市貝町
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市貝町(いちかいまち)は、芳賀郡に属し[1]、栃木県南東部に位置する町。
1954年(昭和29年)5月3日に市羽村を小貝村が合併して「市貝村」として発足し、1972年(昭和47年)1月1日に町制施行して「市貝町」となった[1]。
通勤率は、宇都宮市へ20.9%、真岡市へ11.4%、芳賀町へ10.8%(いずれも平成22年国勢調査)。
Contents
地理
- 山:御岳山(伊許山)、観音山
- 河川:小貝川
隣接する自治体
歴史
町名の由来
町名は、市貝町の前身である市貝村が市羽村と小貝村の合併により成立した際に旧村名から一文字ずつ取られて命名されたことによる。また、旧市羽村の名も市塙村と赤羽村から取られたものである。
年表
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行。
- 1920年(大正9年)12月15日 - 真岡軽便線(現在の真岡線)七井駅 - 茂木駅間が開業。
- 1954年(昭和29年)5月3日 - 市羽村・小貝村が合併し市貝村が発足[1]。
- 1963年(昭和38年)4月1日 - 国道123号が制定。
- 1972年(昭和47年)1月1日 - 市貝村が町制施行し市貝町となる[1]。
- 2011年(平成23年)3月11日 - 午後2時46分、東北地方太平洋沖地震が発生。震度6強を観測した。3名が負傷したが、幸い死者はでなかった。のちに災害救助法が適用された。
行政区域変遷
- 変遷の年表
市貝町町域の変遷(年表) | ||
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年 | 月日 | 現市貝町町域に関連する行政区域変遷 |
1889年(明治22年) | 4月1日 | 町村制施行により、以下の町村が発足。[2][3] |
1954年(昭和29年) | 5月3日 | 市羽村・小貝村が合併して市貝村が発足。 |
1972年(昭和47年) | 1月1日 | 市貝村が町制施行し市貝町になる。 |
- 変遷表
市貝町町域の変遷表 | ||||||||
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1868年 以前 |
明治元年 - 明治22年 | 明治22年 4月1日 |
明治22年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | |||
市塙村 | 市羽村 | 昭和29年5月3日 市貝村 |
昭和47年1月1日 町制 |
市貝町 | 市貝町 | |||
赤羽村 | ||||||||
上根村 | ||||||||
多田羅村 | ||||||||
石下村 | ||||||||
笹原田村 | ||||||||
椎谷村 | 小貝村 | |||||||
文谷村 | ||||||||
田野辺村 | 明治7年 田野辺村 | |||||||
別府村 | ||||||||
杉山村 | ||||||||
大谷津村 | ||||||||
続谷村 | ||||||||
苅生田村 | ||||||||
羽仏村 | ||||||||
塩田村 | ||||||||
見上村 | ||||||||
竹ノ内村 |
人口
市貝町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
行政
- 町長:入野正明(2009年11月22日-)
地域
町名一覧
- 大字赤羽(あかばね)
- 大字石下(いしおろし)
- 大字市塙(いちはな)
- 大字大谷津(おおやつ)
- 大字上根(かみね)
- 大字刈生田(かりうだ)
- 大字笹原田(ささはらだ)
- 大字塩田(しおだ)
- 大字椎谷(しゅうがい)
- 大字杉山(すぎやま)
- 大字竹内(たけうち)
- 大字多田羅(たたら)
- 大字田野辺(たのべ)
- 大字続谷(つづきや)
- 大字羽仏(はぶつ)
- 大字文谷(ふみや)
- 大字見上(みあげ)
教育
中学校
小学校
- 市貝町立赤羽小学校
- 市貝町立市貝小学校
- 市貝町立小貝小学校
通信
郵便
郵便番号は「321-34xx」が該当する。集配局は町内全域が市貝郵便局の管轄となる。
郵便局
- 市貝郵便局(07082)
- 小貝郵便局(07142)
- 赤羽郵便局(07222)
電話番号
町内全域が真岡MAの管轄となり、市外局番は「0285」。収容局は以下のビルが該当し、市内局番は以下の通り。
- 市貝局:67、68
交通
鉄道
路線バス
下線部が市貝町内の区間。
道路
道の駅
- 道の駅サシバの里いちかい(2014年4月開所)
産業
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 真岡鐵道
- 町の代表駅である市塙駅と隣駅の多田羅駅にSLもおかが停車する。
- 市貝町芝ざくら公園
- 北関東自動車道の宇都宮上三川ICまたは真岡ICからそれぞれ約45分。駐車料金は普通車で500円だが、入場料は無料。毎年4月中旬から5月上旬まで「芝ざくら祭り」が開催される。
- 芳那の水晶湖
- 2000年(平成12年)に竣工した人造湖。芝ざくら公園に隣接する。
- サシバの繁殖地[5]
- 2000年代に入ってから、市貝町北部の水田の多い丘陵地帯が絶滅危惧種の渡り鳥・サシバの日本有数の飛来地となっていることが判明[6]し、保全活動及び「サシバの里」としての町おこしを行っている[7]。2011年(平成23年)には「サシバの里」を商標登録し、[8]2014年に開設された道の駅には「サシバの里いちかい」の名前が付けられている。
出身有名人
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 山口恵一郎 『日本地名辞典 市町村編』 東京堂出版、1980年10月。ISBN 978-4490101355
- ↑ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 9 栃木県』、角川書店、1984年 ISBN 4040010906より
- ↑ 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より
- ↑ 市塙黒田烏山線 - 那須烏山市 2014年5月2日閲覧。
- ↑ 憩い・楽しむ|市貝町 わが街いいトコ!!|栃木県|地域情報サイト「CityDO!」 2014年5月2日閲覧。
- ↑ [1]『サシバ Butastur indicus の生息環境について』百瀬浩(中央農研・鳥獣害研究室)、2016年6月29日閲覧
- ↑ 東京新聞:絶滅危惧種のタカサシバで町おこし 市貝町 新設「道の駅」で常設展:栃木(TOKYO Web) 2014年5月2日閲覧。
- ↑ 市貝町のあゆみ2016年6月29日閲覧。
外部リンク
典拠レコード: