幸手駅
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幸手駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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幸手駅(さってえき)は、埼玉県幸手市中一丁目にある、東武鉄道日光線の駅である。駅番号はTN 02。
年表
- 1929年(昭和4年)4月1日 - 開業。
- 1986年(昭和61年)8月26日 - 杉戸高野台駅・南栗橋駅開業に伴い当駅始発列車の設定と待避線を廃止。[1]
- 2003年(平成15年)3月19日 - 営団(現・東京メトロ)日比谷線・半蔵門線・東急田園都市線直通運転列車の停車開始。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)11月30日 - 定期券・回数券うりば営業終了。
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)3月17日 - 駅ナンバリングが導入される。当駅はTN 02の番号が付与された。
- 2017年(平成29年)3月4日 - 橋上化工事に伴い既存駅舎使用中止。仮設駅舎使用開始。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。駅舎は開設当時のままの平屋建てで東側の地上(上り線側)にある。現時点では西口はないが駅舎の橋上化と自由通路の設置、西口駅前広場の整備が計画されており、平成31年3月の完成を予定している[2]。平成29年に仮設駅舎が浅草寄りに完成し前述の駅舎は撤去された。
自動体外式除細動器 (AED) と自動改札機が設置されている。
かつての改札口横には幸手市の特産物を展示したディスプレイが設置されていたが、仮設駅舎使用開始と同時に撤去された。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
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1 | 東武スカイツリーライン | 東武動物公園・北千住・とうきょうスカイツリー・浅草・ 日比谷線 中目黒・Z 半蔵門線 渋谷・ DT 東急田園都市線 中央林間方面 |
2 | 日光線 | 南栗橋・新栃木・東武日光・ 鬼怒川線 鬼怒川温泉方面 |
- 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。本来当駅は日光線の途中駅であるが、南栗橋駅までの区間が実質的に東武スカイツリーライン系統の延長線上として扱われているため、上り浅草方面は便宜上直通先の名称で案内されている。
付記
- 日比谷線直通列車は南栗橋発中目黒行の毎日1本のみ設定されていたが、2013年3月16日のダイヤ改正で直通列車が増えた。その一方で、2017年4月21日のダイヤ改正以降、当駅からの列車は次の南栗橋止まりに統一され、栗橋・新栃木方面へ向かう直通列車は全廃になった。
- 2017年4月21日以降、特急は全列車通過するが、同年4月20日までは平日ダイヤの浅草発南栗橋行「きりふり」285号)のみ停車していた。なお、当該列車における春日部駅以北での乗車時の特例のため、当駅で乗車する際の特急券は不要であった。
- 南栗橋と杉戸高野台の両駅が開業するまでは2面3線の形態だった。1番線が上り本線で本屋側、2・3番線が島式ホームで、2番線は中線扱いとして当駅折り返し列車と上り・下り列車の特急通過待ちに使用し、2番線の反対側を下り本線の3番線として使用していた。下り快速が中線(2番線)に運転停車(ドア非開閉)し、特急が下り本線を通過する光景も見られた。また、旧3番線のさらに西側には貨物用側線も存在し、平日の朝、北春日部から回送されてきた増結用8000系4両編成の解結作業も行われていた。跡地は雑草だらけで、架線柱の位置は2面3線時代の面影を残している。さらに、栗橋方の下り本線上で当駅止まりの列車は折り返し、上り本線または中線へ転線したのち、上り始発列車として出発していた。
- 2009年3月にピクトグラムを用いた駅構内の案内板を新設・更新し、ホームにあった吊り下げ式の駅名標に変わり、路線図・所要時間と一体型になった案内板が設置された[3]。
利用状況
2017年度の一日平均乗降人員は14,003人である[4]。日光線の中間駅では第1位。
