広島呉道路
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広島呉道路(ひろしまくれどうろ)は、広島県広島市南区から広島県呉市に至る地域高規格道路(一般国道31号バイパス)である。クレアラインの愛称の他、広呉道の略称を持つ[1]。西日本高速道路が一般有料道路として管理している。高速道路ナンバリング(高速道路等路線番号)ではE31が割り振られている。
自動車専用道路であるため、125 cc以下の自動二輪車・原動機付自転車などは通行不可。
概要
歴史
- 1970年8月28日 : 1期工事開始[5]
- 1971年11月15日 : 2期工事開始[6]
- 1974年5月15日 : 1期工事終了[7]
- 1974年5月29日 : 仁保IC - 坂IC開通、回数券販売開始[8]
- 1989年4月20日 : 天応IC - 呉IC開通[9]
- 1996年8月30日 : 全線開通[10]、坂ICを坂北ICに、天応ICを天応東ICに改称
- 1998年3月19日 : 工事終了[11]
- 2008年8月31日 : 回数券の販売終了
- 2008年9月1日 : ETCレーン供用開始[12]
- 2009年1月31日 : 回数券の利用終了
- 2010年4月26日 : 広島高速2号線仁保出入口供用開始に伴い、仁保IC廃止
- 2010年6月28日 : 高速道路無料化実験路線指定により通行料金無料となる(2011年6月20日から一時休止)。
インターチェンジなど
- IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。未開通区間の名称は仮称。
- 各施設の位置は上り線と下り線で異なることがあるので留意のこと。
- (数字)は、他路線の番号。<数字>は、予定番号。
- 英略字は以下の項目を示す。
IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 仁保から (km) |
BS | 備考 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 仁保IC | 広島県道86号翠町仁保線 | 0.0 | 広島高速2号線仁保出入口供用に伴い廃止 | 広島県 | 広島市南区 | |
1-1 | 仁保JCT | 26px 広島高速3号線 26px 広島高速2号線 海田大橋 |
海田大橋→広島呉道路呉方面、広島呉道路広島方面→海田大橋各方面は通行不可 | ||||
- | 広島大橋 | ||||||
- | 坂PA/坂TB | 坂PAは、広島方面のみ停車可 | 安芸郡坂町 | ||||
- | 横浜TN | ||||||
2-1 | 坂北IC | 国道31号 | 3.4 | 広島方面入口、呉方面出口のみ。 | |||
2-2 | 坂南IC | 国道31号 | 3.9 | 呉方面入口、広島方面出口のみ。 | |||
- | 小屋浦TN | ||||||
- | 天応TN | ||||||
3-1 | 天応西IC | 国道31号 広島県道66号呉環状線 |
9.5 | 広島方面入口、呉方面出口のみ | 呉市 | ||
3-2 | 天応東IC/天応TB | 国道31号 広島県道66号呉環状線 |
10.1 | 呉方面入口、広島方面出口のみ。 | |||
- | 吉浦TN | ||||||
- | 呉TN | ||||||
4 | 呉IC | 呉市道を介して国道31号、国道185号 | 15.9 | 呉駅近く。 |
通行料金
下表は定価料金である。
料金所 | 料金区間 | 軽自動車等 | 普通車 | 中型車 | 大型車 | 特大車 |
---|---|---|---|---|---|---|
坂本線 | 仁保 - 坂北・坂南 | 150円 | 200円 | 250円 | 350円 | 600円 |
天応本線 | 坂北・坂南 - 呉 | 550円 | 700円 | 700円 | 1,050円 | 1,900円 |
天応西 | 坂南 - 天応西 | 300円 | 350円 | 350円 | 550円 | 950円 |
天応東 | 天応東 - 呉 | 300円 | 350円 | 350円 | 550円 | 950円 |
