砲工38期 |
第2班長 | 防衛研修所副所長 | 陸上幕僚監部所属 |
4 | 1等陸佐 陸将補 |
吉江誠一 | 1958.5.2 1960.7.31 |
陸士43期・ 陸大50期 |
陸上幕僚監部幕僚幹事 | 北部方面総監部幕僚長 | 陸上幕僚監部所属 1958.8.1 陸将補 |
5 | 陸将補 | 田中兼五郎 | 1960.8.1 1961.6.11 |
陸士44期・ 陸大54期 |
西部方面総監部幕僚副長 | 第5幕僚室長 | 1961.2.28まで 第1幕僚室長兼務 |
1961.6.12 1961.6.30 |
(本務から兼務へ) | 兼務解除 | 本務第5幕僚室長 | ||||
6 | 海将補 | 山本啓志郎 | 1961.7.1 1962.1.15 |
海兵60期 | 鹿屋教育航空隊司令 | 第3幕僚室長 | |
7 | 海将補 | 久原一利 | 1962.1.16 1963.12.15 |
海兵60期 | 第2練習隊司令 →1961.12.16 海上幕僚監部付 |
練習艦隊司令官 | |
8 | 1等陸佐 陸将補 |
堀栄三 | 1963.12.16 1966.3.14 |
陸士46期・ 陸大56期 |
外務事務官 兼1等陸佐 →1963.10.28 陸上幕僚監部第2部勤務 |
陸上幕僚監部付 →1966.3.16 退職 |
1964.1.1 陸将補 |
- | 陸将 | 吉江誠一 | 1966.3.15 | 陸士43期・ 陸大50期 |
統合幕僚会議事務局長として第2幕僚室長事務取扱 | ||
9 | 陸将補 | 中村龍平 | 1966.3.16 1969.3.16 |
陸士49期・ 陸大56期 |
東部方面総監部幕僚副長 | 第11師団長 | |
10 | 海将補 | 谷川清澄 | 1969.3.17 1969.11.30 |
海兵66期 | 第1幕僚室長 | 練習艦隊司令官 | |
- | 1等海佐 | 石榑信敏 | 1969.12.1 1969.12.31 |
海兵68期 | 海上幕僚監部調査部 調査第2課長 |
第2幕僚室長 | 第2幕僚室長心得 |
11 | 海将補 | 1970.1.1 1971.12.15 |
第2幕僚室長心得 | 練習艦隊司令官 | |||
12 | 海将補 海将 |
門脇尚一 | 1971.12.16 1974.6.30 |
海兵69期 | 第4護衛隊群司令 | 海上自衛隊第1術科学校長 | 1973.12.1 海将 |
13 | 海将補 | 清水文郎 | 1974.7.1 1976.3.31 |
海兵71期 | 呉地方総監部幕僚長 | 海上幕僚監部付 →1976.5.13 退職 |
|
14 | 陸将補 | 梅野文則 | 1976.4.1 1977.6.30 |
陸士58期 | 東北方面総監部幕僚副長 →1976.3.16 陸上幕僚監部付 |
西部方面総監部幕僚長 | |
15 | 海将補 | 辻邦雄 | 1977.7.1 1979.7.31 |
海兵74期 | 海上自衛隊幹部候補生学校副校長 | 海上幕僚監部付 →1979.9.1 海上自衛隊少年術科学校長 |
|
16 | 陸将補 | 矢部廣武 | 1979.8.1 1981.3.15 |
陸航士60期 | 陸上幕僚監部調査部長 | 陸上自衛隊北海道地区補給処長 | |
17 | 陸将補 陸将 |
五十嵐晃 | 1981.3.16 1982.6.30 |
新潟高校 | 自衛隊福岡地方連絡部長 | 第8師団長 | 1982.3.16 陸将 |
18 | 陸将補 | 鈴木英樹 | 1982.7.1 1983.3.15 |
中央大学 | 北部方面総監部幕僚副長 | 第1幕僚室長 | |
19 | 空将補 空将 |
藪中隆三 | 1983.3.16 1984.11.14 |
東京大学 | 第4幕僚室長 | 航空自衛隊幹部候補生学校長 | 1983.7.31まで 第4幕僚室長兼補 1984.7.2 空将 |
- | 海将 | 井ノ山隆也 | 1984.11.15 1984.12.2 |
海兵75期 | 統合幕僚会議事務局長として第2幕僚室長事務取扱 | ||
20 | 海将補 | 松本克彦 | 1984.12.3 1985.6.30 |
防大1期 | 航空集団司令部幕僚長 | 第5幕僚室長 | |
21 | 空将補 | 鈴木至 | 1985.7.1 1987.7.6 |
明治大学 | 北部航空警戒管制団司令 | 術科教育本部幹事 | |
22 | 海将補 | 齊藤又三郎 | 1987.7.7 1989.8.30 |
防大2期 | 第4航空群司令 | 教育航空集団司令官 | |
23 | 海将補 | 佐藤雅 | 1989.8.31 1991.6.30 |
海保大・ 海12期幹候[10] |
潜水艦隊司令部幕僚長 | 潜水艦隊司令官 | |
24 | 陸将補 | 米原光郎 | 1991.7.1 1993.3.23 |
防大6期 | 第7師団副師団長 | 陸上自衛隊調査学校長 | |
25 | 陸将補 | 樋山周造 | 1993.3.24 1994.6.30 |
防大8期 | 陸上自衛隊富士学校特科部長 | 第5師団長 | |
26 | 空将補 | 大串康夫 | 1994.7.1 1995.6.29 |
防大10期 | 航空総隊司令部防衛部長 | 航空幕僚監部人事教育部長 | |
27 | 陸将補 | 安村勇徳 | 1995.6.30 1997.1.19 |
防大10期 | 自衛隊東京地方連絡部長 | 中部方面総監部幕僚長 |
- 歴代統幕事務局2室長の前職・後職欄のうち、同事務局内からの異動については「統合幕僚会議事務局」を省略。
- 学校など正式名称に「○○自衛隊」が冠されるものの前職・後職欄における表記については、当該記載を省略(階級参照)。
脚注
- ↑ 朝日新聞 2004年 9月21日
- ↑ いわゆる次官級審議官(省名審議官)のこと。
- ↑ “防衛省における宇宙開発利用の取り組みについて (PDF)”. 防衛省 (2014年10月17日). . 2016閲覧.
- ↑ 4.0 4.1 【対北情報戦の内幕-14-2】米国の「シャッター・コントロール」に翻弄される衛星情報 Daily NK 2016年1月24日
- ↑ 【対北情報戦の内幕-14-3】米国の「シャッター・コントロール」に翻弄される衛星情報 Daily NK 2016年1月24日
- ↑ “防衛白書 2003(平成15)年度”. 防衛省. . 2016閲覧.
- ↑ 警察官僚出身の後藤田正晴が情報本部創設の条件として電波部長を警察官僚の指定席としておくことを防衛庁に飲ませた。
- ↑ 【対北情報戦の内幕-13-】 自衛隊が「工作船接近」を知りながら拉致事件を見逃した理由 Daily NK 2016年1月23日
- ↑ 1982年(昭和57年)卒(防大26期相当)
- ↑ 防大5期相当
参考文献
- 江畑謙介『情報と国家-収集・分析・評価の落とし穴』講談社(講談社現代新書)、2004年。ISBN 4061497391
- 太田文雄『「情報」と国家戦略』芙蓉書房出版、2005年。ISBN 4829503580
- 情報本部総務部『情報本部史』(平成15年度、同18年度)。行政文書
- 阿尾博政『自衛隊秘密諜報機関―青桐の戦士と呼ばれて』講談社 ISBN 9784062154635
- 塚本勝一『自衛隊の情報戦―陸幕第二部長の回想』草思社 ISBN 9784757215849
- 松本重雄『自衛隊「影の部隊」情報戦秘録』アスペクト ISBN 9784757215849
- 防衛ハンドブック2012年版(朝雲新聞社)ISBN 978-4750920337