広島電鉄宇品線

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電停・施設・接続路線
utBHF
アストラムライン↓/県庁前駅
uBHFq uABZq+lr utKRZ uBHFq
M9 紙屋町西・紙屋町東 /←本線
uBHF utKBHFe
U1 本通 本通駅
uBHF
U2 袋町
uBHF
U3 中電前
uBHF
U4 市役所前
uBHF
U5 鷹野橋
uBHF
U6 日赤病院前
uABZgl uKDSTeq
千田車庫広島電鉄本社
uBHF
U7 広電本社前
uÜST
折り返し設備(片渡り線)
uBHF
U8 御幸橋
uWBRÜCKE1
御幸橋 京橋川
uSTR uSTR+1
皆実線
uSTR
H9 皆実町六丁目
uSTRl
uABZgr+r
U9 皆実町六丁目
uBHF
U10 広大附属学校前
uBHF
U11 県病院前
uBHF
U12 宇品二丁目
uÜST
折り返し設備(片渡り線)
uBHF
U13 宇品三丁目
uBHF
U14 宇品四丁目
uBHF
U15 宇品五丁目
uBHF
U16 海岸通
uÜST
折り返し設備(片渡り線)
uSTR+l uBHFq uSTRr
U17 元宇品口
uKBHFe BOOT
U18 広島港 広島港旅客ターミナル
1930年頃(昭和初頭)の廣島市の地図 / この図では広電宇品線が旧線の位置(現在より西の通りに位置し、向宇品口から東に曲がっている)で示されている
1945年アメリカ軍作成の広島市地図 / 戦前の宇品通りルート
1945年アメリカ軍作成の広島市地図 / 戦前の宇品通りルート

宇品線(うじなせん)は、広島電鉄が保有する軌道路線である。

本線から分岐し、広島市の中心業務地区である紙屋町広島港を結ぶ路線である。鯉城通り(国道54号)・千田通り(広島県道243号広島港線)・宇品通り(国道487号)に設けられた併用軌道と、広島港付近では広島南道路および臨港道路に並行する専用軌道を走行する。

途中の広電本社前に車庫(千田車庫)があり、広電本社前始発終着となる電車も多い。宇品三丁目から宇品五丁目安全地帯が短い電停[1]があり、連接車(3両、5両編成の車両)ではドアがホームにかからない車両がある。

路線データ

  • 路線距離(営業キロ):5.7km
  • 軌間:1435mm
  • 電停数:19(起終点含む。紙屋町西・紙屋町東は同一電停として計上)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線(直流600V)

運行形態

市内線8系統のうち4系統が乗り入れる。全線を直通するのは基本的に1号線と3号線で、7号線は広電本社前折り返し、5号線は皆実町六丁目で接続する皆実線直通となっている。

