広島メイプルレッズ
テンプレート:ハンドボールチーム 広島メイプルレッズ(ひろしまメイプルレッズ、英: Hiroshima Maple Reds)は、広島県広島市の女子ハンドボールチーム。日本ハンドボールリーグ所属。特定非営利活動法人広島女子スポーツクラブが運営。本項では前身のイズミハンドボール部についても記述する。
Contents
概要
国籍 | 日本 |
---|---|
格付 | NPO法人 |
専門分野 | 教育系(文化、芸術又はスポーツの振興) |
設立日 | 2001年7月1日 |
代表者 | 山西泰明(イズミ社長) |
主な事業 | ハンドボールチームの運営 |
郵便番号 | 730-0029 |
事務所 |
広島市中区三川町10番11号 (ゼネラル興産内) |
外部リンク | www.maplereds.net |
1993年7月に「イズミハンドボール部」として創部、2001年に現在の「広島メイプルレッズ」に。
チーム名の「メイプルレッズ」は広島県の県木であるもみじ(メイプル)の紅葉に由来し、赤色は同時にチームの闘争心を表している。チームマスコットはもみじをモチーフとした「メイプルちゃん」。
主な試合会場は広島市内の中区スポーツセンター・東区スポーツセンター、練習場は西区のひろぎんの森体育館を中心に行っている。
1998年から2004年までの7年連続リーグ優勝という「リーグ最多連続優勝記録」を持つ、日本でも有数の強豪女子ハンドボールクラブである。
歴史
1992年に第51回国民体育大会(ひろしま国体)の開催に向けて、広島県体育協会から広島県ハンドボール協会の山下会長に実業団ハンドボールチームの設立を提案したところ、山下会長が親交のあるイズミの山西義政会長、山西泰明社長に新チームの話を持ち掛けた。イズミ側が広島県で行われた日本リーグを観戦したところ、スリリングで熱狂的に応援できるスポーツだという認識を持ち、ハンドボール部の活動を通じて社内が活性化することを期待して創部することが決まった[1]。
1993年4月に筑波大学で主将を務めた、地元出身の長久直子がハンドボール選手として入社し、同年7月にチームが発足。その後ジャスコで活躍した小林ゆり子やバルセロナ五輪で金メダルを獲得した元韓国代表の林五卿が加入した[1]。
1994年から日本ハンドボールリーグに参加。橋詰とね、青戸あかね、杉本絵美、大前典子らの活躍で、1996年シーズンにリーグ1位、翌年1月のプレーオフにも勝ち進み、創部3年目にして初優勝、その後リーグでは1998年シーズンから3年連続優勝する。また全日本総合ハンドボール選手権大会では1997年に初優勝し、その後1999年から2年連続優勝を飾る。
しかし21世紀に入り、日本のスポーツ界をリードしてきた企業チームの廃部、部活動縮小など大きな変化が現れる中で、「イズミハンドボール部の火を消すな」という気運が高まり、2001年イズミをメインスポンサーとするクラブチームへ移行。23社の企業と500人のサポーターが共同出資し、2002年9月、NPO法人広島女子スポーツクラブ「広島メイプルレッズ」が設立された[2][3]。
日本リーグ参加チームとしては選手は少数ではあったが、監督兼選手に林五卿、コーチ兼選手に呉成玉を擁し、主力もほぼ引き続き在籍。2004年にはリーグ6連覇、全日本実業団・全日本総合・国体も制覇し、女子では1978年ぶり3チーム目の4冠を達成した[4]。翌2005年もリーグ優勝し7連覇のリーグ記録を更新した。
選手・スタッフ
現役選手
# | 国 | Pos. | 選手名 | 年齢 | 出身校 | 備考 | |
1 | GK | 中村桃子 | 29歳 | 東京女子体育大学 | 背番号「16」→「1」 | ||
2 | PV | 角屋里帆 (副主将) | 33歳 | 東京女子体育大学 | |||
3 | LW | 石川紗衣 | 29歳 | 東京女子体育大学 | |||
4 | LW | 村田貴世 | 33歳 | 大阪体育大学 | |||
5 | CB | 眞継麻礼 (副主将) | 32歳 | 大阪教育大学 | 日本代表候補 (2018) | ||
6 | PV | 堀川真奈 | 30歳 | 大阪教育大学 | 日本代表 (JAPAN CUP) | ||
8 | LB | 三田未稀 | 29歳 | 東京女子体育大学 | |||
9 | RW | 門谷舞 () | 33歳 | 東京女子体育大学 | |||
11 | LW | 石田紗貴 | 34歳 | 富士大学 | |||