- 通行料金は区間制を採用しているが、通行券は発行せず、一律の料金を収受する単純支払い方式である。途中に設置されているインターチェンジは全てハーフインターチェンジで、これを本線料金所で挟むことによって、通行区間の料金のみ収受出来るためである。全線利用の場合、坂本線料金所と天応本線料金所の2ヶ所での支払いとなる。
- 広島呉道路と仁保方面のアクセスは、それまでの仁保IC(廃止)に代わり、広島高速2号線仁保出入口 - 仁保JCT経由で出入りすることとなった。この場合、広島高速2号線『仁保出入口 - 仁保JCT』間の料金は発生しない。
- 2010年6月28日から、当初は翌年3月末までの予定で無料化社会実験を実施していた[13]。期間は当初予定より延期されたが、東日本大震災の影響で2011年6月19日で一時休止になっている[14][15]。
ETC割引
2008年9月1日のETCレーン運用開始に伴い、以下の割引が開始された。
通勤割引は、2009年3月28日から導入された。広島呉道路内を途中流出せずに連続利用する場合や、山陽自動車道と乗り継ぐ場合は、回数制限の特例がある。同時に、深夜割引の割引率拡充(30%→50%)および下記の割引が開始された。
休日特別割引については、導入当初は他の道路との乗継特例がなかったため50%引きのみであったが、広島高速2号線開通により2010年4月29日から乗継特例が開始され、山陽自動車道と合算して上限1,000円になる(山陽道側の指定料金所が都市高速広島東料金所であるため、一般道経由の場合は対象外。広島高速の料金は別途必要。)。
道路管理者
交通量
24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 | 平成27(2015)年度 |
---|---|---|---|
仁保JCT - 坂北IC | 20,582 | 33,896 | 17,978 |
坂北IC - 坂南IC | 8,505 | 23,180 | 12,306 |
坂南IC - 天応西IC | 9,400 | 28,299 | 13,305 |
天応西IC - 天応東IC | 8,729 | 24,281 | 12,169 |
天応東IC - 呉IC | 8,899 | 25,777 | 13,008 |
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
- 平成22年度の調査において、全線で高速道路無料化社会実験が行われていた。
脚注
- ↑ 国土交通省道路局 愛媛県東予を震源とする地震について広呉道の略称が用いられている一例
- ↑ 2.0 2.1 2.2 JH日本道路公団「日本道路公団(JH)年報(平成15年版)」、2003年11月
- ↑ 呉市 広島呉道路
- ↑ 西日本高速道路株式会社「高速道路の料金の額及び徴収期間の変更公告」、2014年(平成26年)3月31日
- ↑ 1970年(昭和45年)8月27日日本道路公団公告第36号「工事開始公告」
- ↑ 1971年(昭和46年)11月15日日本道路公団公告第62号「広島呉道路(二期)工事開始公告」
- ↑ 1974年(昭和49年)5月14日日本道路公団公告第27号「広島呉道路(一期)工事完了公告」
- ↑ 1974年(昭和49年)5月27日日本道路公団公告第35号「有料道路「広島呉道路」の料金の額及び徴収期間の公告」
- ↑ 1989年(平成元年)3月30日日本道路公団公告第18号「有料道路「広島呉道路」の料金の額及び徴収期間の変更公告」
- ↑ 1996年(平成8年)8月8日日本道路公団公告第42号「有料道路「広島呉道路」の料金の額及び徴収期間の変更公告」
- ↑ 1998年(平成10年)3月18日日本道路公団公告第20号「有料道路「広島呉道路」工事完了公告」
- ↑ 広島呉道路(クレアライン)でETCの運用を開始します2008年8月4日
- ↑ 広島呉道路(クレアライン)の無料化社会実験について - 呉市
- ↑ 論点2011ひろしま:高速道休日1000円、無料化実験19日終了 - 広島 - 毎日jp(毎日新聞)
- ↑ 追跡2011ひろしま:広島呉道路無料化終了の影響は… - 広島 - 毎日jp(毎日新聞)