このほか、「0番」の電車として、日赤病院前や広電前発着の電車(基本的に千田車庫への入出庫電車)が存在する。

歴史

  • 1912年大正元年)11月23日 紙屋町 - 鷹野橋 - 御幸橋西詰(現在の御幸橋)間が開業。当時は紙屋町 - 鷹野橋を「西塔川線」、鷹野橋 - 御幸橋西詰を「御幸橋線」と呼んでいた。
  • 1915年(大正4年)4月8日 御幸橋東詰(のちの専売局前、現在の皆実町六丁目付近) - 宇品終点(現在の海岸通付近)間が開業。現在のルートとは異なり、宇品地区西側の堤防沿いを通るルートであった(堤防下線)。御幸橋西詰 - 御幸橋東詰間は徒歩連絡。
  • 1919年(大正8年)5月25日 御幸橋電車専用橋が開通し[2]、御幸橋西詰 - 専売局前間が開業。徒歩連絡解消。
  • 1935年昭和10年)12月27日 専売局前 - 宇品終点間が廃止され、宇品通りを通る皆実町(現在の皆実町六丁目) - 向宇品口(現在の元宇品口)間の現在のルートに切り替え。
  • 1945年(昭和20年)
  • 1946年(昭和21年)1月7日 本線宇品線の直通運転を開始。
  • 1951年(昭和26年)4月1日 向宇品口 - 宇品(初代)間が開業。
  • 1958年(昭和33年)6月20日 午前ラッシュ時に宇品十三丁目(現在の宇品二丁目) - 草津(宮島線)間で直通運転開始。
  • 1967年(昭和42年)10月1日 宇品電停(2代目)移転。0.2km延長。
  • 1968年(昭和43年)6月1日 1号線宇品 - 広島駅前、2号線広島駅前 - 己斐、3号線己斐 - 宇品を循環式からピストン運行に変更。
  • 1999年平成11年)この年のダイヤ改正で1号線・3号線の午前ラッシュ時の単車の車掌乗務がなくなる。
  • 2001年(平成13年)
    • 4月10日 広島駅前 - 本通間の運賃を期間限定で120円に値下げ(当初の半年間の予定を1年間に延長し2002年(平成14年)4月9日まで実施された)。
    • 11月1日 広島大学前・向宇品口・宇品電停の名称をそれぞれ日赤病院前・元宇品口・広島港に、東西に存在した紙屋町電停の案内上の名称を紙屋町西・紙屋町東に変更。
  • 2002年(平成14年)8月31日 宇品五丁目 - 海岸通間の競輪場入口電停を廃止し、海岸通電停を0.1km宇品五丁目寄りに移転。
  • 2003年(平成15年)
    • 3月29日 広島港電停(3代目・現在の電停)移転。0.2km延長。
    • 4月20日 平日午前ラッシュ時の宮島線からの宇品二丁目行きが広島港まで延伸され、折り返し運行として広島港発宮島口行きを運行開始。
  • 2009年(平成21年)10月26日 ダイヤ改正により、平日午前ラッシュ時の宮島線からの日赤病院前行き、平日午前中の広島港発宮島口行き、平日夕方の広電前発宮島口行きが廃止となる(宮島線からの直通電車の折り返し運行は西広島までに短縮された)。
  • 2013年(平成25年)11月11日 ダイヤ改正により、平日午前ラッシュ時の宮島線から広島港までの直通電車がなくなる(宮島線からの直通運行はすべて広電前行きとなる)。


電停一覧

全電停とも広島県広島市所在。

現在

番号 電停名 駅間
キロ
営業
キロ
系統 接続路線 所在地
M9 紙屋町東 - 0.0 30px 30px 30px 30px 広島電鉄:本線
広島高速交通:アストラムライン県庁前駅
中区
紙屋町西 30px 30px 30px 30px 30px
U1 本通 0.2 0.2 30px 30px 30px 広島高速交通:アストラムライン(本通駅
U2 袋町 0.3 0.5 30px 30px 30px  
U3 中電前 0.3 0.8 30px 30px 30px  
U4 市役所前 0.3 1.1 30px 30px 30px  
U5 鷹野橋 0.4 1.5 30px 30px 30px  
U6 日赤病院前 0.2 1.7 30px 30px 30px  
U7 広電本社前 0.4 2.1 30px 30px 30px  
U8 御幸橋 0.2 2.3 30px 30px  
U9 皆実町六丁目 0.5 2.8 30px 30px 30px 広島電鉄:皆実線 南区
U10 広大附属学校前 0.3 3.2 30px 30px 30px  
U11 県病院前 0.3 3.5 30px 30px 30px  
U12 宇品二丁目 0.3 3.8 30px 30px 30px  
U13 宇品三丁目 0.2 4.0 30px 30px 30px  
U14 宇品四丁目 0.4 4.4 30px 30px 30px  
U15 宇品五丁目 0.2 4.7 30px 30px 30px  
U16 海岸通 0.5 5.1 30px 30px 30px  
U17 元宇品口 0.3 5.4 30px 30px 30px  
U18 広島港(宇品) 0.5 5.9 30px 30px 30px  

旧線時代

すべて名称は開業時のもの

(御幸橋まで省略) 御幸橋 - 御幸橋(東詰) - 糧秣支廠北裏門 - 糧秣支廠西裏門 - 西土手五丁目 - 向宇品口 - 御幸松 - 宇品

脚注

  1. 広島電鉄では路面電車は「電停」と呼称し、鉄道線である宮島線は「駅」と呼称。
  2. 広島電鉄. “広電100年のあゆみ”. . 2012閲覧.

参考文献

  • 長船友則著『広電が走る町 今昔』(JTBパブリッシング) ISBN 4-533-05986-4

関連項目

外部リンク

テンプレート:広島電鉄の路線