近年の一日平均乗降・乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 一日平均 乗降人員[6] |
一日平均 乗車人員 |
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1998年(平成10年) | 18,644 | |
1999年(平成11年) | 18,025 | |
2000年(平成12年) | 17,627 | 8,854 |
2001年(平成13年) | 17,215 | |
2002年(平成14年) | 16,568 | |
2003年(平成15年) | 15,927 | |
2004年(平成16年) | 15,450 | |
2005年(平成17年) | 15,247 | 7,578 |
2006年(平成18年) | 15,000 | |
2007年(平成19年) | 14,824 | |
2008年(平成20年) | 14,875 | |
2009年(平成21年) | 14,732 | |
2010年(平成22年) | 14,461 | 7,233 |
2011年(平成23年) | 14,299 | |
2012年(平成24年) | 14,438 | |
2013年(平成25年) | 14,674 | |
2014年(平成26年) | 14,553 | |
2015年(平成27年) | 14,448 | |
2016年(平成28年) | 14,082 | |
2017年(平成29年) | 14,003 |
駅周辺
駅前再開発事業が行われている。
- 埼玉県警察幸手警察署 幸手駅前交番
- 幸手保健所
- 幸手郵便局
- 幸手中郵便局
- 埼玉りそな銀行 幸手支店
- 武蔵野銀行 幸手支店
- 栃木銀行 幸手支店
- 埼玉縣信用金庫 幸手支店
- 秋谷病院
- 日本保健医療大学
- 埼玉県立幸手桜高等学校
- 幸手市立幸手中学校
- エムズタウン幸手
- 幸手北モール
- ケーズデンキ 幸手店
- ジョイフル本田 幸手店(杉戸高野台駅とのほぼ中間)
- 岸本家住宅主屋(国の登録有形文化財)- 2011年よりカフェとして営業
- 牛村病院 - 蘭学者の秋間祐輔魯斉が江戸中期に開業し、200年以上続いている[7][8]
バス路線
乗り場 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 | 出典 |
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幸手駅 | 東武団地・幸手団地 | 杉戸高野台駅 | 朝日自動車 (久喜営業所) |
[9] | |
日本保健医療大学北キャンパス・東武団地・幸手団地 | 平日のみ運転 | ||||
東武団地・日本保健医療大学南キャンパス・幸手団地 | 平日のみ運転 | ||||
権現堂・辰堂 | 五霞町役場前 | 朝日自動車 (境営業所) |
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権現堂 | 辰堂 | 平日のみ運転 |
上記のほか、1996年(平成8年)から2016年(平成28年)までの間は幸手市内循環バスが運行され幸手駅に乗り入れていた。
付記
- 幸手駅前交番の隣に「東武鉄道日光線開通記念碑」が建立されている。
- 当駅ではパークアンドライドを実施しており、当駅の改札機で入・出場したPASMO・Suicaを駐車料金精算機にタッチすると駐車料金が割引となる。
- 幸手城は、現在の幸手駅の場所とほぼ同じ位置に存在していたが、遺構は残っていない。
隣の駅
脚注
- ↑ 交通公社の時刻表1987年4月号(復刻版)によれば、当駅止まりの列車は設定が残っていた。
- ↑ “幸手駅橋上化及び自由通路の整備計画について”. 幸手市. . 2016閲覧.
- ↑ 同時期に伊勢崎線(せんげん台 - 久喜間〈一部駅除く〉)や日光線(杉戸高野台 - 南栗橋間)、野田線(大宮・春日部・柏)などでも同様に更新作業が行われた。その後、同年6月6日に実施された伊勢崎線・日光線のダイヤ改正時より時刻表のデザインが一新された。
- ↑ 駅情報(乗降人員) - 東武鉄道
- ↑ 埼玉県統計年鑑
- ↑ 関東交通広告協議会レポート
- ↑ 牛村病院『大日本博覧図』(明治25年12月 東京精行社刊), p38-39
- ↑ 友達の輪114 牛村病院タウンプレスよみうり、2000年5月28日
- ↑ 朝日自動車 路線図 2017年4月8日閲覧