12 | GK | 板野陽 | 31歳 | 大阪教育大学 | 日本代表 (JAPAN CUP / AG) | ||
○ | 14 | PV | 井内理絵 | 25歳 | 岩国商業高校 | 2018年加入 (2017年度) | |
○ | 16 | GK | 狩野弥生 | 28歳 | 大阪教育大学 | 2018年度加入 | |
○ | 17 | RW | 三橋未来 | 28歳 | 東京女子体育大学 | 2018年加入 (2017年度) | |
○ | 19 | LB | 木村有沙 | 29歳 | 大阪体育大学 | 2018年加入 (2017年度) | |
○ | 20 | LB | 田渕美沙 | 24歳 | 華陵高校 | 2018年加入 (2017年度) | |
○ | 21 | PV | 近藤万春 | 28歳 | 大阪体育大学 | 2018年加入 (2017年度) | |
2018年5月11日更新[5] / ○は新人、△は移籍、□は復帰 |
スタッフ
役職 | 氏名 |
オーナー | 山西泰明 |
GM | 三家本達也 |
部長 | 山本一 |
副部長 | 吉近充洋 |
監督 | 中山剛 |
コーチ | 大前典子 |
コーチ | 高森妙子 |
トレーナー | 山本幸野 |
トレーナー | 大段淳義 |
トレーナー | 大畑祐作 |
2018年5月11日更新[5] |
歴代監督
年 | 監督 |
---|---|
1994年 - 1996年 | 松本義樹 |
1996年 - 2008年 | 林五卿 |
2008年 - 2011年 | 呉龍基 |
2011年 - 2015年 | 呉成玉 |
2015年 - 2018年 | 金明恵 |
2018年 - | 中山剛 |
成績
赤字は最下位。
日本ハンドボールリーグ
年 | 順位 | レギュラーシーズン | 東アジア クラブ選手権 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
順位 | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | |||
イズミハンドボール部 | |||||||||
1994-95 | 1位 (2部) | 9 | 7 | 0 | 2 | 228 | 184 | ||
1995-96 | 3位 | 3位 | 14 | 7 | 1 | 6 | 337 | 357 | |
1996-97 | 優勝 | 1位 | 14 | 12 | 1 | 1 | 430 | 358 | |
1997-98 | 4位 | 14 | 7 | 1 | 6 | 388 | 375 | ||
1998-99 | 優勝 | 1位 | 14 | 12 | 0 | 2 | 414 | 356 | |
1999-00 | 優勝 | 1位 | 11 | 10 | 0 | 1 | 358 | 246 | |
2000-01 | 優勝 | 1位 | 16 | 15 | 0 | 1 | 401 | 288 | |
広島メイプルレッズ | |||||||||
2001-02 | 優勝 | 1位 | 16 | 13 | 0 | 3 | 457 | 366 | |
2002-03 | 優勝 | 1位 | 15 | 13 | 1 | 1 | 419 | 342 | |
2003-04 | 優勝 | 1位 | 15 | 14 | 0 | 1 | 450 | 344 | 3位 |
2004-05 | 優勝 | 1位 | 12 | 10 | 0 | 2 | 353 | 294 | 優勝 |
2005-06 | 2位 | 2位 | 12 | 9 | 0 | 3 | 369 | 307 | 4位 |
2006-07 | 2位 | 2位 | 15 | 10 | 1 | 4 | 446 | 385 | - |
2007-08 | 4位 | 15 | 6 | 1 | 8 | 411 | 404 | - | |
2008-09 | 4位 | 15 | 5 | 1 | 9 | 362 | 390 | - | |
2009-10 | 4位 | 15 | 5 | 0 | 10 | 368 | 424 | - | |
2010-11 | 3位 | 3位 | 15 | 9 | 2 | 4 | 441 | 340 | - |
2011-12 | 4位 | 15 | 7 | 3 | 5 | 386 | 326 | - | |
2012-13 | 2位 | 3位 | 15 | 11 | 1 | 3 | 425 | 331 | - |
2013-14 | 3位 | 2位 | 18 | 14 | 1 | 3 | 524 | 388 | - |
2014-15 | 3位 | 3位 | 18 | 13 | 0 | 5 | 466 | 356 | - |
2015-16 | 4位 | 4位 | 12 | 5 | 0 | 7 | 235 | 234 | - |
2016-17 | 2位 | 3位 | 18 | 10 | 1 | 7 | 386 | 367 | - |
2017-18 | 2位 | 2位 | 24 | 20 | 1 | 3 | 598 | 472 | - |
大会・選手権
年 | 日本選手権 | 社会人選手権 | 国民体育大会 |
---|---|---|---|
イズミハンドボール部 | |||
1994年 | - | - | 5位 |
1995年 | - | 6位 | 5位 |
1996年 | 3位 | 3位 | 4位 |
1997年 | 優勝 | 3位 | - |
1998年 | 3位 | 優勝 | 5位 |
1999年 | 優勝 | 優勝 | - |
2000年 | 優勝 | 3位 | 5位 |
広島メイプルレッズ | |||
2001年 | 優勝 | 優勝 | - |
2002年 | 優勝 | 優勝 | - |
2003年 | 優勝 | 優勝 | 優勝 |
2004年 | 優勝 | 優勝 | 3位 |
2005年 | 準優勝 | 優勝 | 4位 |
2006年 | ベスト4 | 4位 | 5位 |
2007年 | 準優勝 | 4位 | 4位 |
2008年 | 準々決勝敗退 | 5位 | 4位 |
2009年 | ベスト4 | 5位 | 3位 |
2010年 | ベスト4 | 5位 | 準優勝 |
2011年 | ベスト4 | 3位 | 3位 |
2012年 | ベスト4 | 優勝 | 4位 |
2013年 | ベスト4 | 3位 | 4位 |
2014年 | ベスト4 | 3位 | 4位 |
2015年 | ベスト4 | 5位 | 4位 |
2016年 | 準々決勝敗退 | 準優勝 | 3位 |
2017年 | ベスト4 | 4位 | 3位 |
2018年 | 4位 |
ユニフォームサプライヤー
年度 | サプライヤー | スポンサー | |
---|---|---|---|
胸 | 胸下部 | ||
2009年 | アシックス | ※番号 | オタフク |
2010年 | |||
2011年 | |||
2012年 | オタフク you me | ||
2013年 | |||
2014年 | オタフク | you me | |
2015年 | you me | オタフク | |
2016年 | |||
2017年 |
関連項目
- 広島ハンドボール応援プログラム HAND'S TWO HANDS(広島FM)
- 日本のスポーツチーム一覧
- トップス広島(異競技間交流ネットワーク)
脚注
- ↑ 1.0 1.1 機関誌 - No.342 1994年6月号 日本ハンドボール協会
- ↑ 中国新聞(Internet Archive) (2001年6月19日). “ハンドのイズミ、「広島メイプルレッズ」に”. 2001年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2009閲覧.
- ↑ 中国新聞(Internet Archive) (2002年5月18日). “メイプルレッズがNPO法人申請”. 2002年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2009閲覧.
- ↑ 中国新聞(Internet Archive) (2004年3月22日). “メイプル、史上初の6連覇 4冠達成”. 2004年4月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2009閲覧.
- ↑ 5.0 5.1 2018プロフィール 広島メイプルレッズ
外部リンク
- 広島メイプルレッズ (公式サイト)
- リーグチーム紹介 - 日本ハンドボールリーグ (公式サイト)
- 広島メイプルレッズ公式ブログ - Yahoo!ブログ
獲得タイトル |
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